| 2026年02月08日(日) |
黄金泥棒、Riceboy/ライスボーイ、アギト−超能力戦争− |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※ ※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※ ※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※ ※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※ ※スマートフォンの場合は、画面をしばらく押していると※ ※「全て選択」の表示が出ますので、選択してください。※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『黄金泥棒』 2021年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭に出品された『夜を 越える旅』が最優秀作品賞及び観客賞をW受賞した萱野孝幸 脚本・監督による2013年に起きた実際の事件にインスパイア されたコメディ作品。 主人公はいたって平凡な主婦。そんな主婦がふと立ち寄った デパートの「黄金展」で展示されていた金のおりんを盗んで しまう。その事件は程なく発覚して、主婦には出品会社との 示談も成立するのだが…。 出品会社の担当者との交渉の過程でもモヤモヤする気持ちの 残った主婦は、あろうことかその会社が所有し、事情があっ て世間には公表できないある黄金茶器の強奪を考えるように なる。そしてその計画を実行してしまう。 製作にはゴールドカンパニーの株式会社SGCが全面協力し て、時価総額数百億円という実際の金工芸品が飾られた中で 撮影が行われたとのこと。撮影では金の反射でライティング が難しかったそうだ。 出演は2025年9月紹介『星と月は天の穴』などの田中麗奈と 2024年1月紹介『身代わり忠臣蔵』などの森崎ウィン。他に お笑い芸人の阿諏訪泰義、モデル出身の石川恋、2025年11月 紹介『新幹線大爆破』などの岩谷健司。 さらに本作のプロデューサーも兼ねる中村祐美子。そして勝 野洋、宮崎美子らが脇を固めている。 実際の事件は前半の金のおりんの窃盗だけだろうが、そこか らかなりハチャメチャな強奪計画が創作されている。それは かなり荒唐無稽ではあるが、泥棒コメディとしてはまあ認め られる作品と言える。 監督は1966年の『おしゃれ泥棒』や『泥棒貴族』、2001年の 『オーシャンズ11』、2018年の『オーシャンズ8』などを先 行作として挙げているが、他にも泥棒コメディでは1964年の 『トプカピ』や1969年と2003年の『ミニミニ大作戦』など、 ジャンルとして成立しているものだ。 まあそんな海外作ほど大掛かりではないが、本作もそれなり に作られてはいるし、それに何より本作では周りに飾られた 金工芸品が全て本物というのは、ハリウッド作品にも負けな い豪華さと言える。 本物の黄金は輝きが全く違うのでそれだけでも楽しめるし、 そこに田中麗奈のキュートさもマッチしている。エンディン グのシーンには続編の期待も持てそうかな? 公開は4月3日(「金」曜日)より、東京地区はTOHOシネマズ 日比谷他にて全国ロードショウとなる。 なおこの紹介文は、配給会社キノフィルムズの招待で試写を 観て投稿するものです。
『Riceboy/ライスボーイ』“Riceboy Sleeps” 自身が8歳の時に韓国からカナダにやってきたというアンソ ニー・シム脚本・監督による異国に暮らす母子の姿を描いた 作品。 物語の中心は6歳の少年。幼い頃にシングルマザーの母親の 都合でカナダに移住し、小学校に通い始めるが母手作りの米 飯のお弁当などで苛めに遭い始める。そこで学校側の提案で 呼び名を西欧風の名前に変えるなどするが…。 そんな呼び名に慣れて行き、カナダでの生活にも馴染んだ若 者は仲間との少し荒れた生活の中で、ふと会ったことのない 父親のことを想い始め母親に問い掛ける。そんな時ある事態 の変化から2人はルーツを訪ねることになる。 出演はソウル生まれでダンサーとしても活躍するチェ・スン ユンと、Netflix 作品などに出演のイーサン・ファン。それ にカナダ生まれで本格的な映画は初というドヒョン・ノエル ・ファン。 さらに監督のアンソニー・シム。他にハンター・ディロン、 ジェリナ・ソン、カン・インソン、チェ・ジェンニュル、イ ・ヨンニョらが脇を固めている。 映画の前半では人種偏見に基づく苛めなど、アメリカや日本 でもぶり返しつつあるレーシズムの問題も描かれるが、物語 の本質はそれよりも異国で生きる母子間の愛情を見事に描い た作品と言える。 それにしても映画の巻頭では、韓国では1980年代まで婚外子 には戸籍も与えられず、そのため海外移住を余儀なくされた という状況が紹介されたのには驚かされた。現在がどうなの かは知らないが、儒教思想の影響なのかな。 そんな韓国の中で統一教会が誕生し、日本にも多大な影響を 与えてきたという事実に思いを馳せると、その思想を持って 進出してきた教会を支援し続ける自民党の在り方には考えさ せられるところもある作品だった。 まあそんなことを訴える作品ではないが、批判的に描いてい ることは明らかで、直近の選挙結果とも併せて日本人として はいろいろ考えてしまうところだ。 公開は4月3日より、東京地区はヒューマントラストシネマ 有楽町、Stranger、渋谷ホワイトシネクイント、アップリン ク吉祥寺他にて全国順次ロードショウとなる。 なおこの紹介文は、配給会社カルチュラルライフの招待で試 写を観て投稿するものです。
『アギト−超能力戦争−』 「仮面ライダー生誕55周年記念作」と銘打たれ、平成&令和 仮面ライダー史上で最高の平均視聴率(11.7%)を叩き出した シリーズ『仮面ライダーアギト』が甦る劇場最新作。 物語の背景は「アンノウン」との戦いに勝利してから20数年 後の現代。当時最前線で戦った警視庁・未確認生命体対策班 は、その後も敵の再来に備えて訓練なども続けており、その 中には特殊強化装甲服G6を纏う女性隊員の姿もあった。 しかしそこにはG3を纏って仮面ライダーアギトやギルスと 共に戦った氷川誠の姿はなかった。そして対策班には、敵再 来の兆候なしとの判断から解散の決定も下されようとしてい た。ところがそんなときに謎の事件が起きる。 そこで<Gユニット>管理官の小沢澄子は仮面ライダーアギ トだった津上翔一に応援を求めるが、今や人気レストランA GITΩのオーナーシェフとなった津上には「アギトの力」 は甦らない。 それでもそこから氷川の行方に関する手掛かりがあり、氷川 奪還の作戦が巡らされる。その一方で奇怪な事件が頻発して 行く。果たして氷川は新たな装甲服G7を纏って謎の敵と戦 うことができるのか。 出演は要潤を始め、藤田瞳子、山崎潤、柴田明良、升毅、秋 山莉奈、田辺季正、樋口隆則、賀集利樹ら2001年シリーズの オリジナルメムバーがほぼ全員再登場する。 そして脚本はシリーズのメインライターを務めた井上敏樹、 監督もメイン監督だった田��竜太という布陣の作品だ。 なお配役では、この他にもかなり重要な役柄で映画初出演の ギャルタレントやお笑い芸人など、異色とも言える人物も登 場しているが、それらは現在は情報解禁前となっている。 要潤は2001年のシリーズが俳優デビュー作ということで、今 や人気スターの原点回帰という作品だが、実際には要の役柄 は仮面ライダーではないし、言ってみれば2番手の役柄だっ た。しかし現状では要の主役は譲れない。 その点で本作の脚本は見事にその難題をクリアしている。し かもしっかりと仮面ライダーにも花が持たされる。そしてこ れらが巧みに織り合わされている。これは本当に良くできた 脚本だ。そんな点にも満足した。 公開は4月29日より全国ロードショウとなる。 なおこの紹介文は、配給会社東映の招待で試写を観て投稿す るものです。
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