※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※ ※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※ ※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※ ※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※ ※スマートフォンの場合は、画面をしばらく押していると※ ※「全て選択」の表示が出ますので、選択してください。※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『ヒトラーの毒見役』“Le assaggiatrici” 2012年に94歳のドイツ人女性が遺した言葉を基にイタリアの 女性作家ロッセラ・ポストリノが著した小説を、2018年12月 2日付題名紹介『エマの瞳』などのイタリア人監督シルヴィ オ・ソルディーニがドイツ語の台詞で映画化した作品。 時代背景は1943年。ナチス・ドイツの敗色も濃くなり始めた 頃のポーランドの田舎町に、空襲が始まったベルリンを逃れ た1人の女性がやってくる。そこは招集でロシアの戦地に向 かった夫の生家のある故郷だった。 そんな都会から田舎町にやってきた彼女だったが、町の郊外 には鉄条網の張られた区域があり、多くのドイツ兵が屯する 異様な風景を気にした彼女に義父はヒトラーの隠れ要塞があ るのだと告げ、総統は列車でやってくると話す。 そして列車の走行音が聞こえた日、彼女の暮らす家にドイツ 人将校が現れ、彼女は他の6人のドイツ人女性と共に要塞の 一室に連れて行かれる。そこには料理の皿が並べられ、それ はヒトラーに出される食事だと告げられる。 こうしてヒトラーの毒見役となった主人公だが、若い女性同 士の確執など、様々な出来事が降りかかってくる。そして戦 況も悪化の一途をたどって行った。 出演はいずれもドイツ人のエリーザ・シュロット、マックス ・リーメルト、エマ・ファルク、オルガ・フォン・ラックヴ ァルトと、オーストリア人のアルマ・ハースーン。 映画は当初世界配給を狙って英語での制作も検討されたが、 COVID-19などの影響で準備が滞るうちに方針が変わり、過去 にチェコ語での監督作品もあるスルディーニの起用が決まっ たそうだ。 実際このような作品で英語の台詞を聞かされるのは興ざめに なることも多いもので、この決断は素晴らしいことだと思え るが、そのため制作規模などが制限されるのは厳しい現実な のだろう。そんな厳しさに打ち勝った作品とも言える。 物語はフィクションで作られたものだが、戦争の愚かしさみ たいなものは明確に描かれた作品ではある。それは戦争を引 き起こした本人の愚かしさでもあり、そんな主導者に率いら れた国民の悲劇を描いた作品だ。 公開は7月31日より、東京地区は新宿武蔵野館、シネスイッ チ銀座他にて全国順次ロードショウとなる。 なおこの紹介文は、配給会社アンプラグドの招待で試写を観 て投稿するものです。
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