子育て情報交換
sunclinicの日記

2009年10月07日(水) 始まり無き始まり

台風来襲を予感させる雨模様です。本土に近づくのは明日のようですね。

3日前からの陣痛を乗り越え、いいお産がありました。

生まれてきた赤ちゃんの頭をなぜながら、お母さんがまずご主人に「産まれたね!ずっと一緒にいてくれてありがとう!」と声をかけ、続いてスタッフに「皆さんのおかげです。本当にありがとう!」とねぎらってくれました。そのあとしみじみと、赤ちゃんに「産まれてくれてありがとう!」と、小さくつぶやくように繰り返しました。

生まれたとき赤ちゃんは「おめでとう!」の祝福を受けるのですが、じつはお母さんの感謝、「ありがとう!」をもらうのです。

このときのお母さんの姿は、みんなマリア像のように光に満ちています。

お母さんの胸には、かけがえのない生命を抱いている静かな感動が、泉のようにわいているように思います。

目に見えないくらい小さい1個の卵子と精子の合体から、60兆個と言われる細胞の集合体、ヒトになるその不思議さ。

ミクロの世界に意識をおくと、細胞は核を中心とする太陽系、組織は銀河、身体全体は広大な宇宙とも見えます。

精子と卵子は赤ん坊として産まれてきた身体に、精原細胞、卵母細胞としてすでに用意されています。

精原細胞、卵母細胞は受精卵に、さらには精子そのもの、卵子そのものに、さらには細胞そのものに、またさらにはすべてのDNAという生命の設計図に用意されています。

DNAという設計図は人間の祖先、もっとたどれば生命が地球に宿ったそのときから全ての生きものに枝分かれしながら、38億年かけて受け継がれてきたものです。

生命は地球という母体があったから宿ることができました。

地球をはじめ無数の星は宇宙の塵(ちり)集まってできたもの。

そしてそのもとは、「無」が産み出したビッグバーンです。

いのちはまさに、始まり無き始まりなのです。


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