It offers a cup of wine at common days!
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 密かな野心

会社の帰りに見る一軒の店。
行きは、
信号待ちの間に、真正面に向かい合う形となるので
店の名前がババーンと目に飛び込んできて
私を誘う。
帰りは、
その店から漂う香りが、
寄っていきたいんじゃない?とばかりに
私を誘う。
その店の名は・・・
「竹の湯」!!

会社から徒歩30秒(私の足で)。
夕方からしか開いていないその銭湯は、
ひねりも何もない名前を白地の看板に赤で淡々と記してあるだけで
いちげんさんを呼び込むような色気も全くないが
それでも毎日キチンと営業している。
腰の曲がったおばあちゃんが、
洗面器を抱えながらヨタヨタと入っていく。
中年の女性などもセカセカと入っていく。
年齢の高い女性ばかりが入っていくようだが
お年寄りの社交場になっているのは間違いないだろう。
しかし、
随分賑わっているところを見ると、
この辺りには、自宅に風呂の無い家があるのだろうか?
流行になっている健康センターやクアハウスと違って
圧倒的な生活臭を感じる。
明らかに余所者である私を拒む銭湯屋!
しかし、帰り道、会社で疲れた体を引きずって、
あぁ、帰ってから風呂洗って沸かさなきゃ・・・
という更なる疲労感に襲われることを考えながら歩いていると
ここの風呂の香りは、とても魅惑的なのである。
まさに、
番台があって、
「おばちゃん!牛乳!」
のレトロな世界が待っているに違いない!!

しかし、
会社に風呂桶やらシャンプーやらを持っていったり
帰りにそんなものを抱えて帰ったら
どういう目で見られることか・・・
銭湯に預けるとか放置はできないものか・・・
虎視眈々と、「その日」に向けて、作戦を練る私なのだった・・・(笑)

2002年09月30日(月)
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