京のいけず日記

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2005年08月24日(水) ゼイタクな時間 おふざけ絵「う」


「あ・い・う・え・お」 の 「う」

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3コマ目

贅沢=果てしなく無駄に、阿呆になれる時間…。




仕事帰りの電車の中で忘れ物に気づいた。
蒸し暑くて脱いだ半袖の上着が、ホームのベンチに掛けたままだ。

次の駅で電車を降りて反対ホームへ。
PM10:30 だった時計の数字が、今は 11:00 を回っている。

今日はツイていない…。
唇を突き出し、しょげる一方で、視線が手許の本の上に落ちる。
余分な、この一往復のおかげで、読書時間が増えた。

「ごめん。今日はツイてへんかった」
心配顔で迎えに来てくれたダンナに、いかにも残念とペロリと舌を出す。


ちなみに読んだ小説は、木内昇さんの「幕末の青嵐」
他、辻真先の「土方歳三、参る!」も中々に…。感想はのちほどに。



【ゼイタクな時間その2】

一週間に2時間、自分のために、贅沢な時間を確保した。
ただ真っ白いスケッチブックに向かうための2時間。
誰にも、自分自身にも、気を咎めることも、邪魔されることもない無心な時間。
絵を、日本画を習ってみることにした。

どうやら最初のうちはデッサンばっかりだそうだ。
上達したら何が描きたい?などと問われて「人物」と答えそうで恐いなぁ。

夢。絵具を使えるようになったら、真っ先に誰かさんの肖像を描きたい。
半身じゃない、生身の人間の恐さが見える全身像のほうのヤツです。うふっ。


Sako