・・・・・まだ、ボクは君のために泣けるんだ・・・。
雫が頬を伝う感触に、 ボクは、泣いているんだ、と理解した。
「・・え・・・!?ちょ、ちょっとタイマー君どうしたの!?」
ボクのプロデューサーのアイちゃんが慌てる。 ボクは慌てて笑顔を作ってこう・・・答えた。
「あ・・・えと・・・なんか、あんまり切ない歌詞だからさ・・・思わず・・・。 こんなの・・・ボクに歌えるかなぁ・・・?ちゃんと、みんなに伝えられるかなぁ?」
・・・・あぁ、もしかしたら笑顔が作れていなかったかもしれない・・・。 だけど、正直、これがホントの気持ちだった。
歌ってる最中に・・・泣き出さないといいけど・・・・。
なんて。いつからボクはこんなに弱くなった? 少なくとも、人前で涙を見せるような奴じゃなかったはずだ。
ボクの不安をどうとったのか、アイちゃんは優しく励ましてくれた。
「大丈夫だよ。タイマー君なら。現に今、詞に気持ちが入ってたでしょ? そのまま伝えればいいんだよ。君の、感じたとおりに。」
「でもさぁ〜・・・こういう経験ないから・・・」
これは全くのウソダケド・・・・
そんな台詞にアイちゃんは一瞬複雑な表情をしたように見えたけど、 気のせいかな・・・。
「じゃぁ、タイマー君、しっかり練習してきてね!」
いつもの笑顔に戻ったアイちゃんが部屋を出て行く。 アイちゃんは、知ってるのかな・・・?
「は〜い」
アイちゃんの背中に元気良く挨拶・・・・(できてたかな・・・?)したつもりで 手を振った。
また、溢れそうになる涙をこらえたまま。
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はい〜・・・今日思いついたタイスマタイのお話。 まぁ、基本的にボクの書くタイスマはティマー視点で痛いものが多いですが・・・ あえて最近はCP表示をタイスマタイに。 彼らはどっちかっていうとプラトニックな方向で。 精神的に痛いカップルが好きです。(腐 まぁ、なんか、そういう気分の時に・・・。
CAのHW終らないよー・・・・。(遠い目
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