独り言。
もくじ : かこ : みらい
朝起きたら、台風。 「新幹線は動いてるのか〜?」と思いつつ、ネットをつなげつつ、準備。
JR東海のHPを見たら、ちゃんと動いてた。 新幹線さえ動いてれば、台風だろうがなんだろうが、行くのだ。
12:36ののぞみに乗るために、家を12:00前に出た。 風は強かったけど、雨は小降り。
横浜線の乗り換えの時に、大雨に降られたけど、それ以外は全然大丈夫。 無事に、新横浜から京都へ。
京都に着くまでの2時間、すごく複雑だった。
こんなに、心が重い旅は、初めてで。 でもやっぱり、会える事が嬉しくて・・・。
京都に着くと、“少し遅れる”というメールが入った。 「あぁ、いつもと同じだな〜」って思った。
いつも待っていたところで、待つ事にした。 「どんな顔して会えば良いんだろう?」って、下向いて考えてた。
しばらくしたら、彼が来た。 下向いてたから全然気づかなくて、ちょっとビックリした。
いつもみたいに、荷物を持ってくれた。 私から出た言葉は、「久しぶり」だった。
彼は、『うん』って。
車に乗り込んで、私が泊まるホテルを目指す。 京都駅から、それほど遠いところではなかったけど、すごく長く感じた。
お互いに、会話はない。 私は、ずっと窓の外を見てた。
泣きそうになってた。 彼はすぐそこにいるのに、触れる事すら出来なくて、すごくすごく遠くに感じたから。
ホテルにチェックインして、部屋に行った。
私は、ベッドに座り込んだ。 彼は、部屋をウロウロ。
きっと、落ち着かなかったんだろう。 それは、私もだけど。
私からは何も言えなくて、やっぱり窓の外を見てた。 しばらくして、彼が話し始めた。
話を聞いてたら、涙が出た。 「私はきっと、泣かない」って思ってたのに。
彼の話をずっと聞いてて、いろいろ言いたい事や聞きたい事があるのに、 なかなか話し出せなかった。
やっとの思いで、口を開いた。 でもこの時、何から話し出したのか、覚えてない。
泣きながら話してた。 彼に背を向けて。
どうしても、彼の顔を見る事が出来なかった。
いろいろ話した。 言い合いになったりもしたし、お互いに泣いたりもしたし、笑って他愛のない話もした。
どんなに辛い話をしていても、彼といられる事が嬉しかった。 「やっぱり好きなんだな〜」って思った。
一緒に食事に行って、彼は『そのまま帰る』って言った。 でも、「まだ一緒にいたい」って、ワガママを言った。
彼は、すごく困っていたけれど、『22:00までね』って言ってくれた。 20:30、またホテルに戻った。
テレビを見ながら、話してた。 でも私は、すごいワガママを言った。
「ギュッてして欲しい」って。
彼はまた、困った顔をしたけれど、ギュッてしてくれた。 『これが最後だよ。離れたら、もう友達。またギュッてしてって言っても、突き放すよ』って。
ギュッとしてくれた瞬間に、涙が溢れ出した。 「本当に大好きだったよ・・・」って、大泣きした。
彼は、『うんうん』って言いながら、しばらくギュッてしてくれてた。
離れて、「すごく幸せだったよ」って伝えた。 「完全な友達にはなれないだろうけど、友達になりたい」とも。
彼は、『友達になりたいって言ってくれて、嬉しい』って。
22:00になって、彼は『時間だから』って帰ろうとした。 私は、「もう1度、ギュッてしたい」って、最大のワガママを言った。
彼は『ダメ』って言ったけど、「これで本当に最後」ってワガママを通した。 ギュッてしてくれた。
「幸せになるんだよ」
私はずっと、これが言いたかったんだ。 『みぃもね』って、彼は言ってくれた。
ドアまで送って、握手をした。 「今までありがとう」て。
彼が行ってしまって、泣き崩れた。 でも、すぐに涙を拭いた。
「会って良かった。ちゃんと終わりに出来た」って思ったから。
その後は、テレビ見て笑ったり、お風呂に入ったりした。 沢山泣いて疲れたのか、0:00に眠りについた。
会う前から、ちょっとずつ考えなくなっていた。 「きっと会っても、大丈夫。笑って話せる」と思ってた。
でも会ったら、「やっぱり好きだな〜」って思ったし、いっぱい泣いた。
でもね、心の整理はついたよ。 私はこの恋から、やっと卒業出来たんだ。
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