あれこれ雑記帳

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2005年09月11日(日) 無知

今日は先日お友達と交代して貰った末っ子のお当番の日。
朝も7時過ぎには家を出るって言うんで忙しかったよ(苦笑)
しかも我が子のチームが出ないのに会場準備・・・。とほ。

ただ、幸い一緒に当番をやる保護者の方が楽しい方だったから助かった。
同学年の子供は居ないんだけど、会えばずっとお喋りしていられる母友なんだ(笑)

会場設営をした後は、殆んどやる事がないんだもん。
午後の当番の人が来るまでひたすらお喋り、お喋り、お喋り。
実は彼女自宅に要介護の娘さんを抱えているんだよね。

でも、こうやって上の息子の当番等の時は介護施設に娘さんをお泊まりさせて
お手伝いしてくれる。
本当に日々大変な思いをしているのに・・・頭が下がるよ。

「こっちも気晴らしになるんだよねー」って言うけどね。
気晴らしだったらもっと他の方法でしたいだろうと思うんだけど
そんな所は微塵も見せない。

彼女の娘さんは大変珍しい病気を患っていて、病名を言えば恐らくは
「あぁ!あの子!」と特定出来てしまうんじゃないかと言うほど
極々まれな病気なんだ。ネットで検索してもあまりヒットしない位

今は養護学校に通っているんだけど、医療行為が必要な生徒なので
親の付き添いが必須なんだそうだ。だから彼女は平日は娘さんを車に
乗せて、家と学校を往復するのが仕事なんだって。
今日はそんな話をずっと聞いていたんだけど・・・

日本の福祉が、この地域の福祉がこんなに立ち遅れているとは!
驚きを禁じえなかったよ。

恥ずかしい話なんだけど、自分の住んでいる地域での「福祉」が
どの程度のものであるのか・・・全然認識が無かったんだ。
せいぜい、公立の幼稚園が無いだの、小児医療費の立替払いは面倒だとか。
彼女の悩みに比べたら、本当に些細な事だよね・・・

彼女のように本当に本当に困っている、助けが必要な人に
もう少し自治体は国は優しいと・・・勝手に思っていた自分が情け無い。

「そんな事普通だよ。自分の身に降りかかって来て初めて気がつくもんだもの。
だからね、私は娘を外に連れ出して『こういう子供が居るんですよ』って
周りの人に知ってもらう事を心掛けているんだ。
別にそれで特別扱いして貰おうって訳じゃなくて、この子は人様の助け無しには
生きていけません。その事を知っていて下さい。
その助けは具体的にこう言う事が必要なんです!って訴え易い様にね。
事実を目の当たりにしないと『困っています』って叫んでも伝わらないんだよね・・・」

そうなんだ・・・。
確かに色々な所にベビーカーに乗せて娘さんを連れて来てるよね。
外出の準備も凄く大変なそうなんだけど、それでも事ある毎に連れ歩いている。
周りの好奇の目も気にせずに・・・。母は強し。

「ただ、ああいう状態の子でも少しずつだけど成長してるんだよ。もう7歳に
なるんだけど
まだ1歳半位の知能しかないんだって。
でも1歳半だったら自我も出てくるじゃない?最近「嫌」が多くて大変なんだー」


一言で「福祉」と言葉にしても、福祉を受ける側にも色々な思惑があったりで
中々方向性を一つに絞る事が難しかったり・・・
現実は厳しい問題が山積みなんだそうだ。

「それでも、今のままで良い訳が決して無いんだ。親だっていつまでも若くは
居られないのだから、動けるうちに動いて窮状を訴えて行くつもりだよ」

今日の選挙でまた少し世の中が変わるかもしれない。
郵政民営化ばかりがクローズアップされている選挙だけど
あなた達に少しでも優しい世の中になると良いね。
心からそう願っているし、それを実現できる候補者を選んで行きたいよ。


今日のお弁当

無し。
ホントは必要だったけど・・・朝早くて諦めた(爆)





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