TOM's Diary
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2004年12月14日(火) 新世界より

明日12月15日はドヴォルザークの交響曲第九番が発表された日だ。
「新世界より」と言った方が判りやすいだろう。
1893年のことだった。

ここで言う「新世界」とはアメリカのことである。
他にもドヴォルザークは弦楽四重奏曲「アメリカ」などを
作曲している(個人的に「アメリカ」はそれほどの名曲とは
思わないが・・・)。

チェコ出身のドヴォルザークは、弱冠16歳でプラハに留学し
貧困とたたかいながら作曲活動を続けたそうだ。
その後、ブラームスに見出されたドヴォルザークは「スラブ舞曲
(スラブダンス)」で名声を得ることになる。このときドヴォル
ザークは46歳。おそらく作曲家として一番脂の乗った時期だった
と思われる。その後も作曲活動を続け、50でプラハ音楽院教授、
そして、翌年、アメリカはニューヨークの国際音楽院の院長に迎
えられることになる。

ドヴォルザークにとってアメリカはまさに新天地、新しい世界で
あったのだろう。どのような気持ちでアメリカを見ていたので
あろうか?
古い歴史に包まれたヨーロッパから、すべてが新しいアメリカに
渡ったドヴォルザークにとって、とても刺激的で夢のような世界
だったに違いない。作曲家としての創作意欲を大きくそそられた
のだろう。ドヴォルザークの一番の名曲とも思われる、「新世界
より」はこの時期に作曲されたものだ。アメリカの大自然に魅せ
られてこの曲を作曲したと言う気持ちが、わかるような気もする。
曲からもアメリカの大自然の様子がよく伝わってくると思う。

ところで、ドヴォルザークを検索していてこんなものを見つけた。
土・掘・削(ドヴォルザーク)
まぁ、悪くないネーミングだとは思うけど・・・


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