つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2003年10月28日(火) 「MON-ZEN」

ツ○ヤをウロウロしていた時にふと目に付き、いつか借りてみようと思っていた作品。見たのは随分前だけどね、えへへ(^^;)。
元々単館上映ものが好きで、中学&高校時代はよくかなぴんと一緒に単館ものの怪しげな映画を観に行っておりました(笑)。
最近では単館ものもすっかりメジャーな扱いをされるようになり、いいのか悪いのかって感じもありますが、観られる映画の選択肢が広がることは、非常によいことだと思います。

というわけで、あらすじ。
ドイツ人の兄弟ウーヴェとグスタフ。
ウーヴェはキッチンセールスマン。システムキッチンを売っているが、仕事仕事で家庭を顧みなかったために、ある日妻子に家出されてしまう。
悲しみに暮れたウーヴェは、風水カウンセラーをしている弟グスタフの家に転がり込む。そして、果ては弟の長年の夢であった「日本に行って禅寺(石川県の門前)で修行」に同行することに。
ところがどっこい、日本に来たことなどなく、当然日本語の話せない二人は、夜遊びに出た先で災難に見舞われ、無一文で路頭を彷徨うことになる。
日本在住のドイツ人に助けられ、バイト先を紹介してもらうものの、門前への道は遠く険しそう・・・。

とまぁ、こんな感じ。
まるでドキュメンタリーのように淡々と進んでいきますが、一応コメディなんだそうです。ジャーマンコメディですね。
しかし、コメディなのに、非常に固いです。アメリカ人辺りにはわからなそうなコメディ(←極端な例)。ただ、なんというか、じわじわと笑えるトコロはありますが、そもそも「なんで警察に行かないのだろうか??」っつー素朴な疑問があるわけで・・・。金をバーで搾り取られたりした時に、警察に行けばいいのにいかない。ATMにカードを飲まれたときも、そのまんま。いくら言葉が分からない異国の地とはいえ、あそこまで無防備になにもしないなんてことはあるのだろうか?いや、むしろ日本人だったらあのくらい危機感なくフラフラしてるのも納得なんだけどさ。
でも、無事に門前の禅寺についた後は、修行のドキュメントみたいなんだけども、過酷な修行(荒行?)を繰り返すうちに、2人の心の中にそれぞれ「思うところ」が生まれ、解決されていっているのが分かります。2人の間にあったわだかまりやコンプレックスも消化されていくしね。
特に、弟の方には修行に来たかった大きな理由があって、それは最後の最後に明かされるんだけど、その一言が出た瞬間に





・・・・・ほぉ〜〜〜〜




という気になりました。
そういう意味では、オチで、一気にグダグダ感がちょっとあるこの映画が、キュッとしまったように思えます。


実はちょっと前から座禅をしてみたいと思っていたワシですが、これを気に行ってみようかな〜と思いました。幸い、近所には寺も神社もてんこ盛りでありますから(^^;)
でも、座禅って、深夜から早朝にかけて行われるんだよね・・・。
さ・・・寒そう・・・(←この時点で失格か!?)


大袈裟でかつ抱腹絶倒のコメディを期待してると、ちょっと肩透かしをくらったような感じを受けるかもしれませんが、そういうもんだと思ってみると、それなりに面白いかもしれません。
コメディというよりは、いっそのこと本当に「ドキュメンタリー」と思って見てしまうという手も!(ドキュメントじゃないですけどね)


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