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 なぜか変わり果てて

手術後は、異動などの関係で病院に行くことができずに、
ようやく今日久しぶりに、
家族の見舞いに行くことができた。

今日の朝7時までネットでおしゃべりしていた為に目にクマ状態の私など
全然健康に見えるほど、
その手術後の患者は変わり果てていた。
ベットにべったりと寝そべり、
なぜか腹部の手術だというのに、声もかすれ声になってしまっていた(笑)
体重は、
やはり絶食期間が続いているので激減し、
10キロ近く落ちている。
目にはクマなんか出来て、顔色もよくない。
鼻からのチューブや酸素マスクは外れるまでには回復してはいたが、
胸には4本も刺さったままだ。
一番疑問なのが、脈拍だった。
普通の人の倍くらいのカウントなのだ。
本人もいたって苦しそうである。
明日循環器系の検査も受けるという話にはなっているそうだが、
その前にこのマラソン状態をどうにかしたほうがよくないのだろうか?
素人には、現代医学はさっぱりわからなかった・・・

ふと見ると、
「水禁止。氷OK」
と書かれた札がベットの奥に下がっている。
なぜ水がダメで、水を冷たくした氷の方がOKなんだろうか?
「なんで氷だけおっけーなんだろうね?」
食いしん坊では世界一と誰もが思うこの患者、
氷がOKだという事項を聞き逃すはずはなかった。
「カキ氷買って来い」
きたきた ハイハイ
とりあえず、医者に聞きに行く。
「すみませーん
605号室の××ですが、カキ氷食べてもいいですか?」
「カキ氷?!」
「多分砂糖だけの透明なヤツのことだと思うんですが・・・」
「う゛ーーん・・・」
若い遊び人風の医者は悩んだ。
そうして、うんうん大袈裟に唸った挙句、
「よーしっ じゃあ、2・3口だけなら!」
と了承してくれた。
病院内の売店は1階と2階にあって、
行ってみると、
2階は既に閉まっており、1階の店には売っていなかった(笑)
「白の氷なかったよー」
「なんでもいいよ、イチゴでもメロンでも」
それは許可して貰えるとは思えないぞ(笑)
と、会話していると、
医者が心配して病室を訪れた。
「2・3口だけですよ〜 もう食べちゃいました?」
「いえー 売っていませんでした〜」
「あららぁ・・・」
今度来る時買ってくるからと、別の家族が約束したものの、
不機嫌な患者。
人の500倍くらい食べることに執着のある人が
絶食状態でリハビリだけさせられているのだから
バテもしようし、不機嫌にもなろう。
いつもながら、病院っておかしい。

手術前は元気よく話していたし、
テレビなども見ていたのだが、
今回来てみると、
ベットにへばりついて荒い呼吸をしているだけで、
会話にもならない。
もっぱらアッシーに使った家族とのお喋りが中心になってしまう。
それもあんまりベラベラでは患者にさすがに悪いような気がしたので
別の家族が持ち込んだらしいそこらへんにあった雑誌を読み耽って
時間を潰した後、
早々に退散した(悪)
が、患者本人も、今は見舞客などどうでもいいようだった。

腸を20cmではなくて、結局腹部を20cmも切ったということなので
かなりたいへんではあるのだろうが
患者のあの変わりようはないよなぁと思った。
今時、開腹したくらいで、あそこまでやつれるなんて聞いたこともない。
メンタル先行かなと思ったが、
脈拍異常を考えると、それも違う気もしている。

こういう時、医学知識がないということはイタイ。
どうか患者が早く元の元気な姿に戻ってくれるよう祈るばかりである。
あんな情けない姿は見たくない。


2002年09月08日(日)
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