It offers a cup of wine at common days!
x0000



 恐怖の温泉

見晴らしの良いという高台にある露天風呂にやってきた。

実際に浸かってみると、
目の前には、日本アルプスの雄大な山々が眺められ、
眼下には、田舎の2両編成の電車がのんびり行くのが眺められたりして
なかなかに素晴らしい。
しかし、なぜか、女性側の露天風呂の真上を、
ヘリコプターがぐるぐると旋回しているのが五月蝿かった。
とまぁ、それはどうでもいいとして(笑)、
のんびりした後、
湯上りに涼みながら、
壁に貼ってあるコラムを読んで、ゾッとしてしまった。

「最近の温泉ブームにつけ込んだ業者が、心無い営業を展開している。
乱立とサービスの低下で、
日本の温泉は衰退していってしまうのではないかと心配する。
北海道のとある温泉は、
24時間営業で、温泉を入れ替える時間がない。
大腸菌などがウヨウヨしたままの温泉に客は浸かっているのだ。
また、
美人の湯として有名なとある温泉は、
温泉を入れ替える手間と予算を省いて、
衛生を保つために強力な消毒薬を混入している。
肌がツルツルになるのは、
その消毒液の酸で肌が溶けているだけなのである」

昨日入った温泉は、やたらに染みて染みて
乾いてみると、顔がガサガサになってしまっていた。
今朝になってみると、
日に焼けたように、薄皮がボロボロと剥がれ落ちてくる。
もしかして、
昨日入った長野の温泉は、
この記事にあったような酸で溶かすタイプの温泉だったのか?
と思うと、
効能だとありがたがって浸かっていた自分が哀れになったのと同時に
温泉が怖くなった。

2002年04月27日(土)
初日 最新 目次 MAIL HOME



My追加

日記才人日記リンク日記の森