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re-invention



 誰もが大事な存在だから

授業は,式と表とグラフの関係というタイトルで。

教科書をdbookで映してみる。








全員が理解させたい内容なので
スタンドアップ方式をフル活用。
これまでの授業を
きちんと理解していれば
できるはずの内容も,
やらせてみると誤解が多い。



比例の式と表とグラフの関係について,
ここまで踏み込んで確認したのは初めて。
このまま一次関数まで話を進めてしまいたい気持ちになる。
(でも,それはできない話。ホントかな??)


別なクラスでは,
「グラフの傾きは,yの増え方が大きいほど急」なのはなぜかで悩む。
当たり前のことも,当たり前にならない。
授業をしている中で,
この問い自体を理解していない生徒がいることにも気づく。
ここでもスタンドアップ方式を
何度か使って,
何とか結論にたどり着くが,
もう一息という感じ。
集団で練り上げていく授業が,
教師主導になりすぎ。
生徒同士が議論し合う感じではない。
「自分が納得しなければ終わりじゃない」
という意識よりも,
「先生は何を求めているのだろう」と
こちらの表情を読みにきているのか。
生徒の中途半端な発言に対して,
自分が突っ込んでしまうのが問題なのかも。
まだまだ授業は難しい。

主任会では,今年の反省が出される。
自分の仕事を振り返ると,
教員集団で生徒指導に取り組んでいる実感はまだ薄い。
教師1人1人の力量で機能しているのは
もちろん素晴らしいことなのだが。

掃除から帰りの会にかけて,トラブル有り。
きちんと向き合う対応。

さらに遅れて進路指導委員会へ出席。
もう一年前の話なのかと,時の流れの速さを感じると同時に,
感覚的には,ずいぶん昔の話のような気持ち。
1人1人について,8時過ぎまで悩む。
数字の読みだけではないが,数字から読めることも多い。

いろいろなことが毎日ある。
人間だから失敗もする。
ましてや中学生なのだから,毎日失敗してしまう生徒もいる。
その時に,「だからお前はダメなんだと」思うのではなく,
「君は大事な1人なのだから」とどこまで本気で思えるか。
本気でないと伝わらない。
そうでなければ,生徒の心は変わらない。


2004年12月07日(火) 数学の力,恐るべし!
2003年12月07日(日) 本を読む習慣を復活させよう


2005年12月07日(水)
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