TOM's Diary
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2004年06月01日(火) 衣替え

いい加減、暑くて衣替えの時期だと思っていたが
いざ、衣替えの日になってみるとこれがまた寒い。
まったく・・・

6月1日は衣替えの日。
24時間ニュース専門チャンネルのCNNが開局した日であり
NHKが衛星放送を開始した日でもある。
どちらも最近のことのように思えるが、NHKの衛星放送は1989年
で15年も前の話であり、CNNの開局に至っては1980年と24年も
まえの話である。もっともCNNを私が認識したのはもっとあとであるが
湾岸戦争よりはもっと前である。NHKの衛星放送と同じころであろう。
それでも15年も前である。

10年ひと昔とはよく言ったもので、最近のことのように思えても
10年以上前と思うと、「そんなに昔の話だったか」と思ってしまう。
情報の流れがはやい現代でさえそうなのだから、ゆったりと時間の
流れていた昔は10年と言っても今以上に長い時間だったのではない
だろうか?

いや、本当に昔の方が今よりもゆったりと時間が流れていたのだろうか?
時代によっては今よりもダイナミックに時間が流れていたのではないだろうか?

戦国時代などは一つの戦で国自体が代わってしまうのだ。
運が悪ければ(良ければ?)、一生の内になんども戦に巻き込まれ、なんども
国が変わってしまう事だってあっただろう。おそらくそんなときには10年が
ふた昔にもみ昔にも感じられたに違いない。

江戸末期から明治政府誕生までも人々の生活は極端に変化したに違いない。
日露戦争で日本はアジアの小さな国から、かなり背伸びをしつつも、
欧米諸国と肩をならべるようになり、太平洋戦争を間に軍国主義から
民主主義へとがらりと国の態勢が変わっている。

敗戦国日本は、急速な発展を遂げ、先進国と言われるようにまでなり、
バブルの崩壊で経済の構造が変わり、
ベルリンの壁の崩壊で世界の秩序が大きく変わった。

このように常に歴史は動きつづけている。
ほんとうに時間がゆっくりと動いていた時代などあるのだろうか?

長く続いた不況のなか息を潜めるように耐えてきた日本人だが、
小泉首相が北朝鮮に行ったことで、それまでうやむやになっていた拉致問題が
前進し、北朝鮮産まれの日本人が帰国した。朝鮮半島の情勢はどんどん変化
している。
今後、我々を取り巻く環境は加速度的に変化していくに違いない。

イラクに飽きたアメリカは、ほとぼりが冷めたらこんどは北朝鮮に矛先を
向けるだろう。朝鮮半島の情勢が変われば我々もうかうかしていられない。
韓国や中国の情勢も見据えながら、大陸との交流がますます盛んになるだろう。
そうなれば我々も日本と言う国に固執していられない。

暑いだ寒いだ言っている場合ではなく、急速に変化してく環境へと
衣替えが必要になってくるだろう。

そう、江戸時代があった。
このときばかりはほんとうにゆったりとした時間が流れていたであろう。
そんな時代に産まれていればよかったのだが・・・


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