TOM's Diary
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今日、5月27日。 戦前(太平洋戦争前)は海軍記念日で休日だったそうだ。
1905年5月27日13時55分 連合艦隊旗艦「三笠」はZ旗を掲げた。 東郷平八郎率いる大日本帝国海軍連合艦隊とロシア海軍のバルチック艦隊と 戦闘状態にはいった。日本海海戦(ロシア名:ツシマ海戦)である。 先頭は翌28日10時53分バルチック艦隊の降伏書の受理を持って終了した。 背水の陣で望んだ日露戦争は日本海海戦の圧勝が引き金になって勝利に終わった。
当時の日本人は大喜びだっただろう。 ヨーロッパの大国ロシアに勝ったのだ。 調子に乗るのも無理もない。 もし負けていたら日本も植民地となっていたかもしれない。 それが、ヨーロッパの大国と対等の立場になれるチャンスを得たのだ。
調子に乗った日本は中国に兵を送り、満州国まで作り上げた。 そして太平洋戦争の泥沼へ。
戦後、海軍記念日は廃止された。 敗戦国となった日本は、驚異的な経済成長を遂げて、再度世界の大国の 仲間入りを果たした。軍事力を使わず、平和的に大国の仲間入りをした。
平和的にと言えば聞こえはいい。 要は、金の力だ。 食料の自給自足も出来ず、エネルギー源である油も輸入に頼っている。 こんな国がどうして成り立っていけているのか不思議なほどだ。 金がなくなれば、日本などあっと言う間に困窮してしまう。
幸い景気は回復基調にあるようだが、この辺で真剣に日本という国の ありかたについて考え直した方がよいのではないだろうか?
ところで海軍記念日があれば、当然陸軍記念日もある。 3月10日奉天会戦により瀋陽を占領したことを記念したものである。 東京大空襲はこの日に行われている。せっかくの記念日にケチがついた形だ。
戦前、海軍記念日や陸軍記念日があったのなら、戦後には経済記念日や バブル記念日なんていう休日もあってはいいように思うのが不思議とない。 当然だが空軍記念日は戦前も戦後ない。 休みが増えることは大歓迎なのだが・・・
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