It offers a cup of wine at common days!
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 気を遣う人

仕事でとある場所に行くことになり、
そこで働いている人とお昼でも食べようと思って、
軽い気持ちで、携帯メールを入れた。

「急ですが、
明日、××に仕事に行く用事が出来ました。
いつぞやのお詫びもしたいので、お昼でもご一緒しませんか?
勿論、おごらせて頂きますよー」

打ち上げてみると、なんか・・・すごく硬い感じになっていた。
まるで、お詫びのためだけのビジネストークみたいだ(笑)
取り繕おうとして、ちょっと打ち加える。
「(なんて、ホントはお顔が拝みたかったりの言い訳だったりしてw)」
これでなんとなく柔らかくなったかなと思って、
満足して確定ボタンを押す(笑)

送るときに、ちょっとメールアドレスに戸惑う。
約半年振り近くに送る相手だ。
アドレスが変わっているかもしれない。
何しろ、そのアカウントというが、
人に誤解を与えそうな危なげなものなのだ(笑)
仕事上の人とプライベートのメアドを交換する際に、
それじゃあマズイよねぇ(笑)
就職してから変えたよ、きっと・・・!
かと言って、変わっても連絡もらえる仲じゃあないし(笑)
などと、ごちゃごちゃ一瞬思うが、
とりあえず、送信してみることにする。

・・・
案の定、夕方送ったものの(明日の昼の予定の話なのに(笑))、
22時すぎてもレスがなかった。

レスの来ない理由の想像。
1.拒絶の意味
2.メアドが変わった

ここで、
多少なりともそういう原因を持っているという自覚のある私は、
もしかしたら、嫌われてるかもしれないという方向に、想像が傾く。
でもさー
拒絶でも、わざとらしい断りのレスくらい送って欲しいよなぁ!
携帯を充電器にかけ、
ネットでそう愚痴る。
「遅レスだけかもしんないよ〜」
フォローが優しく私を包む。

ところが、そのフォローは正しかったのだ(笑)

朝、電車の中で携帯を見てみると、
相手からなんと2本もメールが入っていた!
23時近くのものだった。
2時過ぎに見て何もなかったはずだが、
そういうメールが後で出没するというパターンは、
某社系の場合、日常茶飯事だったりする(笑)
とは言え、既に、
夜中近くの段階でレスなしと判断して、
別の人を誘ってOKを貰ってしまっていた私は
ちょっとドキッとする(笑)
でも・・・というか、当然のように、断りのメールだった(半分ほっ・・・)

「昼休みは2時〜3時だけど、大丈夫?」
「あ、明日は××という用事が合った。ごめん」

2時から始まる昼休みなんて、考えつきもしなかった自分を
少し反省する。
それと、相変わらずメアドが変わっていないことに
相手の性格を垣間見た気がして、微笑んだ。
しかし、丁寧なレスだった。
どちらの断り方も、柔和で嫌味が無くて、うまい。
慌てて(?)行きがけの電車の中で、返信する。
「あはは〜 すみませんでしたぁ では、また〜」
大人とのメールは、非常に気持ちのいいものである(笑)←勝手
人に愚痴ってごめんなさい。

そして、
更に当日(今日)のお昼過ぎに、また相手からメールがあった。
「今日はごめんなー、また寄る時あったら教えて〜」

こういう人って、いい人っていうんだろうな。
そんなに拾ってくれなくてもいいのに。
気を遣う人って、こういう人を言うんだろうな。
ありがとう。
そういうフォロー、ちょっぴり嬉しいわ(笑)

まぁ、私も
ただの昼食誘っただけのレスに、これだけ神経張らなきゃいけないなんて
そりゃもう気軽なんて嘘っぱちというか、
贖罪まんまで対処してる気持ちの丸出しなんじゃん?
とも、後で思ったりして。

ところで、この昼食話には、オチがある。

別にその日の昼食を一緒にする約束した人への私のメール。
「ごめーん
役員が昼飯食おうと、相手の会社の人に誘ったんで、
戻れなくなっちゃった〜」

よかった。
最初に誘った人とアポ取れなくて。
最高に迷惑かけてたとこだった(笑)

2002年03月15日(金)
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