今日は朝から冷たい雨が降っています。
この季節一番の寒さとなりました。
なんとコブシの新芽がずいぶん膨らんでいました。
昼食で3階の食堂から雨にそぼぬれた木々たちを眺めると、いかにも寒そうでした。
2歳の女の子がお母さんの妊婦検診にやってきました。
カーテンをぱっと開けると、それまで遊んでいた子供の動作が一瞬で止まり、緊張状態になりました。テリトリーセンサーの発動です。
お母さんが「ゆうちゃん、院長先生初めてだからまだ慣れないね」と声を掛けてくれました。
私がしゃがんで手を伸ばすと、2m先から体をよじるようにツツッとにじり寄ってきて、すっと体を預けました。
「大好き、大好き」といって背中をとんとんすると、もじもじしながらお母さんが寝ているベッドへ戻りました。
私をはじめみんなびっくりでした。
しばらくしてまた2歳の女の子がお母さんとやってきました。
妊娠6ヶ月の検診です。
性別を見てほしいというので映し出された映像は女の子でした。
やっぱり!といって話してくれました。
「この子のいとこたちが何にかいるのですが、みんな女の子だって言うんです。この子も性別の意識はないのですが、チンチンある?って聞くと、ないない!と言うんです。子供たちってわかるんでしょうか?」
3歳までのこどもにはおなかの赤ちゃんが見えるらしいとお話しすると、「おなかの中のこと覚えているかなと思って、おなかにいたとき何してた?と聞くと、神様と遊んでた!なんて言うんです。おもしろいですね。」
神様の概念などないはずなのに、私も感動しました。
外来の終わりごろ、久しぶりにがん検診に来られた方が懐かしいお話をいろいろしてくれたのですが、12歳になるお子さんの感動秘話を聞かせてくれました。
生まれて間もないころ、大変な病気で大きな手術を何回も受け、強い生命力でそれを乗り越えて元気に成長していました。
ところが最近、急に腸閉塞を起こして入院し、手術を受け、無事回復したのですが、ふと漏らした言葉、「お母さんがいなかったら僕は死んでいたかもしれない。これで反抗期はできなくなった。」
生命と向き合った彼の人生は、新しいものになったのでしょうね。
今日は沢山の天使たちが舞い降りた日でした。
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