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re-invention



 出会いの中で学ぶこと

教職員組合の定期大会。
椅子並べのお手伝いが意外に早く終わる。
昨年末,小牧中にご一緒した小学校の佐藤先生に出会う。
佐藤先生がノートを広げて,
どなたかに説明されているのを一緒に聞く。
5年研で有田先生の講演があったとのこと。
話をしていたお相手は,なんと,シリウスの森竹先生。
もうかなり前から,ネット上では存じ上げていて,
同じ静岡の方なのだから一度お会いしたいと思っていた方。
あまりの奇遇に驚く。
さすがに質問される点も,なるほどと思うことばかり。
思いがけない出会いに感謝。

定期大会は質問もいくつか出て,まずまずの内容。とはいえ,
出口が見えない教育論議を避けようという感じは否めない。
本気で話し合っても,解決できないのは,みんなわかっている。

帰りに昔の通勤経路にある小さな本屋へ立ち寄る。
テスト個表作成のためのアイディアが欲しくて,
三四郎の本がないかと探すが,ない。
当然のことながら,マイクロソフト一色。
でも,考えてみたら,
ラベルへの差込印刷で対応できることに気がつく。
そうこうしているうちに,本を物色してしまう。
子供に伝えるイラク戦争」は,教室に置こうと思ったもの。
子供の写真中心で,文章も少ないが,一つ一つが重い。
向こうの子どもたちの子ども時代は短いんです。
早く大人にならないと殺されてしまうから。

さらに,桜井よしこ著の「教育が拓く未来
読む時間がないときに限って,
こういう面白そうな本を見つけてしまうのは困ったもの。

帰宅後,さっそく個表ラベル作成のファイルをおおむね作成。

夜は,T中(山間小規模校)時代の職員との飲み会。
小さい学校だけに,集まるメンバーが教員だけでなく,
事務の方や,栄養士の方までいて,なんともおもしろい。
このときの校長先生は,本当にユニーク。
高卒で就職が決まっていたのに,
養子に入ることから突然大学へ行った話や,
専門は体育なのに,図工の指導で鳴らしたわけ,
さらには,お得意の株の話まで聞く。
こんな方は,もう現われないだろうなと思う。
肩の力が抜けていて,ざっくばらんで嘘がない。
それでいて,真実を捉える卓抜した眼に関心。

高校の同級生のI先生と,近況を報告し合う。
女の子に理想の生き方を示すことが難しいという話に共感。
「女性だから」という言い方を,しなくなっているこの頃。
でも,子どもを生めるのは女性。
逆立ちしても,男にはできないこと。
母としての理想の生き方が見えないから,虐待も起こる。
そして,それが連鎖していく。


2004年06月19日(土)
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