つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2003年07月07日(月) 劇団『盗難アジア』第5回公演「HOME」続き

一気に掲載しようとしたトコロ、一日の文章量は原稿用紙で20枚までなんだそうです(^^;)で、入りきらなくなったので、二日続けてのレビューです。
っつーわけで、昨日の最後からの続きです。


そして、斉藤さん。うちの従姉妹イチオシでした。清水が可愛いと帰りも連呼して、うるさかったです(笑)。なんでも兜公演の後に、トイレに忘れた傘を取りに行った従姉妹は、斉藤さんご本人に遭遇し「面白かったです」と告げられたそうで、そのことを満足げに語っておりました。そのくらい気に入ったそうです。ワシとしては清水もよかったのですが、猿殴の方が斉藤さんにはバチっとはまっていたと思います。むしろ、あの役は斉藤さんじゃなくちゃいけなかったとさえ思います。初々しい役よりも、人生こなれた役の方が似合うというか、妙な迫力があるんですよね。舞台の上でも目を引きますし、普通の役だと浮いちゃうので、パンチのある役の方がしっくりきているような・・・。今後期待したいのは動き!小さな動作でも「止まる」ことによってメリハリが出て締まって見えるものです。あらゆる角度から見られていることを想定し、どの角度で見える自分がよりその役として見て欲しい自分なのかを考えられると、もっともっと舞台上での存在がスマートに無駄なくなると思います♪
そんでもって杉山さん。これまた従姉妹が気に入っていた牧師(神父?)さん。幕間に入っての第一声が「神父さん可愛いね!」でした(笑)。今回は脇で名前の付く役を随分とこなされてまして、大変だったことと思います。本当にお疲れ様でした。全体レベルとしては成長されてて、これもまたビックリだったのですけど、ひとつちょっと気になったのが顔の角度なのです。どの役をやっていても、待ちの(他の役者さんが話しているのを聞いている)場面の時の顎の上げ方が同じ。セリフを話している時はちゃんとその役なのに、セリフを話していない時の役作りのツメがちょこっと甘いような気がいたしました。でもあんだけの数こなしているんだから、ちょっと大変かなとも思うんですけどね・・・(^^;)。やはり、細かいことが気になるくらい、全体のレベルがアップしてきているのでしょう。全然関係ないのですが、脛毛は剃っているのでしょうか・・・?(笑)ツルツルの綺麗な脛に気をとられてしまったワシです。なまじな女の子よりも脛毛ないんじゃないですか!?ちょっと感動・・・・♪
やっと来ました橋本さん。ユースケサンタマリアか高田純次か、言葉に心のない司会者の役がハマってる。今回の作品では役者の個性に良くあった配役がされてると思いましたが、本当に橋本さんははまってた。むしろヤバイくらいに・・・・(笑)。今後何を見ても「イエス!エブリデイ!」を思い出しそうです。正直に言ってしまって、橋本さんって非常に素人っぽいのです。それが女心をくすぐるのでしょうけども、その素人っぽさが、舞台の上ではある意味薄情っぽさにも通ずるといいますか、だからこそのハマりだったのだと思います。いやでも、ワシは忘れてはおりません。「Princess & Dragon」の時の橋本さんの超長セリフを・・・。サングラスをかけていても尚、従姉妹は「あの人かっこいいね」と言っておりました。ナイスな外見、そして長セリフを言い切る滑舌、これに更なる演技力がついたとき、橋本さんはどこまで行ってしまうのでしょうか・・・。熱狂的アジアファンにストーカーされないように気をつけてくださいね(^^;)ある意味、こまそうと思えばいくらでも舞台の上でこましキャラになれる人ですよね。・・・恐ろしい・・・。
そんで、とうとう佐々木さん。最初に言っておきます。従姉妹が、タイプなんだそうです。いえ、だからどうしたってことではないのですが、先日別の日記サイトでも「盗難アジアのササキナオに惚れた」という文章を発見したので、なんとなく(笑)。その人は自分のプロフィールの「好みのタイプ」のところにまで「ササキナオ」と書いておりました。ここまで熱いファンがいるのです、佐々木さんには(笑)。もはや、なにを言う必要もありますまい・・・・ってくらい、佐々木さんは出来上がってます。でも、ワシも役者・佐々木直には惚れております。いえ、舞台を下りた佐々木さんに魅力がないというのではなく、舞台の上の佐々木さんが興味深すぎるのでしょう。なんでしょうねぇ、ハンサムとか言うのでもなく、かといって渋いというのでもなく(←傷ついたらすまんです)、でもなんとも言えない魅力があるんですよ。本当に。舞台の上でも適当に冷めた部分があって、自分のことなのに突き放しているような感じがあるからでしょうかねぇ?「でも嫌いじゃないんだろ?自分のこと」と突っ込みたくなるような。やりながらも常に「これでいいのか?悪いのか?でもまぁ、いまはこんなもんで」って思ってるような感じがするんですよね。それが妙な魅力になってる。角海老もいいけど、個人的には真澄の方が好き。やっぱり佐々木さんと佐藤さんの掛け合いはみててトキメキます♪あとは、やはりアドリブが面白いのも佐々木さんが一番でしょう。佐藤さんとのアドリブ合戦もまたいつか観たいものです。
で、オーラス佐藤さん。ザ・看板俳優!今回は比較的脇に徹したように思えましたが、それでも充分面白かった。というか、脇なのにあの存在感。全体の中のすばらしいエッセンスとしていい按排でした!とにかく、ケン太をいじめるあの邪悪な少年がすばらしい。「ペ〜ッペッペッペ!」とかいう庶民的な下品が、ここまで上手く可笑しく演じられる人もなかなかいないでしょう(笑)。しかも、客もちゃんと佐藤さんを看板と認めている呼吸が小屋内に満ちている。「絶対になにかやってくれる」ということを客も知っていて、期待に満ち満ちている。そして、その期待を裏切らない。すごいことです。まさに裏の主役です。ネタの当たり率も非常に高い。佐藤さんのネタの時は、客の方も心構えができているからなのでしょうねぇ。次回もぜひガンガン笑わせてください。佐藤さんの出ないアジアの公演は、もはや考えられないです。そして、そう思ってる人は確実にワシ一人ではないでしょう。さすがは看板役者!


そしてさらに余計と思われるかもしれませんが、客演の方に対する感想もちょこっと(←余計なことかもしれないので控えめに)。
まずはシオリ役の押部さん。いいですね〜。いいヒロインでした。舞台度胸がいい感じで、安心してみていられました。オープニングのダンスからしても、ダイナミックな踊りっぷりに「おお!さすがは主役!」と思うほど。客をど〜んと受け止める懐の深さ。いい役者さんだなぁと思いました。
そして、名和さん。あの・・・失礼ですが、お幾つで・・・?いや、アジアにはアダルティーな男性役者さんがいないので、「こういう役者さんがいればいいのになぁ」と思いました。あの社長さんは非常に味わい深くて良かったです。笑いの方はさておき(連れは佐々木氏が名和さんに放った「実力不足!」という言葉に非常に受けておりましたが)、普段はシリアス劇でもされているのでしょうか?なんとなくそんな感じがする存在感でした。前に出たときの客へのアピールが、結構ダイレクトだったもので、それもまたアジア的には新鮮かな〜と(←看板役者さんはかなりアピール効いてるんですけどね(笑)。

というわけで、以上、キャストの皆様に対する一方的なレビューでございました。
でも、照明や音響など、かなりの面で改善されていて、初めてアジアを見たときよりも数倍話に集中して観る事ができてきているように思います。これもスタッフのみなさまのがんばりですね。すばらしいです。オープニングのVとか、センスよくて個人的に好み♪でした。オープニングの曲って、あれなんなんですか?もそっとじっくり聴いてみたいような・・・。ダンスは・・・がんばって踊りこんでくださいね(笑)。そこにはあえて触れずに・・・(^^;)えへへ。でも、ナイストライでしたよ♪群舞ってやっぱり迫力あるし感動します。はい。

そうそう、あとは忘れちゃいけない衣装!すごいです!衣装がグンとよくなってました!さすがはこの間衣装さんを募集していただけはありますね!エルザのボディスーツといい、ナゾーさまの怪しげな衣装といい、雰囲気が良く出てましたよ!しかし、なぜ蟹丸は素肌にコートなのか・・・、しかも上ボタンを留めてヘソを出しているのはなぜか?・・・それだけが謎でありましたが(笑)。


客席もぐっと増えて、管理が大変そうでしたが、予約制はやはり安心して会場に向かえますね。当日の空き席への穴埋めが、さらに大変そうでしたけども、そこはきっと、回を重ねることによって自然と改善されていくものと思います。がんばってください!でも、やっぱりそろそろ「劇場」にチャレンジしてもらいたいなぁ・・・と思ってしまいます。劇場の椅子ならば、あのくらい長くても耐えられるのではなかろうか・・と。床席の人なんか、舞台がハネた後、その場に倒れこんでましたからねぇ(^^;)気持ちはよく分かる〜。座布団をこれほどありがたいと思ったことはなかったですよ(笑)。おまけに小屋が大きくなれば舞台美術の人も腕のふるい甲斐がもっと出てくると思いますし。朝倉摂とまでは行かずとも、すんごい舞台ができちゃうのではないかと・・・(笑)。


・・・とまぁ、ここまで持ち上げておいて、でも最後にどうしても気になることが。それは、五人組が出てきたトコロで、戦隊名を告げる時に「スーパーフ○ー」って言ってませんでしたか?もしもワシの聞き違いならばこれほど嬉しいことはないのですが、どうやら周囲のお客さんもワシの従姉妹もそう聞いていたようなので、やはり言っていたのでは・・・と思いまして。他の部分に関しては概ね気持ちよく観劇させていただきましたが、あれに関してはかなりガッカリしました。ネタとして笑えるものではないし、ネタにすることでもないだろうと思うのです(事実、帰りの時に他のお客さんの中でも、「神経を疑う」というようなことを言っている方もいました)。おかげでせっかく笑ったネタもかなり吹き飛んでしまい、「あれをネタにしたのか・・・?」という疑問符だけがグルグルと頭の中を巡っております。あぁ、アタシの聞き間違いであってくれ。でも、ワシの耳があの言葉を捕らえた瞬間に、早回しの引き潮のように気分が冷めたのはまぎれも無い事実。そこまでしてもやりたかった(出したかった)ネタなのか。理由があるならば聞いてみたいです。でも、もしもそういうネタを「笑えるもの」として認知しているんだとしたら、悲しい以外のなにものでもありません。劇団内部や関係者からも、反対の声はあがらなかったのだろうか?もしも自分の姉妹や友人が被害者だとしても、「笑えるネタ」として使うんだろうか?ちゃんとそこまで考えたのだろうか?
疑問は膨らむばかりです。


今回のレビューはこんな感じで、若干後味悪く終わりますが、これが正直な感想なので仕方がありません。もしも、本当にワシの聞き間違いなのだとしたら、後日ここにちゃんと修正を入れますし、上記部分は削除いたします。
盗難アジアはもはや、単なる弱小劇団ではなく「見られる」劇団なのです。作品ひとつひとつ、セリフのひとつひとつに対しての真摯な姿勢を期待いたします。確かに、劇団員のみなさん全てが商業ベースに乗りたいと考えているわけではないでしょうし、学生の間のサークル活動程度と考えている人もいるかもしれません。だとしても、お金を取って提供している以上、観る方はそれなりのものを要求しますし、責任というものが伴うのです。むしろそこら辺に関しては素人の方が、すべて自分で考えなければならない分、大変かと思われます。役者さんも、プロと違って「役をこなしていれさえすればいい」という訳にもいかないでしょう。営業面や経理面をまかせっぱなしにして、「ま、任せたからいいんじゃない?」という訳にも行きません。今後、アジアが大きくなればなるほど、その意識の違いは如実に表れてくると思います。その時にアジアがどういう風に動いていくのかにも、非常に興味がありますね(←ちょっとダークだぞ、ワシ)。
なにはともあれ、子供の時間はそろそろ終わりのようですな(にまり)。本当の正念場は売れ出してからですからね(笑)。

今後、益々のご発展を期待いたします!

ではでは!


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