子育て情報交換
sunclinicの日記

2004年03月13日(土) 添い寝・添い乳

回診の時、産後3日目のお母さんが横にねていた赤ちゃんを抱き上げながら“この子は一緒に寝ていないとすぐ泣き出すんです。いいんでしょうか?”と尋ねられました。“もちろんです。赤ちゃんは今お母さんの一部なんです。“添い寝の方が赤ちゃんにとって気分が安定するし、傍に赤ちゃんがいるとお母さんも安心じゃないですか。”
“そうなんですけど、つぶしてしまわないかと心配です。”“大丈夫ですよ。お母さんには特別なセンサーがあって,いつも赤ちゃんを感じていられるんです。赤ちゃんに触ると無意識のうちに赤ちゃんをかばう姿勢をとります。”“添い乳もいいんですか?”“もちろんそれができる方がいいですよ。”なんとか安心したようです。
添い寝、添い乳について、母と子が一緒に寝ることの必然性を、鋭い観察眼を持つデズモント・モリスは著書「Babywatching」(邦訳:赤ん坊はなぜかわいい)の中で次のように述べている。「はるか太古の時代には、赤ん坊をひとりにするにはおそらく危険すぎた。ひとりぼっちにされないよう、赤ん坊は絶対的な保護者である両親から隔離されたと感じるや、鋭く激しい半狂乱の警報を発するようになったのだ。ヒトの赤ん坊は、子ザルのように母にしがみつくことも、子鹿のように母の元へ駆け込むこともかなわない。身を守るすべといえば声だけが頼りである。母親は我が子の発する警報にごく自然に反応し、そしてすべてはうまくいった。夜は母の傍らに寝て、いつでも抱き寄せてもらえた。・・・・病院でも家庭でも、赤ん坊をそばに置ける母親は、それだけで満ち足りて、鬱に苦しまずにすむと言われる。母としてのホルモンが、我が子をうんと抱きしめて慈しんでやりなさいと要求してくるのである。それに応えられないと、母親は胸にぽっかり穴が開き、自分を役立たずとかんじてしまう。」


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