神の領域にまで足を踏み込んだかのようにも見える現代の生殖医療は、まさに子供を作る産業とさえ言えます。不妊に悩むカップルには福音の医療ですが、その最先端医療にたずさわる専門家の間に、どこまで生まれてくるこどもたちの未来に関われるかという深刻な問題が広がっています。 家人が不妊治療を長く続けてきた知り合いの方からとても心を打たれるお話を聞くことができました。 “子どもが欲しいとばかり思ってきたのですが、親が欲しいと思っている子どももいるんですよね。それに気づいてから、こどもをつくるのではなく、子どもを待つという自然な気持ちになりました。” 辛抱強く続けた不妊治療の末の貴重な気づきです。
|