TOM's Diary
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明日12月15日はドヴォルザークの交響曲第九番が発表された日だ。 「新世界より」と言った方が判りやすいだろう。 1893年のことだった。
ここで言う「新世界」とはアメリカのことである。 他にもドヴォルザークは弦楽四重奏曲「アメリカ」などを 作曲している(個人的に「アメリカ」はそれほどの名曲とは 思わないが・・・)。
チェコ出身のドヴォルザークは、弱冠16歳でプラハに留学し 貧困とたたかいながら作曲活動を続けたそうだ。 その後、ブラームスに見出されたドヴォルザークは「スラブ舞曲 (スラブダンス)」で名声を得ることになる。このときドヴォル ザークは46歳。おそらく作曲家として一番脂の乗った時期だった と思われる。その後も作曲活動を続け、50でプラハ音楽院教授、 そして、翌年、アメリカはニューヨークの国際音楽院の院長に迎 えられることになる。
ドヴォルザークにとってアメリカはまさに新天地、新しい世界で あったのだろう。どのような気持ちでアメリカを見ていたので あろうか? 古い歴史に包まれたヨーロッパから、すべてが新しいアメリカに 渡ったドヴォルザークにとって、とても刺激的で夢のような世界 だったに違いない。作曲家としての創作意欲を大きくそそられた のだろう。ドヴォルザークの一番の名曲とも思われる、「新世界 より」はこの時期に作曲されたものだ。アメリカの大自然に魅せ られてこの曲を作曲したと言う気持ちが、わかるような気もする。 曲からもアメリカの大自然の様子がよく伝わってくると思う。
ところで、ドヴォルザークを検索していてこんなものを見つけた。 「土・掘・削(ドヴォルザーク)」 まぁ、悪くないネーミングだとは思うけど・・・
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