京のいけず日記

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2004年03月08日(月) 鳥インフルエンザに揺れて (新選組!9回目の妄感)

井戸端で汗を拭く歳三。うーん、20代前半
最初の対応に心得違いをした結果
痛ましい事件が起こった。

こんな筈ではなかったのに
と、…思う。

ボタンの掛け違いは
誰にでも起こる。

ここぞというとき 正念場
どんな理由があろうとも
やってはいけないことがある。

常に心強くありたい
このささやかな
平和な生活の中にも。

自分を必要とする人のために
 自分が必要とする人のために


 ご冥福をお祈りします。合掌



--- ● 新選組!第9回目の妄想的感想 「すべてはこの手紙 」● ---

テンポの早い場面切替えにまたかと思ったが、
導入部分が過ぎると、そんなに気にならなくなった。

今回、印象に残ったのは、何といっても、
野田秀樹さん演ずるところの勝海舟!

この飄々さ。せっかちさ。勝さん、いい味。
名前だけは知っていたけど、見るのはお初に近い役者さん。
お名前しっかりと脳裏に残りました。

西洋の芸術と東洋の道徳…。
石坂の佐久間象山と勝さんの会話シーンは、
派手な動作もないのに、さすがに惹きつけられる。

二人とは対照的に、
最先端な話には入っていけず、
大切なコルク栓まで笑われる香取勇さん。

講武所で約束をほごにされた理由を、
座して乞う近藤の卑小さ、俗物さ。
同じ俗物人間として、少々、胸がセツナク痛いです。

再び講武所での問答。
ひたむきな武士への憧れ、意地、後に直参になった時の喜び…。
下地は、そうきたか、と。

純粋な武士への憧れよりも、
こういう展開の方が納得する…ひねくれた私って…嫌だなぁ…。

次の見せ場は、
道場での近藤さんと歳三のツーショット。

「いい年してまだ喧嘩ばかりしてるのか」
「女か」
「…ここはダメ男の吹き溜まりだな」

近藤しかり、永倉しかり、原田しかり、
子守りをしてる沖田も、みつに突っ込まれている山南も、
考えようによっちゃ、いい男がブラブラしてるダメ男なわけで
その代表格が、
(あえて)お琴の身内にボコボコにされてしまう歳三さん。

だけど、この山本歳三さん。今回、少し見直した。
可愛すぎると思っていた印象が薄れて、
表情とか、仕草とか、苦くて、くそ強い、副長さんの顔に
少し近づいてきたような気がしました。

顔付き変わった…? 
馬鹿。変わんねえよ、ですよね。なんでだろう?
でも、ようやく、山本歳三さんの副長ぶりに、今後、期待していけそう♪

そのお相手、残念ながら、お琴さんはやっぱりイメージが違うーーー。
その上、ぎこちないというか、全然こちらに響いてこない…。
(すみません、言いたい放題)
京都、江戸敗走後も、登場予定なら、ちょっと辛いな。

その他モロモロ。

近藤さんと、つねさん夫婦。
新八っあんだけじゃないよ。毎回、応援したくなっちゃいますね。
京都に行ちゃうと、このほのぼの夫婦見られないのが残念…。
たまちゃん、かわいいー♪
うわぁい、シンゴママになっちゃだめよ、香取勇さん。

あと面白かったのが、各流儀のうんちくシーン。
翻弄される林太郎(日野陽仁…芸名も面白いんだ)さん 
いいぞー。文字通り迷演技でした。
たぶん、流儀のうんちくに一番こだわらないのは歳三さんだよ。
喧嘩上等、勝てりゃいいじゃねえか、みたいな。

意外なところで、へーと思った場面。

山南さん、ちゃんと筆を立てて手紙を書いていた。
それを見ていた子どもが「書き方が変やないか?」と。
そうしたら、さっそく昔人間のダンナがうんちくたれてました。

で、何となく昼間のテレビ、仕事人の再放送で
同心が帳面をつけるシーンをじっと見ていたら、
主水さん以外、みんな筆を鉛筆みたいに持ってたもん。
山南さんのあれも演技なんだろうか。

でも昔の人って偉いなぁ。悪筆なんで尊敬します。
近藤さんの書は立派だし、若い沖田も、歳三さんですら筆達者。
(龍馬の書はユニークやねん)

下の子は、ふでの前にできた、みかんの皮の山に
「この人無器用な人やなあ」と、笑ってた。
ふでさん、無器用でかわいい人、ちゃんと伝わってるよ。

あっ、あと、ふわふわ玉子食べてみたいなー。

次回は「いよいよ浪士組」予告編を見て。
いいやん、この松平さんの俗っぽさ。くさる伊原の兄さんも。
面白そうやん。

欲を言うなら、江戸編でもう一人登場させてほしかった人物が。
伊庭道場の八郎さんですよ、伊庭八郎さん!
箱舘まで行くんだからさ。
あ…そっか、大河は近藤斬首で、おしまいかぁ。ん〜残念。

  おっと。ピースメーカーが始まった。早く寝なきゃ。明日は仕事だ。


Sako