| 2003年08月19日(火) |
いや〜、すごいねぇ・・・。 |
最近ちょっと気になることがあって、盗作とかパクリとかってものが世の中でどう認知されているのかということをネット上で調べていたのですが、いや〜、すごい(^^;)
漫画の目トレス(資料を横に置いて、目で見ながら自分の原稿を描く)なんてもう当たり前というか、それが可愛く思えるほどすごいものが世の中にはあるものなのですね・・・。
数年前に「沈黙の艦○」っちゅー漫画に出てくる艦隊の絵が、とある写真家の撮った写真そのままだということで、問題になったことがあります。 有名な漫画だったというのもあるけれど、新聞でも取り上げられたり、いやはやもうすごい騒ぎでしたよね〜。結局、資料として使うにしても資料元を漫画内に明記するとか、写真家に了承をとるとか、そういったことがおろそかになって、勝手に「我が物のように」掲載したことが問題だった・・というオチだったと思うのですが・・・。
しかし、今のように家庭にコピー機やらスキャナーやらが普及している世の中になると、さらにすごいものがありますな。 といいますか、目でみて描けるということは、その人にそれだけの画力があるということになるけれど、画力の無い人が中途半端にプロの漫画家になってしまうと「ここまでやるかい!?」ってことをやっていたりして、おそろしい。
某どでかい掲示板でも激しく論議された某同人あがりのやをい漫画家だけども、トレスしてぴったり重なるどころか、某有名漫画家の背景をコピーして自分の原稿に張り込むことまでやっている・・・。恐ろしい。っつーか、出所が地味ならまだしも(←別にいいということではなくて、ばれないようにやる気が感じられるって意味で)、そんなに有名なバスケマンガからやっちまっちゃーバレバレだろう!?と思う。
そんなにバレバレでやるということは、そもそも隠す気とか、罪の意識とか、そういったものが無いのだろう。それこそ、恐ろしいことだ。
ワシの友人でも、売り物(同人誌だけどもさ)に平気で既存の印刷物からコピーしたもの(歌の歌詞とか)をはりつけて(しかもそれだけで1Pってトコロが恐ろしい)出典元とか、誰の作品かなどを明記することもなく「別にいいんじゃん?」ってしてる人がいるけれど、ワシはどうしてもそういうのが許せないっつーか、二次創作にしてもなんにしても、プライドってものがあるんじゃないかと思うわけですわ。
マンガにしても、小説にしても、劇にしても、映画にしても、たとえそれがアマチュアのものであっても、それでお金をもらう以上、その中で誰かの歌(もしくは歌詞でも)を使ったりしたら、それが誰のなんという歌かをハッキリさせなくちゃいけないと思うのですよ。だってそうしないと、逆に「どこまでがオリジナルなのか」がはっきりしなくなるじゃないですか。ネタとかだと逆に「分かる人には分かる」っていうのもあるので、かえってネタ晴らしをしない方が面白いってトコもあるけれど、音楽とその歌詞に関しては妙に敏感に反応するワシであります。だって、歌ってそれだけでひとつの世界観を構築していて、それを生み出す苦しみを考えると勝手に便乗するのはズルいんじゃないかと思うわけで・・・。 ワシだって、自分の作ったモノを勝手に「オリジナルです〜」って顔で使われたりしてたらすごくショックだもんさ。 「ライオンキング」のディズニーを訴えなかった手塚プロのような寛大な気持ちにはなれないっちゅーの、元が小物だからさ。
世界観の構築って、創作活動の上では非常に大切で、それが命であり、看板でもあるわけではないでしょうか? たとえば小説家で、どんなにボキャブラリーがあって、文章も上手だったとしても独自の世界観を持ってなかったり、世界観に読み手を引きずり込むことができなかったりしたら、それは作家としてはやっていけないと思うのです。あえて、誰とは言いませんが、上手な(人気のあるイラストレーターの)カットがついてそれでなんとなく売れちゃって、映画にもなっちゃたりして、でも結局その作品を離れて文章一本で勝負してみると下手なことがばれちゃって、それで一発屋で終わっていったプロの作家もいるわけで。
とはいえ、歌や歌詞なら結構「あ、あれだな」って分かるとは思うのですが、それ以外の盗用の場合、どこから・・・?ってことになりますよね。 で、発見したのが小説のパクリで出版元から回収・絶版になった例です。 しかも歴史モノ小説でパクリ元が司馬遼太郎っていうんだから、なんとも大胆。っちゅーか、あまりにも大胆なので、おそらく天然でやったんだと思う。パクった人も大正生まれの作家で(「四十七人の刺客」なんかで賞も取ってる人なんだけども、その後に書いた二作品が、ことごとく司馬御大のパクリ。検証サイトでは両方の文章が掲載されているのですが、どうみてもこれは・・・って感じでした。しかもさらにもう一作品パクり疑惑が浮上しているらしい)盗用疑惑に対しての説明が「資料と一緒に司馬遼太郎の小説も読み、どこまでが資料だったか記憶が曖昧になってしまった」と言っている辺り、天然の線が濃厚。まぁ、自分で非を認めて回収・絶版しているので、ヨシとしよう。歴史モノ読む人なら司馬は読むし、気付かれないわけがないからなぁ・・・。
まぁ、盗用とかパクリとかしなくちゃ作品が書けないような作家は、放っておいても自然淘汰されていくんだろうけど、ボーイズ作品の若い読者層なんかだと読書量なんかも少なくて、パクってる作品を読んでも、元を知らないから「この作家さん面白い〜〜!上手〜〜!」などと思ってしまうのだろうな・・・。だからこそ、ボーイズ業界にパクリの人が多いのか??
みんな!だまされちゃいけない!!
・・・と、ワシがここで言っててもしょうがないんだけどさ(苦笑)。
でもさ〜、あまりにも有名なものだと盗用する気にならないと思うんだけど、違うのかなぁ?ワシは、有名すぎる歌だと引用する気がちょっと失せるし。あ〜あれ!って誰もがすぐに思うようなのだと、曲のイメージに全部持っていかれちゃいそうだし、隠し味にならなくなっちゃうような・・・。
しかしまぁ、自分を振り返った時に、そういや「Night Birds」の裏表紙に書いてある詞がShakatakの「NIGHT BIRDS」の歌詞だってことを明記していなかったので(どっかには書いたと思うんだけどもさ)、今後はちゃんと明記しようと心に決めた次第です。イギリスのシャカタクさんたち、すみませんでした・・・。いや、著作権料払うほど儲けてませんので(苦笑)お許しください。 洋楽の方が厳しいんだよね〜、こういうの。
そして、「どこからどこまでがオマージュ?」というのが、いまのワシの疑問。
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