独り言。
もくじかこみらい


2003年08月09日(土) 卒業。

朝起きたら、台風。
「新幹線は動いてるのか〜?」と思いつつ、ネットをつなげつつ、準備。

JR東海のHPを見たら、ちゃんと動いてた。
新幹線さえ動いてれば、台風だろうがなんだろうが、行くのだ。

12:36ののぞみに乗るために、家を12:00前に出た。
風は強かったけど、雨は小降り。

横浜線の乗り換えの時に、大雨に降られたけど、それ以外は全然大丈夫。
無事に、新横浜から京都へ。

京都に着くまでの2時間、すごく複雑だった。

こんなに、心が重い旅は、初めてで。
でもやっぱり、会える事が嬉しくて・・・。


京都に着くと、“少し遅れる”というメールが入った。
「あぁ、いつもと同じだな〜」って思った。

いつも待っていたところで、待つ事にした。
「どんな顔して会えば良いんだろう?」って、下向いて考えてた。

しばらくしたら、彼が来た。
下向いてたから全然気づかなくて、ちょっとビックリした。

いつもみたいに、荷物を持ってくれた。
私から出た言葉は、「久しぶり」だった。

彼は、『うん』って。

車に乗り込んで、私が泊まるホテルを目指す。
京都駅から、それほど遠いところではなかったけど、すごく長く感じた。

お互いに、会話はない。
私は、ずっと窓の外を見てた。

泣きそうになってた。
彼はすぐそこにいるのに、触れる事すら出来なくて、すごくすごく遠くに感じたから。


ホテルにチェックインして、部屋に行った。

私は、ベッドに座り込んだ。
彼は、部屋をウロウロ。

きっと、落ち着かなかったんだろう。
それは、私もだけど。

私からは何も言えなくて、やっぱり窓の外を見てた。
しばらくして、彼が話し始めた。

話を聞いてたら、涙が出た。
「私はきっと、泣かない」って思ってたのに。

彼の話をずっと聞いてて、いろいろ言いたい事や聞きたい事があるのに、
なかなか話し出せなかった。

やっとの思いで、口を開いた。
でもこの時、何から話し出したのか、覚えてない。

泣きながら話してた。
彼に背を向けて。

どうしても、彼の顔を見る事が出来なかった。


いろいろ話した。
言い合いになったりもしたし、お互いに泣いたりもしたし、笑って他愛のない話もした。

どんなに辛い話をしていても、彼といられる事が嬉しかった。
「やっぱり好きなんだな〜」って思った。


一緒に食事に行って、彼は『そのまま帰る』って言った。
でも、「まだ一緒にいたい」って、ワガママを言った。

彼は、すごく困っていたけれど、『22:00までね』って言ってくれた。
20:30、またホテルに戻った。

テレビを見ながら、話してた。
でも私は、すごいワガママを言った。

「ギュッてして欲しい」って。

彼はまた、困った顔をしたけれど、ギュッてしてくれた。
『これが最後だよ。離れたら、もう友達。またギュッてしてって言っても、突き放すよ』って。

ギュッとしてくれた瞬間に、涙が溢れ出した。
「本当に大好きだったよ・・・」って、大泣きした。

彼は、『うんうん』って言いながら、しばらくギュッてしてくれてた。

離れて、「すごく幸せだったよ」って伝えた。
「完全な友達にはなれないだろうけど、友達になりたい」とも。

彼は、『友達になりたいって言ってくれて、嬉しい』って。


22:00になって、彼は『時間だから』って帰ろうとした。
私は、「もう1度、ギュッてしたい」って、最大のワガママを言った。

彼は『ダメ』って言ったけど、「これで本当に最後」ってワガママを通した。
ギュッてしてくれた。

「幸せになるんだよ」

私はずっと、これが言いたかったんだ。
『みぃもね』って、彼は言ってくれた。

ドアまで送って、握手をした。
「今までありがとう」て。

彼が行ってしまって、泣き崩れた。
でも、すぐに涙を拭いた。

「会って良かった。ちゃんと終わりに出来た」って思ったから。

その後は、テレビ見て笑ったり、お風呂に入ったりした。
沢山泣いて疲れたのか、0:00に眠りについた。





会う前から、ちょっとずつ考えなくなっていた。
「きっと会っても、大丈夫。笑って話せる」と思ってた。

でも会ったら、「やっぱり好きだな〜」って思ったし、いっぱい泣いた。

でもね、心の整理はついたよ。
私はこの恋から、やっと卒業出来たんだ。


みぃ : メールケイジバン