| 2004年02月25日(水) |
タミフルの適応について |
2月21日付の日記、“インフルエンザと妊娠”の中で、インフルエンザの特効薬であるタミフルが、胎盤を通過して胎児に、母乳を介して乳児に移行するので服用できないことを書きましたが、その後乳児のインフルエンザの治療に苦慮している小児科医から1才未満の乳児にタミフルを処方してなぜいけないかの声が多くあり、厚生労働省が通達を出しました。そんな折授乳中のお母さんからのメールで、内科から処方薬を服用しているが授乳していて大丈夫?という質問が来ましたので、現在の私の見解をお伝えしたので、ここに書いておきます。 初めまして、岡山市で開業しており、日本母乳の会運営委員をしております山縣威日といいます。母乳育児サークルからあなたのメールが転送されてきましたので、タミフルに関する情報をお知らせいたします。 妊娠中、および授乳中は胎盤や母乳を介してこどもに移行するので、服薬不可とされています。なぜ胎児や乳児に移行してはいけないかの根拠は、どのような影響が出るかわからないからということで、医学的根拠ではありません。 平成16年(今年)2月2日づけの日本小児科学会から厚生労働省への質問という形で、1才未満の乳児にタミフルを使用してはいけないのかという問いに対する答えとして、通達がありました。それによると“保護者の同意を得た上で、慎重に使用してください。”というものでした。 このことを見ても、胎盤通過や母乳に出る量は、実際に飲ませる量に比べ微量と考えられますので、お母さんがタミフルをのんでも母乳を止める必要はないことがわかります。 どうぞ心配せずに母乳を続けてください。
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