昨日は“助産師のための母乳育児セミナー”2日目。特別講演は岡山市自然保護センター、井口萬喜男氏の「翔べ!タンチョウ」〜いのちを育む〜 でした。絶滅寸前といわれた日本のタンチョウが、大正13年釧路湿原の奥に数羽発見されてから現在の1200羽に増やすまでの驚異的努力のお話しから始まりました。そして岡山の後楽園から戦後消えたタンチョウが、中国友好の架け橋としてつがいが贈られてきたが、実はどちらも雌だったこと、それから繁殖にいたるまでのまさに血がにじむような努力を語られました。飼育を通して学んだ、タンチョウの夫婦愛、親子愛をまるで家族のような情愛を込めて伝えられ、感動でした。
教育講演は、宮城県立こども病院副院長 堺武男先生による「母乳を長く続ける意義と離乳食」でした。母乳の利点、しかも長く続けることの利点をこれまで世各国で積み上げられた科学的データをまじえて、情緒的に訴えられました。育児に関する一時代前の常識が、今非常識であることを科学的に説明されました。冒頭、核家族化が進んで育児文化が伝えられなくなった現在、施設が家族の意識を持ち、大家族の一員として子供やお母さんのお世話することが必要であると述べられ、これからの周産期医療のあり方を示唆するものでした。
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