Just for today !
re-invention



 「微妙」ではなく

体調はようやく復活。
今日も寒いが,それでも他県に比べればまだまだ暖かいもの。
朝からちょっとした対応。
この繰り返しではしかたがない。
どうしていくべきなのか。
全てを解決できなくても,やれることはこれだけではない。
当事者意識を持てない方がいるのは,事情が見えていないから。
情報をきちんと公開しなくては。

午後からに備えて,授業を午前に固める。
今日で最後になるクラスも多い。
何とか比例を終わらせていく。




比例の式を求める問題。
スタンドアップに生徒も慣れ,どのクラスでもいい雰囲気。
立って満足してしまう生徒がいないわけではないが,
柔らかい雰囲気の中にも,
問題を反芻し学ぼうとする姿勢が全体に漲る。
この段階で,スタンドアップ方式について
生徒からアンケート調査をとっておこうと決意。
いくつかの項目が頭に浮かぶ。

4時間目が終了後連絡が入り,急いで担任と某所へ。
期待と不安,様々な思いが交錯するのは自分だけではないはず。
元気な表情としっかりした声。
さらにそのまま学校へ。
公式な場で心を和ませたまま,話を聞き出す難しさ。
聞き慣れた「微妙」ではなく,「半分半分」の意味を知り,
思いの強さや確かさを知る。
さあ,これからだ。お互いに。

その後の運営委員会でも,いくつかの提案がなされるが,
自分の準備不足が身に染みる。

スタンドアップの生徒アンケートを作成し,
明後日の小牧での会のために,
川崎の地曳先生の授業実践をネットで見始めるが,
なぜか20分ぐらいで動かなくなる。(残念!)
熊本の武田先生の日記でも,
あの授業のその後を実践された模様が書かれていた。
数学で何を教えるのか,何を学ぶのか。
数学を通して,
同じ道を歩んでいた古の人々や問題作成者,
さらには,共に今歩んでいる方々と対話することは楽しい。
数学に惹かれた人々の世界に,生徒を引き込みたいと思う。
しかし,これを話し合うのは難しいだろうなあ・・・・。
目指すものが何なのかは,
授業者の思いも,参観者の思いも,それぞれ別モノのはず。

メディつきの会合で堀田先生に言われた,
「数学の証明はプレゼンに似ている。
 少ない文字数で証明することが,数学の美しさ。
 数学における表現を分類しても面白いのでは」

という話とも相通ずるものがあるが,
今の自分のやっている授業とはあまりに違う世界。
岡本先生に言われた,
「我々は数学の授業をしているのではない。
 数学教育をしているのだ。」
 それは生徒の人間形成に寄与する数学教育であるべきだ。」

という言葉を改めて噛みしめる。
スタンドアップ方式は,
「生徒の人間形成に寄与している」と断言できる。
生徒が学ぶ授業が,無理なく展開できる。
暖かい人間関係を育むこともできる。
とはいえ現状では,
数学的なダイナミックさとはほど遠いところにある。

2004年12月21日(火) 「よのなか」に震える
2003年12月21日(日) 少人数制の弊害


2005年12月21日(水)
目次