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2003年03月10日(月) たまには恋愛について

曽野綾子の「夢に殉ず」という小説を読んだ。
上下巻の長篇だが、なかなか読みごたえがあった

主人公「天馬翔」はここ20年ぐらい無職。古いアパートの賃貸料だけで生計をたてているが、とにかく自由奔放で奥さん以外に3人の恋人の間を行き来しては、その先々でおこるエピソードがおもしろい。

こういう小説を読むと、夫婦って一体何なん?と、あらためて考えてしまう。

夫婦の間に子供ができるととたんに家族になってしまう。昔の恋人は「おかあちゃん」になってしまう。それはとにかく劇的に変化してしまう。

まあ、家族としてアウトドアでバーベキューしたり、旅行にいったりなどなど家族という体系はこれはこれで面白いのだが、やはり夫婦間にセックスを伴わなくなってしまうのが劇的な変化だろう。

日本の住宅事情かもしれないが、親子で川の字になっている状況にセックスというのはどうも介在しない。友達に聞いてもみんな口を合わせて、「どうもそういう気になれんわな」ということだ。

そうしてみると、この主人公「天馬翔」がものすごくうらやましくなってしまう。

男はどうも永遠の恋人を探しているようで、かみさんや子供がいてもやはり心のどこかで一緒にベッドを共にする女の人を探しているような気がするのだ。。。その永遠の恋人がかみさんなら良いのだけれど、どうもそうはならない。

どうしてなのかなあ?


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