| 2013年04月30日(火) |
初めての告白、オブリビオン、アイアン・フィスト、エンド・オブ・Wハウス、G.I.ジョー2、欲望のバージニア、マーヴェリックス、宿命 |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※ ※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※ ※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※ ※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『初めての告白』“Roman Polanski: A Film Memoir” 2009年に「生涯功労賞」受賞のために訪れたスイスで逮捕さ れたことでも話題になったロマン・ポランスキー監督が、そ の仮釈放中と、釈放後に撮影されたドキュメンタリー作品。 その逮捕の要件となった1977年の事件を始め、1969年8月に 起きたシャロン・テート事件など、監督の波乱に満ちた半生 が自身の口から赤裸々に語られる。 実は1969年の当時、僕はすでに試写会にも通っていて、日本 では同年9月に公開された映画『吸血鬼』は事件の数日前に 観ていた。その作品は吸血鬼伝説を見事に逆手にとり見事な ホラー・コメディとしていたものだが、中でも監督自身が演 じた主人公の怪演ぶりと、撮影後に結婚した女優シャロン・ テートの美しさも際立つ作品だった。 このため、そんな余韻にも浸っていた時に発生した事件には 大きなショックを受けたことを記憶している。そんな事件を ポランスキー監督自身が振り返るシーンは、監督の切実な思 いも如実に伝わってくる感じがした。 ただしそれは一部で、主眼は本作の背景にもある1977年の事 件となる。そこではこの事件が如何に不可解なものであった か、特に事件を担当した判事の意味不明の行動などが克明に 綴られて行く。 それはまあ、本作のインタヴュアーで製作も担当しているア ンドリュー・ブラウンズバーグが、1965年頃からの監督の親 友とのことで、その意向も反映されたものとは思われるが、 それにしても判事の行動の不可解さは何かが裏で動いていた ことを想像させるものだ。 しかし作品はそこも深追いはせず、と言うか深追いしないこ とでかえって観客に事件の不可解さを印象づける構成になっ ている。その辺は巧みという感じもする作品だ。そしてそこ には被害者の告白なども巧みに挿入されている。 そんなセンセーショナルな部分も含めながら、本作ではポラ ンスキー監督の波乱の生涯が紹介される。そこにはパリで誕 生しながら3歳で父親の故郷ポーランドに戻り、ユダヤ人で あることによるナチスの迫害や命運を分ける両親の話なども 登場する。 そして映画監督として認められて行く様子や、成功の中で起 きた悲劇などが綴られて行く。中では、特に初期の作品に対 する様々な思いなどが語られているのも興味深く感じられる 作品だった。
『オブリビオン』“Oblivion” 2010年12月紹介『トロン:レガシー』のジョセフ・コシンス キー原作(グラフィック・ノヴェル)、製作、脚本、トム・ クルーズ主演による未来SF作品。 物語の時代設定は2077年。地球は数10年に亙る異星人の侵略 を受け、かろうじて撃退はしたものの、地球はもはや人類の 住める環境ではなかった。このため人類は土星の衛星タイタ ンに移住を計画し、地球には彼らにエネルギーを供給するた めのプラントのみが残されていた。 そして主人公は、人類のいない地球でプラントの警護の任に 就いている夫婦。彼らはドローンと呼ばれる無人機を操作し て地球に残留する異星人による攻撃からプラントを守ってい るのだ。そんな彼らは機密保持のため記憶を消去されていた が、その任務もあと2週間で終了となっていた。 ところがその夫が、地球が平和だった頃の夢を見はじめる。 そこには妻とは違う女性の姿もあった。一方、地球外に向け た信号が検知され、その発信場所に向かった夫は飛行物体の 墜落を目撃。そこには夢に出てくる女性が冷凍睡眠の状態で 乗せられていた。…… コシンスキー監督は、大学では建築学を学んでいたというこ とで、物語の中では主人公の夫妻が暮らすタワー状の住居が 見事に描かれている。その空中に浮かんでいるかのような住 居が見事に未来を表現しているものだ。 そして登場する惑星探査船や、冷凍睡眠などのキーワードは 『2001年宇宙の旅』も想起させる。その辺も巧みに描かれた 作品と言えるものだった。 共演は、昨年8月紹介『ウォリスとエドワード』などのアン ドレア・ライズブロー、同11月紹介『故郷よ』などのオルガ ・キュリレンコ。 他にモーガン・フリーマン、2009年12月紹介『フローズン・ リバー』などのメリッサ・レオ、2006年2月紹介『ファイヤ ー・ウォール』に出ていたというニコライ・コスター=ワル ドー、2007年7月紹介『デス・プルーフ』などのゾーイ・ベ ルらが脇を固めている。 映像的には間違いなく見事な作品で、それにトム・クルーズ の主演であれば観客は問題なく満足するところだろう。上映 時間も2時間4分をたっぷりと楽しませてくれるものだ。 ただ、僕としては観ていて何箇所かに疑問が生じたもので、 それは自分なりに解釈できたものもあるが、解消できないも のも残ってしまった。その説明が出来るか否か、日本公開は 5月31日なので、出来たらその前に再度試写を観てその報告 もしたいと思っている。
『アイアン・フィスト』“The Man with the Iron Fists” 今回後で紹介する『G.I.ジョー』にも出演しているラップ アーティストのRZAが、原作、脚本、監督、音楽、主演した カンフーアクション作品。 物語の舞台は19世紀の中国。主人公は黒い肌をした名も無い 鍛冶屋。彼の住む村には敵対する2つのグループがあるが、 鍛冶屋は双方から特注の武器の制作を依頼されている。その くらい腕は良いようだ。 そんな一方のグループの首領に、ある日のこと領主の金塊輸 送の護衛の依頼が来る。ところがその金塊に目の眩んだ部下 たちは首領を殺し、敵対するグループの殲滅と金塊の奪取を 策謀し始める。 この物語に主人公の恋人が身を置く娼館の女主人と館の娼婦 たち。その娼館を訪れた謎のイギリス人。さらに殺された首 領の息子。そして金塊輸送を警護する男女の戦士などが絡ん で、壮大なアクション絵巻が展開される。 RZAは、1993年に結成された自らリーダーを務めるチームの 名称ウータン・クランが香港映画に由来しているなど、根っ からのカンフー映画マニアとのことで、本作はその思いの丈 が一杯に詰まった作品と言えそうだ。 ただし、例えば題名は訳せば鉄拳という感じだが、これがま あアジア映画とはちょっと違った感覚で、その辺ではニヤリ とさせられる作品にもなっている。しかもそれらが正しく無 邪気さに溢れているのも楽しい作品だ。 共演は、RZAとは2007年12月紹介『アメリカン・ギャングス ター』で共演してるラッセル・クロウ、2004年4月紹介『キ ル・ビル』などのルーシー・リュー、次に紹介する『エンド ・オブ・ホワイトハウス』にも出演している韓国系のリック ・ユーン。 さらに、2011年5月紹介『ハングオーバー!!』などのジェイ ミー・チャン、格闘家で4度の世界チャンピオンに輝くカン ・リー、6度のWWEワールドチャンプのデヴィッド・バウ ティスタ、2009年2月紹介『新宿インシデント』などのダニ エル・ユー、カルト女優パム・グリアらが脇を固めている。 またアクション監督を、ジャッキー・チェン、サモハンらと 共に「七小福」の1人だったコーリー・ユンが務め、衣装を 2006年2月紹介『SPIRIT』などのトーマス・チョン、撮影監 督は2000年『東京攻略』のチャン・チーインが担当。 そして撮影は上海、浙江省横店で行うなど、見事に香港映画 の陣容で製作された作品だ。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』“Olympus Has Fallen” 2001年『トレーニング・デイ』でデンゼル・ワシントンにオ スカーをもたらしたアントワン・フークワ監督が、ジェラル ド・バトラーを主演に迎え、米大統領府ホワイトハウスを舞 台にしたアクション作品。 物語の始りは、1年半前のクリスマスに起きた大統領車の事 故。その際の警護担当者だった主人公は、事故から大統領の 一家を守り切ることに失敗した。このため彼は解任され、今 は大統領府から離れてデスクワークに就いている。 そんな折、突如大統領府が襲われる。そして大統領と副大統 領、それに国防長官を拉致した襲撃犯は、日本海に展開して 朝鮮半島ににらみを利かす第七艦隊の撤収を要求するが…。 さらに彼らは全米を恐怖に陥れる作戦も進めていた。 この事態に主人公は、元の警護担当者として大統領府の隅々 まで熟知するスキルを活かして単身で潜入に成功。大統領の 救出と合衆国の国土を守るための活動を開始する。 共演は、2011年3月紹介『世界侵略:ロサンゼルス決戦』な どのアアロン・エッカート、『オブリビオン』などのモーガ ン・フリーマン、昨年3月紹介『ブラック&ホワイト』など のアンジェラ・バセット、『オブリビオン』などのメリッサ ・レオ、『アイアン・フィスト』などのリック・ユーン。 また、2007年5月紹介『ゴースト・ハウス』などのディラン ・マクダーモット、昨年1月紹介『ファミリー・ツリー』に 出演のロバート・フォースター。 さらに2008年『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれた こと』などのフィンリー・ヤコブセン、前々回紹介『サイレ ントヒル』などのラダ・ミッチェル、2003年3月紹介『ヤァ ヤァ・シスターズの聖なる秘密』などのアシュレー・ジャド らが脇を固めている。 大統領の名前がアッシャーで、字幕では「お前の〈ハウス〉 だ」と強調しているシーンもある。つまり「ハウス・オブ・ アッシャー」。そして原題には“Fall”ともあって、何とな くエドガー・アランポーの短編小説を思い浮かべたが、本編 の大統領のスペルはAで始まっていてUではなかった。 でもまあちょっとは意識したのかな。 一方、映画の中で発動される〈ケルベロス〉というシステム は、これが実際にあるかどうかは知らないが、それにしても この手順はかなり無茶苦茶でまさかという感じはした。そん なことを気にする人は少ないのだろうが。
『G.I.ジョー バック2リベンジ』 “G.I. Joe: Retaliation” 2009年に世界興収3億ドルを記録した作品の続編。ただし主 演には新たにドウェイン・ジョンスンが迎えられ、その他の 脇役陣には連続して出演する俳優はいるものの、物語の関連 性も薄くて、本作だけで充分に楽しめるようになっている。 その物語は、朝鮮半島38度線でのG.I.ジョー部隊の活動の 様子から開幕するが…。その直後に中東ではパキスタン首脳 に対する暗殺事件が勃発し、世界情勢が一気に緊迫化するこ とになる。 しかもその犯行は、G.I.ジョー部隊の仮面の戦士スネーク アイズの仕業とされ、この事態に米大統領は、全世界に対し てG.I.ジョー部隊の殲滅を宣言。直ちに実行された作戦で 隊員たちは次々に倒されてしまう。 その一方で米大統領は世界の核保有国に対してサミットを呼 び掛け、その席上で全核兵器の廃棄をを要求するのだが…。 その裏には究極のテロ組織コブラの仕掛ける恐ろしい陰謀が 隠されていた。 実は、前作の最後でホワイトハウスに裏切り者のいることが 示唆されて、本作はその流れを汲んだものになっている。し かし展開的にはコブラが新たに潜入させたと解釈しても問題 ないものだ。 そして殲滅作戦を生き延びた数人のG.I.ジョーたちが、伝 説の初代G.I.ジョーらの助けも借りて、自らの存続と世界 平和を賭けて大作戦を展開して行く。その中には東京が舞台 になるシーンも登場していた。 前作に引き続いての出演は、昨年4月紹介『君への誓い』な どのチャニング・テイタム、『スター・ウォーズ』ダース・ モール役で知られるレイ・パーク、今年2月紹介『ヒステリ ア』などのジョナサン・プライス、それに昨年12月紹介『王 になった男』などのイ・ビョンホン。ビョンホンは、前作が ハリウッドデビューだった。 また、ジョンスン以外の新登場では、2010年4月紹介『レギ オン』などのエイドリアン・パリッキ、昨年1月紹介『ドラ ゴン・タトゥーの女』などのエロディ・ユン、2011年6月紹 介『親愛なるきみへ』などのD.J.コートニー、同年9月紹介 『三銃士』などのレイ・スティーヴンスン、そしてブルース ・ウィリスらが登場する。 因に本作は、当初は昨年夏の公開予定だったが、急遽3D化 のために公開が延期された。しかしたっぷり時間を掛けた映 像はかなりの迫力で、特にコブラが繰り出す最終破壊兵器の 威力は凄まじく、これには感嘆した。
『欲望のバージニア』“Lawless” 1931年のアメリカの田舎町を舞台にした壮絶な人間ドラマ。 1930年代のアメリカというと禁酒法時代。都市では密造酒を 扱うギャングが幅を利かせ、それは過去にも幾多の映画で観 てきたものだ。しかし都会があれば田舎もある訳で、そこに も当然ドラマは存在する。本作は、そのような今まであまり 考えもしなかった禁酒法下の田舎の様子を描く。 その物語の主人公は、ヴァージニア州フランクリンで酒の密 造を商いとしている3兄弟。酒の密造が最も盛んだったと言 われるこの土地で、年長の2人は不死伝説と共にビジネスで も名を馳せていた。しかし少し歳の離れた末弟は、なかなか その世界に入れてもらえない。 そんな末弟も、幼馴染の親友が考案した新型の蒸留器で酒の 密造を始めるが、折しも着任した新保安官に目を付けられ、 賄賂の要求に従わない長兄に代わって暴行を受ける羽目に陥 る。それでも森の奥に隠した醸造所で密造した酒でギャング と大きな取引を結ぶことに成功するが… これに都会から流れてきて兄弟と暮らすようになる女や、末 弟が見初めた堅物牧師の娘などが絡んで、成功に酔いしれる 末弟の姿や、徐々にエスカレートする保安官との戦いなどが 描かれて行く。物語は実話に基づくそうだが、都会のギャン グ顔負けの正に壮絶なドラマが展開されるものだ。 出演は、兄弟役に今年1月紹介『ゼロ・ダーク・サーティ』 などのジェイスン・クラーク、昨年7月紹介『ダークナイト ライジング』などのトム・ハーディ、それに2011年6月紹介 『トランスフォーマー』などのシャイア・ラブーフ。 因に配役はラブーフが最初に決定し、彼の意向も汲んで2人 の兄が決められたそうだ。他にジェシカ・チャスティン、ミ ア・ワシコウスカ、ゲイリー・オールドマン、ガイ・ピアー スらが脇を固めている。 監督は2009年『ザ・ロード』でヴェネツィア映画祭金獅子賞 の候補になったジョン・ヒルコート。脚本はミュージシャン で、2007年12月紹介『ジェシー・ジェームズの暗殺』の音楽 なども担当したニック・ケイヴが音楽と共に担当している。 かなり血みどろなところもある作品だが、実話でもある不死 伝説もそれなりに筋が通るように描かれており、よく考えら れた作品と言えそうだ。
『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』 “Chasing Mavericks” 1990年代前半の北カリフォルニアを舞台に、伝説の大波マー ヴェリックスに挑む若者の姿を描いた実話に基づく作品。 物語の始まりは1987年。幼い少年が誤って荒波の海に転落す るが、通りかかったサーファーに救われ九死に一生を得る。 そしてそのサーファーの姿に憧れた少年は、9歳にしてダブ ダブのウェットスーツに身を包み海に乗り出す。それは最初 は上手く行かなかったが… やがて7年後、16歳なった若者は北カリフォルニアでは知ら れたサーファーになっていた。そんなある日、幼い彼は自分 を救ってくれたベテランサーファーが、ロングボードを車に 積んで早朝密かに出かける姿を目に留める。そしてその行き 先で彼は伝説の大波を目の当たりにする。 その大波に果敢に挑戦するサーファーの姿に魅了された若者 は、自らもそこに挑戦することを志すが、それには普段の波 とは異なる身体能力が要求される。しかもエルニーニョが影 響する本当の大波が到来するのは12週間後。その限界への挑 戦に向けて若者の鍛錬が始まる。 台詞の中には、エルニーニョや「日本を襲った台風の名残」 など、日本人にも馴染みの言葉が出てきて観ていて親しみの 湧いてくる作品でもあった。そして物語は、現代の若者にも 語り継がれる早世したサーファーの実話に基づいており、エ ンディングには本人の映像も登場する。 出演は、メジャー映画には初登場のジョニー・ウェストンと 『エンド・オブ・ホワイトハウス』などのジェラルド・バト ラー。バトラーは製作も兼ねての出演だ。 他に、昨年10月紹介『ボディ・ハント』などのエリザベス・ シュー、昨年3月紹介『ブラック&ホワイト』に出ていたと いうアビゲイル・スペンサー、昨年7月紹介『ハンガーゲー ム』に出ていたというリーヴェン・ランビンらが脇を固めて いる。 脚本は、俳優出身で脚本家としてはエミー賞テレビ部門の受 賞経験もあるカリオ・セイラム。なお物語には、若者の師匠 であったサーファーのフロスティ・ヘッソンら関係者の協力 もクレジットされていた。 監督は、1997年『L.A.コンフィデンシャル』でオスカー受賞 のカーティス・ハンスンと、2011年1月紹介『アメイジング ・グレイス』などのマイクル・アプテッドが共同で当ってい る。
『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』 “The Place Beyond the Pines” 2011年1月紹介『ブルーバレンタイン』のデレク・フランシ ス監督による最新作。 物語は3部構成で、巡業サーカスのアクロバット走行が稼業 だったがある事情で町に定住を決めた天才ライダーと、その 町の腐敗しきった警察組織に立ち向かった警官、そして15年 後の彼ら2人の息子たちを巡る物語が展開される。 ただしライダーは犯罪者に身を落とし、彼を追った警官には 大きなトラウマが負わされことになる。そしてそんな親の関 係を知らない息子たちは友人同士になるものの、そこにも暗 い影が覆い被さってくる。 出演は、『ブルーバレンタイン』に続けてのライアン・ゴズ リングと、昨年12月紹介『世界にひとつのプレイブック』で オスカー主演男優賞候補になったブラッドリー・クーパー。 『ワイルド・スピード』シリーズなどのエヴァ・メンデス。 さらに『アメイジング・スパイダーマン』の続編でのハリー ・オズボーン役が決まっているデイン・デハーンと、テレビ ドラマ『SMASH』などのエモリー・コーエン。 他に、2011年11月紹介『アニマル・キングダム』などのベン ・メンデルゾーン、2008年3月紹介『リボルバー』などのレ イ・リオッタ、テレビドラマ『4400』などのマハーシャラ・ アリらが脇を固めている。 因果応報でもないし、壮大でもないけれど、正に宿命という 感じの人間模様。これこそがフィクションの面白さと言える 見事な人間ドラマが描かれていた。そしてそれが映画の醍醐 味とも言える作品だった。 しかも撮影にはかなりの長回しが多用され、それが生み出す 緊張感も物語の緊張感に繋げられている。そんな現実的な感 覚に観客も引きずり込まれてしまうような、そんな感じのす る作品でもあった。 本当の映画を観たい人にはぜひお勧めしたい作品だ。
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