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■ 家族の入院4
車椅子送りの刑(1/5参照)を終え、点滴からも解放されると、 見舞客が現れるようになった。 「たいした病気でもないし〜 すぐ退院するし〜 いいのになぁ?」 などと本人は嘯く。 かく言う私も、とても嬉しい。 というのも、お友達や会社関係の人は、 見舞いにと高価な花やお菓子を持ってきてくれ、 結果、毎日ぶらさげて持って帰ることになる私の 目や胃の保養に貢献してくれることになるからだw 皆さん、ありがとう!! 会社のみんなも、おいしいおいしいと喜んでました(何) しかし、患者自身が一番喜んだのは、 母校の部活(患者は現コーチ)の現役生が来た時だった。 学生なので、無論、見舞いに現金も花も菓子もない。 が、学生は、かわりに必殺の最強アイテムを抱えてきていた。 それは、"みんなで書いた寄せ書き"。 左手で書いたのかと思われるほどのその汚い字加減が 大学生なのに「頑張ってください」レベルなその拙い内容が 純情なおっさんのハートをわし掴みにするのだった…!!
さて、私が勤務後に病院に着く頃は、 そんな見舞い客も殆どいなくなり、外野は付き添い人だけに。 日中の賑やかさはどこへやら、気だるい静けさに満ちた時間。 私も患者のベットに寝そべり、ダラダラ雑誌などを読んでいた。 夕日の色にも似たセピア色な空間。 病院独特の落ち込んでいくような空気って、 ここから生まれるのかな? などと、柄にもなく詩人めいたことを考えていると、 看護士さんが、いきなりガラッとカーテンを開けた。 「体拭くタオル持ってきたんですけど!!」 彼女たちだけは、元気いっぱいなのだった。 「は〜い」 見舞い客用のイスに座っていた患者が返事をした。 「今日は、折角だし、ご家族にやってもらいます?」 寝ている家族にニコッと微笑む看護士。 「そうですね」 と患者。 何が折角だかはわからなかったが、 仕事を押し付けられたのはわかった。 ドンと置かれた大量の熱々タオルの1本を手に取る。 「ふーっ 気持ちいいね!」 まずは自分の顔を拭う。 「ああっ…!(゚Д゚ )」 「いいじゃん いいじゃんw たっくさんあるんだしっ それよか 早く脱げぇ?」 脱いだところで、 熱いのを選んでいきなりジュッと背中に押し付ける。 「うおっ」 ただ拭くのも面白くないので、焼き鏝ごっこになる。 「わっ」「うおっ」 患者が身を捻った。 それを押さえつけて鏝当てしようとする付き添い人 vs 抗い、身を守ろうとする患者 の、両手での激しい攻防戦がサイレントで繰り広げられる。 安静なはずのベットで、息を切らすバカ患者とその家族。 その不自然な様子が可笑しくて、 二人でクスクスと笑い出してしまった。 「まーったく いい年して、バカだねぇ お互い」 こんなところへ見舞い客が来たら、大恥かいているところである。 というか、医者や看護士に見つかったら…(;´Д`)
こうして 重態でもない入院というのは、深刻さもないので、 ファーストインパクトが過ぎると、平和な毎日に尽きた。
しかし、その%@303 43 <3 jgwww.enpitu.ne.jp 、 悪かった部分を治療してもらい 絶食というダイエットを挑戦させてもらい 早寝早起きの生活を体験させてもらい と至れり尽くせりだったので、 脳みそはともあれ、体的には、 一年くらい入っていたほうが良かったと思ったに違いない。
2005年01月07日(金)
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