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2003年02月26日(水) トルストイって?

トルストイといえば、イワンの馬鹿ぐらいしか思い出さなかったが、昨日本屋のキリスト教の棚に「365日のことば」とか「トルストイの民話」というのがあり、作家であると同時に宗教家であることを初めて知った。

今日、朝の電車で、山本有三の「世界名作選」という文庫本を読んでたのだがその中に「人は何で生きるか」というトルストイ作の民話が入っていたのだが、非常に重いテーマを昔話調で語っている。

貧しい靴屋が寒い夜更けに礼拝堂の前でうずくまっている裸の青年を見つけることから話が始まるのだが、この青年は実は天使で、1人の女の魂を抜くのを躊躇したことで神様から「人間の中にあるものは何か?」、「人間に与えられていないものは何か?」、「人間は何で生きるか?」という3つのことがわかれば天に戻ってもよいという命題を与えられて地上に降りてきたのだ。靴屋との1年あまりの暮らしの中でこの3つの命題を理解するという話なのだ。

この本は小・中学生向けの本なのだが、本当に深い内容だ。人間はなぜ生きるのか?

いろいろな著名な人が「なぜ生きる」とか「生きる」とかいろいろな本を書いているが、どれもいまいちピンとこなかったが、このトルストイの小説はわかりやすい。


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