午後、定例のRSKラジオ番組の収録がありました。
今回は今月29日午後7時から行われる、遺伝子研究の第一人者、村上和雄先生の講演会「スイッチ・オンの生き方」へのご案内です。
昨年先生をお招きした折り、眠っている幸福遺伝子を探し、オンにする研究についてお聞きしました。
このことについては先生の著書、「アホは神の望み」に“利他的遺伝子オン”というお話に詳しく書かれています。
人間のこれまでの歴史は“利己的遺伝子”によって人間だけに都合の良い文明文化を創り上げてきました。
現代生活を見るといまなお、もっと便利に、もっと快適に、もっと早く、といった利己的遺伝子の活動が加速されているのが分かります。
ところがそれと反比例するかのように、こころの病気が増え、自殺者が増え、生き甲斐のもてない人たちがあふれ、大量破壊兵器による、多くのいのちを無駄にする戦争や紛争がはびこっています。
人間が元々持っている“誰かのために、何かのために”役に立つ喜び、つまり「利他的遺伝子」にスイッチ・オンする生き方が増えれば、世界が変わるというのです。
最近おもしろい実験風景をテレビで見ました。
チンパンジー1匹が入った檻を二つ並列に並べます。
一方の檻の外に、ちょっとのところで手が届かない位置にジュースを置きます。
他方の檻にステッキを入れておきます。
ジュースの檻のチンパンジーは何とか手に入れてのみたいのですが、なかなかうまくとれません。
考えたあげく、ステッキの檻をたたき、ステッキをよこせという仕草をします。
くりかえしするうち、ジュースに縁がないチンパンジーは仕方なさそうにステッキを渡します。
まんまとジュースをせしめたこちらのチンパンジーは、うれしそうにジュースを飲むのですが、分け前を渡すわけではありません。
利他的行為はチンパンジーにもあるという実験でした。
霊長類から利他的遺伝子が用意されているのでしょうか?
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