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| 2003年02月21日(金) |
ニッポンを取り戻そう |
最近、どうもアメリカの悪いところばかり学んで日本のよさがなくなってきている。
先日も書いたが大阪府立のろう学校高等部が1本化されてしまう。愛知県には4校もあるというのに。。これを統合による合理化とか効率化とか活性化などということばを使って、さも喜ばしいことのように言う。最近は企業も合併ばかりだ。合併して不要となった人をリストラするのだろう。
リストラ、リストラ、リストラの嵐だ。
最近の世の中といえば、合併、合理化、能力主義、勝ち組/負け組、グローバルスタンダード、というアメリカから持ち込まれた海賊主義、アングロサクソンの論理だけがまかり通って、昔の日本が持っていた謙譲の美徳だとか、武士道というようなものがなくなってきている。
リストラがさもあたりまえかのような風潮はおかしな話だ。いままで通りで別にかまわないのに、何もしなくてもいいのに、なんだか合併しないといけないかのような悪しき風潮がまん延している。
先ほどのろう学校の統合など、いったいこれをすることでどれほどの効果があるというのだろう。特殊学校だけに少人数教育は維持しなければならないので、別に教員の数を減らすわけにもいかない。2ケ所が1ケ所にかわるだけだ。どこに何の効果があるのだろう?
たしかに使わなくなった1ケ所を売却すれば利益がでるかもしれないが、今回の案は別の場所の廃校になった学校を使うという案であるため、その場所を売却しなくなった機会損失が発生するため、全く利益がでない。では、なぜ何の効果もない統合をやってしまうのだろう??
多分稟議書には生野高等ろう学校の売却利益だけを書いてあるのだろう。廃校になった白菊高校の売却を止める損失(機会損失)は書いてないのだろう。上は何も見てないのだろう。合理化効果を適当に報告すれば、よしよしよくやった。合併すればそれでイイのだ!ってな感じなのだろう。そういういい加減な流れで、生野の近くに住んでいた生徒の親を動揺させるだけだ。何が面白くて府民を混乱させるのだろうか?そういった人たちの転居費用とか通学費とかは全部家庭に押し付ける気だろうか?
話は変わるが、今日の新聞に朝鮮学校の卒業生は大学入試資格を与えないのに、インターナショナルスクールの卒業生には大学入試資格を与えるということが書いてあった。一体どういうことだろう?
英米語を使う学校はOKだが、朝鮮語を使う学校はNG。どういう発想でそういう結論がでるのだろう。日本の高校の卒業生など、英語も朝鮮語もひどい場合は日本語も満足にできないのに無条件で大学入試を受けれる。一方朝鮮学校の生徒は朝鮮語と日本語のバイリンガルなのに大検を受けなければ大学の入試すら受けさせてもらえない。ホォワイ?どういうことなんだろう?
日本は戦争時代は鬼畜米英なんて言ってたくせに、今じゃ米英の飼い犬になりさがってしまったのか?
NHKの大河ドラマで宮本武蔵をやっているが、ニッポンは今こそ武士道の精神をとりもどし、昔の立派っだったころのニッポンを取り戻さなければいけないのではないだろうか。
さよなら米英。こんちわニッポンなのだ。
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