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2002年04月25日(木) 崖を登って感じたこと

高低差2メートル以上の崖を登り降りした。
勾配はかなりきつい。
それを30往復以上。
宅地造成の現場への配達だ。

昔なら泣きが入ったかもしれない。
監督さんに「そんなことできませんよ」
と文句を言って断っていただろう。

今は違う。
材木を肩にかついで崖を登っている自分が頼もしい。
「俺ってすごいじゃん」
かなり悦になっている。

失敗も成功もすべて自分に返ってくるので、
何でも割り切れる。
と言うより、割り切るしかない。
だからこういう仕事も全然苦には感じないようになった。
それに、きつい仕事ほど終わった後の達成感を得られる。

そう考えられるようになったのも、
過去の経験の積み重ねだ。

回り道をしたように思える前の職場での仕事も、
今の自分を形成している確かな一つとなっている。
無駄な経験など無い。



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