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2003年03月26日(水) 武士道

新渡戸稲造の武士道をもう一度読み直している。

先日、台湾の李登輝元総統が書かれた「武士道解題」という本を読んで、なるほど最近の日本が失っているものはこの武士道精神ではないかと再認識したのが、ことの発端である。

李登輝元総統は日本人以上に日本のことを心配されていて、「元気出せ日本!」と、いてもたってもいられずにこの本を出版されたのだろう。

われわれ日本男子はもう一度その気持ちを酌んで、「武士道」精神を再認識する必要があるのだろう。

確かに、今の日本では「お天道さまに顔向けできないようなことをするな」とか「人に迷惑をかけるな」とか「祖先を大切にしなさい」というような当たり前のことを子供のころから口うるさく言うということがなくなってきている。これがそもそも武士道精神が失われてきた根本原因だ。

その上、学校の先生達も愛国精神だとか、敬老の精神だとか、基本的な道徳を教えなくなってきている。というよりそういう土壌がそもそもない。

基本的な生き方(それを道徳のいうのかもしれないが)というのが、僕らの世代も含めてなんとなくアバウトになってきていて、確固たるバックボーンなしにただ毎日浮遊しているという感じだ。

「勇」「仁」「義」「礼」などもうとっくに忘れられているような感じだ。武士道の本ではその他「誠」「名誉」「忠義」「大和魂」と続く。

われわれはもう一度サムライの精神を学び、子供たちに誇り高き日本人として胸を張って生きていけるような国を作っていかねばならないのだろう。


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