| 2013年08月20日(火) |
クロニクル、陽だまりの彼女、ゴースト・エージェント、エリジウム、パッション、今日子と修一の場合、ハウス・オブ・カード、鷹の爪GO |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※ ※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※ ※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※ ※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『クロニクル』“Chronicle” 偶然に超能力を手に入れた若者たちの姿を、正に若者視点で 描いた1985年生まれの新人監督による作品。 主人公は、話し相手は中古のヴィデオカメラだけという高校 生。彼のカメラはアル中で暴力的な父と病気の母と共に暮ら す彼の荒んだ日々を記録し続けている。そんな主人公はある 日、従兄弟に連れて行かれたパーティで女子にカメラを向け たことから殴られてしまう。 しかし会場の外で泣いている姿を見かねた従兄弟とアメフト 部のスター選手が彼を洞窟探検に誘い出す。そしてその洞窟 の奥で不思議な物体に触れた3人は、思わぬ超能力を身につ けていることを知る。こうして超能力を身につけた3人は、 徐々にその力を強化して行くが…。 思いも掛けず手に入れた能力が、一時は彼らを有頂天にし、 彼らを人気者にもして行くが、それはやがて恐ろしい結果を 招いてしまう事になる。 主演は、今年4月紹介『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ /宿命』や、来年公開の『アメイジング・スパイダーマン』 の続編でのハリー・オズボーン役が決まっているデイン・デ ハーン。 共に超能力者になる仲間に、6月紹介『パニック・マーケッ ト3D』に出演し、今秋公開のリメイク版『キャリー』にも 出ているアレックス・ラッセルと、ジョージ・ルーカス製作 の戦争映画“Red Tails”に出演のマイクル・B・ジョーダ ン。 さらに7月紹介『マン・オブ・スティール』に出ていたとい うマイクル・ケリー、モデル出身で2012年『チェリーについ て』では主役を務めたアシュレイ・ヒンショウらが脇を固め ている。 原案と監督はテレビ出身で、本作の後には2015年公開予定の “The Fantastic Four”のrebootへの起用が発表されている ジョッシュ・トランク、そして同じく原案と脚本を、ジョン ・ランディス監督の息子のマックス・ランディスが担当。 厳密な科学考証をするとちょっと気になる部分もあるが、現 代の若者の姿みたいなものはストレートに伝わってくるし、 その辺には無理な展開も無く納得して観ていられる作品だっ た。
『陽だまりの彼女』 2010年1月紹介『ソラニン』と、2012年2月紹介『僕等がい た』の三木孝浩による第3作。前の2作はコミックスの映画 化だったが、今回は「日本ファンタジーノベル大賞」受賞者 ・越谷オサム原作で、累計発行部数が68万部を超えるという ベストセラー小説を映画化した。 主人公は鉄道系の広告代理店で働く新人の営業マン。仕事は 熱心だが少し内気で成績も芳しくない彼が先輩と共に訪れた 下着メーカーの会議室で、彼は中学時代の同級生だった女性 と再会する。 彼女は中学1年生の冬に来た転校生で、少し行動が晩熟で苛 められっ子だった彼女を彼は何度も助け、それが切っ掛けで 一緒に居ることも多かったのだ。しかし中学3年のとき彼が 転校し、以来10年ぶりの再会だった。 そして下着の広告ということで、表現上なかなか許可の下り ない企画を、彼は熱意を持って推進し、その活動には彼女も 協力して2人の仲は順調に発展して行く。やがて2人は彼女 の育ての親の許に結婚の許可を求めに行くが… 元警察官の養父は激しくそれに反対し、彼女の過去の経緯か ら彼にそれを負い切れるかを詰め寄る。それでも駆け落ち結 婚して新居を構えた2人の前に、彼女の秘密の過去が立ちは だかる。 出演は、松本潤、上野樹里。他に玉山鉄二、大倉孝二、谷村 美月、菅田将暉。さらに小藪千豊、西田尚美、とよた真帆、 木内みどり、塩見三省、夏木マリらが脇を固めている。 脚本は、昨年9月紹介『BUNGO』で「注文の多い料理店」の 菅野友恵と「握った手」の向井康介が担当した。 実は、試写の行われた頃に昨年7月に紹介した『画皮 あや かしの恋』の続編が一般公開されていて、この作品は試写が 行われなかったので映画館へ観に行ったが、本作はそれにも 通じる悲恋物。しかしそこに意外な展開が待ち構えているの は、なるほどと納得もさせられる作品だった。 因に物語の舞台が江の島になっていて、それは原作とは異な るようだが、地元を知る者にとってはいろいろな意味で納得 の背景だった。監督はそれも判っているはずだが、プレス資 料などで言及しないのは奥ゆかしいところだ。 映画の中には目に見える魔法のようなものは出てこないが、 ファンタシーであることは間違いない作品で、設定は外国で も通じるものだし、海外のファンタスティック映画祭などに も出品してもらいたい作品だ。
『ゴースト・エージェント』“R.I.P.D.” 2011年7月紹介『グリーン・ランタン』などのライアン・レ イノルズと、2010年12月紹介『トロン:レガシー』などのジ ェフ・ブリッジスの共演で、死後の世界に関わるアクション 作品。 原題の前半のR.I.P.は「rest in peace」の略で死者に贈る 言葉。一方、後半のP.D.は、L.A.P.D.やN.Y.P.D.などでお馴 染みの「Police Department」の略称というもので、つまり 死後の世界を司る警官が主人公のお話。 その主人公の生前は、ボストン警察のエリート警官。しかし ドラッグの売人で警官殺しの凶悪犯を追い詰めたとき、何処 からか発射された銃弾で殉職してしまう。こうして生前が善 人だった主人公は天国に召されるはずが…。 警官としての才能を見込まれた主人公は、成仏できずに現世 をさまよう悪霊を取り締まる「R.I.P.D.」のエージェントに スカウトされる。こうして自分の死に際にも疑問を持つ主人 公は、現世に留まってその謎解きにも挑戦することに。 しかしそれは霊界と現世を繋ぐ巨大な陰謀に立ち向かうこと にもなってしまう。 「CSI:ニューヨーク」の製作総指揮などを務めるピーター・ M・レンコフがダークホース社から発表しているコミックス の原作に基づく脚本は、2010年4月紹介『タイタンの戦い』 などのフィル・ヘイとマット・マンフレディが担当。 その脚本から2010年12月紹介『RED/レッド』などのロベ ルト・シュヴェンケが監督した。 共演はケヴィン・ベーコン、『RED』にも出演のメアリー =ルイーズ・パーカー、『アイアンマン3』のステファニー ・ジョスタク。さらにスーパーモデルのマリサ・ミラー、ベ テラン俳優のジェームズ・ホンらが脇を固めている。 かなり異形になっている悪霊の姿や、それと闘う主人公らの アクションがVFXを駆使して過激に描かれる。そこにさら に天地を揺るがす大迫力のCGIなどが展開される。 それはそれで面白くはあるのだが、実はそこから先が何かピ ンと来ない。それは例えばミラーとホンが演じる主人公らの アバターの話はもっと面白く出来るはずだし、霊界と現世を 繋ぐ陰謀にしても、今ひとつその経緯が明確に描かれていな いのだ。その辺が何となく面映い。 上映時間が1時間36分の作品で、もう少し脚本を練り上げて 大作にして欲しかったかな、そんな気持ちにもなった。ただ まあお気楽に楽しむ分にはこれでも充分かもしれないが、折 角の設定がちょっともったいない気もする作品だった。
『エリジウム』“Elysium” 2010年3月紹介『第9地区』で鮮烈なデビューを飾った南ア 出身ニール・ブロムカンプ監督が、マット・デイモン、ジョ ディ・フォスターを主演に迎えた本格未来SF大作。 時代背景は西暦2154年。世界は21世紀末から環境汚染と人口 増加による荒廃と混乱が進み。富裕層は地表から400km上空 に浮かぶスペースコロニー「エリジウム」に移住。地上に残 された人々は、上空に浮かぶコロニーを見詰めながら汚染の 貧困の中で暮らしていた。 主人公はそんな地上のスラム街に暮らす若者。彼は以前は犯 罪にも手を染めたが、現在はロボット製造ラインで過酷な労 働に耐えている。ところがその彼が作業中に放射線を浴び、 余命5日と診断される。そして彼には、エリジウムの医療装 置に掛かれば全治する病弱の娘を抱える幼馴染が居た。 一方、エリジウムの防衛を管理する女性長官は、地上から不 法に侵入したシャトルを迎撃するが、その手続きはエリジウ ム政府との確執を生む。しかし侵入したシャトルの搭乗者の 1人は医療装置で劇的な回復をしていた。そしてその事実は 地上の人々に希望の火を灯すが… 共演は、『第9地区』にも出ていたシャールト・コプリー、 2001年『シティ・オブ・ゴッド』や2007年12月紹介『アイ・ アム・レジェンド』などのアリス・ブラガ、2006年6月紹介 『天国の口、終りの楽園』などのディエゴ・ルナ。芸達者な 顔ぶれがしっかりした人間ドラマを描き出している。 エンディングクレジットを見ていたら、concept designerの 欄にシド・ミードの名前があり、これは本物だという感じが した。映画に登場するスペースコロニーには天井が無いが、 これは恐らくNASAなどの研究成果に基づくものなのだろう。 そんな現実感のある未来世界が展開されている作品だ。 『第9地区』と同様に脚本もブロムカンプが手掛けたものだ が、解決策などには多少甘い感じはあるものの、これこそが SFファンの観たいSF映画という感じもする。SFファン にも、そうでない人にも存分に楽しめるという感じの作品に なっていた。 少なくとも軌道上に浮かぶスペースコロニーの全容は、過去 の映画には登場していない雄大なもので、これだけでもSF ファンの心を掴みそうだ。 今夏のSF映画は、スーパーヒーロー物やシリーズの新作が 並ぶ中で、新規の作品はなかなか結果が出せないでいたが、 最後に本格SF映画の大本命が登場してきたと言えそうだ。
『パッション』“Passion” 今秋リメイク版が公開される『キャリー』のオリジナル版の 監督としても知られるブライアン・デ・パルマ脚本・監督に よる最新作。 登場するのは、ニューヨークに本社を置く世界的な広告代理 店のベルリン支社を統括するブロンドの女性レイチェルと、 彼女と二人三脚で斬新な広告戦略を打ち出している黒髪の女 性イザベル。しかしイザベルは某日本メーカーから受注した 新型スマートフォンの戦略に不満を持ち、助手を使って独自 に新たなPVを制作する。 そのPVはクライアントの評価も高く、プレゼンテーション は成功となるが、その成果はレイチェルに独り占めされてし まう。しかもレオチェルはそれを踏み台にニューヨーク本社 への復帰の道を開く。そんな仕打ちを受けたイザベルだが、 彼女自身のレイチェルへの忠誠心は揺らがなかった。ある出 来事が起きるまでは…。 出演は、レイチェル・マクアダムスとノオミ・ラパス。その 脇を2011年10月紹介『ブラディ・パーティ』などのカロリー ネ・ヘルフルト、昨年1月紹介『シャーロック・ホームズ: シャドウ・ゲーム』に出ていたポール・アンダースン。因に マクアダムスとラパスも『シャドウ・ゲーム』の共演者だ。 物語は、2010年に発表されてアラン・コルノー監督の遺作と なったフランス映画“Crime d'amour”に基づく。しかし主 人公らの年齢設定が異なりコミカルな風刺劇とされるオリジ ナルに対して、本作の脚本も手掛けたデ・パルマは、それを 見事なサスペンスドラマに改作した。 しかもその作風は、ヒッチコックの再来と言われた1970年代 から80年代のデ・パルマが見事に復活しているものだ。特に 主演の1人にマクアダムスを配した辺りや、ラパスが遭遇す る駐車場での出来事の演出などは、正しくサスペンス映画の 醍醐味といった感じの作品に仕上げられた。 今年7月に紹介した『サイド・エフェクト』の宣伝コピーで は「ヒッチコック風」という言葉が使われていたが、そのと きには何か違和感があった。しかし本作は本物。正にヒッチ コックを髣髴とさせる映画だ。これにはさすがデ・パルマと 思わされた。 デ・パルマは1940年生まれ、1987年『アンタッチャブル』や 1996年『ミッション:インポッシブル』などの大作でも手腕 を発揮したが、僕らにとってはデ・パルマの原点でもあった ヒッチコックの後継者の席に戻ってくれたことは、ファンと して大きな喜びとも言える作品だ。
『今日子と修一の場合』 2007年9月紹介『風の外側』の奥田瑛二監督による同作以来 6年ぶりとなる新作。なお本来は俳優である奥田の監督作品 は本作が5作目となる。 物語の背景にあるのは2011年3月11日の大震災。そして登場 するのは、被災地の出身だが震災のときは諸般の事情により 東京で暮らしていた女と男。 今日子の場合は、漁師の妻として1人息子や義理の両親と共 に三陸の町で暮らしていた。ところが彼女が家計を助けるた めに始めた保険外交員の仕事で、彼女は顧客との関係を疑わ れてしまう。 しかも反論できなかった今日子は、故郷を捨て東京にやって くる。そこで行く当ても無かった彼女は街で声を掛けられ、 紐のような男と同棲生活を始める。そしてその男との暮らし が限界となったとき、3月11日が襲い掛かる。 修一の場合は、リストラされた父親と母親と共に三陸の町で 暮らしていた。ところが大学受験に失敗し、浪人生になった 彼に酒に溺れた父親が暴力を振るい始める。そしてその暴力 が母親に向いたとき、彼は父親を殺してしまう。 こうして少年刑務所に服役した修一は、出所後は故郷に帰ら ず、東京の町工場で働く途を選ぶ。そこに3月11日が襲い掛 かる。その津波で母親が行方不明になった修一は東京で強く 生きることを決意し、大学受験への再挑戦を始める。 そんな今日子と修一は、自らのけじめのために被災した三陸 の地を訪れる。 出演は、監督の次女の安藤サクラと今年4月紹介『フィギュ アなあなた』などの柄本佑。実生活では夫婦の2人が、重い 運命を背負わされた女と男の姿を見事に演じている。他に、 昨年8月紹介『のぼうの城』などの和田聰宏、昨年11月紹介 『ももいろそらを』などの小篠恵奈。さらにカンニグ竹山、 宮崎美子、平田満らが脇を固めている。 奥田監督は震災後の被災地にヴォランティアのつもり入り、 その状況を目の当たりにして「自分が出来るのは映画を撮る ことだ」と思ったそうだ。しかしそれはドキュメンタリーで はなく劇映画だと考えて構想された作品となっている。 その物語は、奥田監督自身が脚本も手掛けたもので、希望に 満ちた未来と厳しい現実とが2人の登場人物によって見事に 描き分けられており、構成はかなりトリッキーだが巧みに現 実を捉えたものと言える。 因に奥田監督は、本作のインタヴューで「これでやっと本当 の意味で監督になったような気がする」と語ったそうだ。
『ハウス・オブ・カード野望の階段』“House of Cards” 2010年10月紹介『ソーシャル・ネットワーク』などを監督し たデイヴィッド・フィンチャーによる初めてのテレビドラマ 作品が、日本ではイマジカBSとネット配信のNOTTVで放送さ れることになり、その第1話、第2話の試写が行われた。 舞台はアメリカ合衆国ワシントンDC。全米50州の何処にも 属さない人口63万人のこの町は、4年に1度のお祭り騒ぎを 迎えている。その町の中心となる大統領府ホワイトハウスの 主が選挙で選ばれたのだ。そして物語は2013年1月、新たな 大統領が誕生するところから始まる。 主人公は、米国議会下院の実力者で院内幹事を務める男性。 新大統領誕生の陰の立役者でもあった彼には、その論功行賞 で国務長官のポストが与えられるはずだった。ところが彼は 新大統領と首席補佐官に裏切られ、そのポストは別の若手議 員に贈られてしまう。 一方、彼には新大統領が所信表明で述べる重要法案を起草す る仕事が与えられるが…。彼はこの機を狙って大統領と首席 補佐官への復讐の陰謀を巡らせ始める。そしてそこにワシン トンの有力紙でネット配信のレポーターを務める駆け出しの 女性記者が登場、彼は彼女に情報をリークする。 出演は、主人公にケヴィン・スペイシー、その妻役にロビン ・ライト、そしてフィンチャー監督が『ドラゴン・タトゥー の女』に起用したルーニーの姉のケイト・マーラが駆け出し の女性記者を演じる。他に上記の『クロニクル』にも出てい たマイクル・ケリー、昨年12月紹介『キャビン』などのクリ スティン・コノリーらが脇を固めている。 現実の2013年1月はバラク・オバマ大統領が再選されている ものだが、本作では新大統領が誕生。ただしその党派などは 微妙に隠されていたようで、実際のアメリカ政界の生々しさ などはあまり描かれていない。 それに代って描かれるのは、主人公の見事な復讐劇であり、 複雑なパワーゲームの中を巧みに潜り抜けて目的を達成する 小気味よさだ。従って本作では、アメリカ政界の現状などを 知る必要もないし、エンターテインメントとしての面白さに 溢れた作品になっている。 なお放送は、9月15日21時からに僕が観たのと同じ第1話、 第2話が連続で先行放送され、レギュラーは10月9日から毎 週水曜日23時、初回は第1話、第2話連続で以後は1時間ず つのようだ。 因に試写の行われた第1話、第2話では、物語は一応の決着 となるが、以後の展開も期待される作りになっていた。
『鷹の爪GO〜美しきエリエール消臭プラス〜』 2009年12月紹介『秘密結社 鷹の爪 The Movie 3』の続き。 前作は3だったが、本作は気分的にGOなのだそうだ。 物語は、主人公の吉田くんのお母さんが病気になり、結社の 面々が故郷島根県にお見舞いに来るところから始まる。その 病気は重いものではなくほっとした吉田くんだったが、帰路 に立ち寄った神社である予言を受けてしまう。それは結社の 命運を左右するものだった。 一方、宇宙の彼方で機械生命体の暮らす惑星ゴゴゴは邪悪な 宇宙帝国の侵略を受けていた。ところがその防衛司令部でお 茶汲み係のオキテマスはある予言を信じていた。それは「青 く輝く惑星に住む耳の尖った男が世界を救ってくれる」とい うものだったが…。 そんな物語に、主人公たちの出自や島根県に関わるギャグ、 一発ギャグなどが絡んで、映画は進められる。また恒例の制 作費インジケーターが画面上部に掲示され、そのメーターが スポンサーが決まると伸びたり、CGIが使われると縮んだ りという展開も前作同様に登場している。 脚本、監督、キャラクターデザイン、声の出演はFROGMAN。 またゲスト声優としてモデル/女優の河北麻友子、稲川淳二 らが登場。他にも意外な人が登場しているものだ。 昨年はJR西日本の管内を旅行していると、鷹の爪団のキャ ラクターが登場するマナーポスターをよく見掛けた。この他 にもタイアップは多数あり、さらに最近ではNHKのEテレ にもレギュラー番組があるとのこと。正に飛ぶ鳥を落とす勢 いのようだ。 そんな状況での本作の公開となるが、作品は前作の紹介のと きにも書いたように常識的というか、ギャグなどにも下品な ものや悪質なものは無く、正に健全な作品になっている。そ れでも僕らが観てニヤリとする出来なのだから、これは見事 というべきだろう。 多少の楽屋落ちなどはあるが、全体的には子どもから大人ま で楽しめる作品。なお試写会での監督の挨拶によると、今年 のねぶた祭りには子どもたちの投票で決まった「鷹の爪団」 の山車も登場したそうで、この勢いは当分止まりそうも無い ようだ。
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