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■ 癌の告知って・・・
何の自覚症状もない家族の一人が、医者に行って検診を受けたときに、 「腸内で出血しているようなので、 一度検査してみませんか?」 と言われたので、 紹介状を書いてもらって、近所の大学病院へ出かけた。
医者の言葉は、本人ともう一人で聞いてきたのだが、 一人は 「悪性かはわかりませんが、ポリープがいくつかあるので、 内視鏡手術を数日に分けて行って、全部取ってしまいましょう」 本人は 「悪性らしきポリープがいくつかあるので、 切開手術を2・3日開けて合計2回で取りましょう」 と聞こえたと主張した。 内視鏡を2回というのもヘンだし、 切開手術をたった2・3日後にもう一度するなんて考えられない。 私が聞きに行けば良かったなーと反省した(笑) 後日病院へ行き、 本当の答えは 「良性と悪性らしきポリープがそれぞれいくつかあるので、 最初、内視鏡手術をやって、 その2・3日か後に、腹腔鏡下手術をしましょう」 ということだとわかった。 それを2人に伝えると、 「内視鏡!言ったでしょう!合ってたじゃない!」 「2・3日後って言ったろう!」 とご満悦だった・・・。
そして、内視鏡の手術が、先週の金曜日に行われた。 ベットが空くまで待てと言われていたので、 では連絡してねと2人に言ったはずだったが、 連絡があったのは、手術後だった。 「今日、内視鏡手術したの」 「今日? 聞いてないんですけど?」 そんな言葉は耳に入らないらしい(笑) 「内視鏡入れたら、 全部悪性で、しかも腸が一部閉塞しかかっていることがわかって、 月曜に急遽切開手術することになったの・・・」 付き添いの人間が、もうヨロヨロな風情である。 患者本人も青色吐息で、 「通帳はここ、印鑑はここ、保険証券はここ、登記簿はここ」 などとやっている。 医者が本人にも全部告知してしまったのだ。 この患者は、ただでさえ悪く取って悲観的になるのだから 一度家族に相談してくれればいいものを・・・ インフォームドコンセントを優先しすぎて、 患者感情のヒーリングという部分を忘れてはいないか? とは言え、 告知してしまったものは仕方ないので、 当日の執刀医のところへいき、"包み"を渡す。 本来ならこういう行為はどこでも禁じられていることだが 医者も手馴れたもので、 素早い手つきでポッケにお仕舞いになられていた(笑) また、患者本人には、 初めての大きな手術という意味でも不安感いっぱいだろうと思い 「まぁ、大腸癌なら全部取っちゃえば、生存率90%だっていうし! リンパ転移とかの前に見つけてもらって良かったじゃーん」 とフォローしておいてみた。
ということで、 今日月曜に、その手術は行われた。 「坊主は誰、葬儀会場はここ」 と呟く患者が運ばれていく。 3時間ほどで帰ってきたが、 医者はこう言った。 「離れたところに転移しているのと リンパにも転移しているのがみつかったので リンパ節郭清術も施しました」 「ほー で、本人は、このこと知ってるんですか?」 「ハイ」 だーーー! またかっ!! 昨日、リンパ転移してなくて良かったという話をしていたのに・・・ 告知するなという前に、もう即言ってしまうお喋り医者。 ポリシーか何か知らないが、 はっきり言って、周囲の家族は迷惑である。 新事実が判明したら、まず本人にではなくて家族に伝えてもらいたい。 というか、それ以前に告知の方針を話し合わない? あーあ・・・ 目が醒めたら、また葬式の話とかするんだろうな・・・ ふぅう・・・
2002年09月02日(月)
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