| 2011年12月25日(日) |
戦火の馬、善き人、すべての女に嘘がある、ヒューゴの不思議な発明、三国志英傑伝・関羽、ハンター、英雄の証明、きつつきと雨+年末挨拶 |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※ ※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※ ※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※ ※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『戦火の馬』“War Horse” 11月に『タンタンの冒険』を紹介したばかりのスティーヴン ・スピルバーグ監督の実写による最新作。因にスピルバーグ 監督の実写作品は、2008年『インディ・ジョーンズ/クリス タル・スカルの王国』以来になるものだ。 原作はイギリスの作家マイクル・モーパーゴが1982年に発表 した児童文学。その原作から本作では、2000年『リトル・ダ ンサー』などのリー・ホールと、2003年12月紹介『ラブ・ア クチュアリー』などのリチャード・カーティスが脚色してい る。 なお同じ原作からは、2007年にニック・スタフォードがロン ドンで舞台化し、2008年のオリビエ賞や2011年にはアメリカ のトニー賞で5部門に輝いた作品があり、スピルバーグはそ の舞台を観て触発され、それから7カ月で本作の撮影に漕ぎ 着けたとのことだ。 物語の背景は第1次世界大戦。その開戦の少し前にイギリス の農村デヴォンで1頭のサラブレッドが誕生する。母馬の許 で元気一杯に育ったその仔馬は競売で小作農の一家に買われ るが、それは必ずしもその家に幸運はもたらさない。 やがて戦争が始まり、農家の息子によって調教されたサラブ レッドは軍用馬として徴用される。しかし海を渡って赴いた 欧州戦線では、さらなる数奇な運命がその馬を翻弄し、独仏 の最前線での人と馬のドラマが繰り広げられる。 テーマ的には戦争ものということになるが、本作で描かれる のはその悲惨さであり、それによって翻弄される馬とそれに 関る人々の姿だ。そしてそれは特に第1次世界大戦という背 景によってより際立つものになっている。 出演は、農家の息子にジェレミー・アーヴァイン、その母親 に2008年1月紹介『ウォーター・ホース』などのエミリー・ ワトスン、地主役に今年10月紹介『ロンドン・ブルバード』 などのデヴィッド・シューリス。 他に、今年6月紹介『マイティ・ソー』に出演のトム・ヒデ ルストン、昨年7月紹介『魔法使いの弟子』に出演のトビー ・ケベル、今年9月紹介『サラの鍵』に出演のニエル・アレ ストリュプらが脇を固めている。 舞台劇の影響なのか、本作でも場面が順に転換する構成で、 その場面ごとにドラマが描かれる。それは多少ぶつ切りの感 じもするが、作者の言わんとするところは明確に伝わってく るものだ。それに登場する馬の名演技も見事だった。
『善き人』“Good” 1981年にロンドンで初演され、同年52歳で他界したイギリス の劇作家C・P・テイラーの遺作となった戯曲の映画化。 ナチスが台頭する第2次大戦前のドイツを舞台に、その流れ に逆らいながらも歴史に巻き込まれてしまう大学教授の悲劇 を描く。 主人公は、第1次大戦に出兵し、その後は学業を納めてベル リン大学で文学の教鞭を取りながら小説も発表しているアー リア人の男性。彼には幼馴染みで共に戦場にも行った精神科 医がいたが、妻の主治医でもある医師はユダヤ人だった。 その医師には国外に去ることを勧める主人公だったが、医師 はまだ仕事が残っていると応じず、主人公もまた事態に進捗 には甘く考えていたようだ。そんな主人公がナチスの検閲官 に呼び出され意外な申し出を受ける。それは彼自身と母国の 将来を変えて行くものだった。 オリジナルの戯曲は、突然主人公が歌い始めたり、時間軸が 非直線的に連なるなど、かなり難解なものだったようだ。映 画化では、その特徴は継承しながらも本来のテーマがより判 り易くなるように脚色がなされている。 主演は、1981年の当時は駆け出しで、オーディションを受け るために訪れたロンドンで初演の舞台を観たというヴィゴ・ モーテンセン。そのときに圧倒されたという俳優は、まさか 4半世紀後に自分がその役を演じるとは思っていなかったそ うだ。 共演は、『ハリー・ポッター』シリーズなどのジェイスン・ アイザックス、2007年8月紹介『ヴィーナス』でその時は新 人ながら見事な演技を見せたジョディ・ウィッテカー。 他に、『グリーン・ランタン』などのマーク・ストロング、 『アンダーワールド』などのスティーヴン・マッキントッシ ュ、『ハリー・ポッター』などのジェマ・ジョーンズらが脇 を固めている。 因に舞台は日本でも2度ほど公演されているそうで、その舞 台を僕は観ていないが、仮に舞台の観客からは批判されたと しても、テーマを明確にした今回の脚色は映画化の方法とし ては正しいと思えるものだ。 それほどに見事に、図らずも歴史を作ることになってしまっ た1人の男の悲劇を、本作は明確に描き出していた。
『すべての女に嘘がある』 役者、アイドルからAV、風俗嬢まで様々な女性たちが集ま る女優集団KU.RO.FU.NE.による第1回製作作品。 物語は、精神病院を舞台にしたもので、その病院内で起きた 殺人事件と3人の女性の監禁事件が描かれる。殺されたのは 病院長の後妻、監禁されていたのは病院長の先妻の連れ子と 患者、それに病院に出入りする製薬会社のMR。 そして、警察は監禁されていた女性たちの尋問を始めるが… 彼女たちの証言は微妙に食い違う。ただ一致するのは、殺さ れた被害者によって監禁され、彼女は「罪を認めて懺悔しな さい」と言ったという。 というとで、精神病院で殺人となればサイコ的なお話が展開 されるかと思いきや、これがちょっと外されるところは、案 外新鮮な感じではあった。もっともそれは、期待外れと感じ てしまう人もいるかも知れない微妙な部分だ。 それに上映時間が70分の作品では、結局あまり多くは望めな いもので、特に物語のかなりの部分が説明に費やされるのは 物足りない。やはりこれはもっとドラマを見せるようにして 欲しかった。 脚本と監督は、2009年3月紹介『腐女子彼女。』で助監督を 務めていたという宝来忠昭。最近はショートムーヴィなども 発表しているようだが、恐らくこれが長編第1回作品になる のだろう。映像的には多少凝ったところもあって、それなり に楽しめた。 出演者で、女優陣は上記の通り新人が中心だが、中には昨年 7月紹介『花と蛇3』の琴乃、同11月紹介『ギャングスタ』 に出演のめぐり。他に浅居円、範田紗々、長谷川ミク、かす みりさ、周防ゆきこ、木村葵、新井花菜が集団の構成員のよ うだ。 また、今年9月紹介『GARO』などの蛍雪次朗、2007年1月紹 介『saru』などの高野八誠らが脇を固めている。 正直に言って、ベテランの脇役陣に比べて主演の女優たちの 演技は覚束ないし、まだまだの感じだが、集団としてはこれ 以降も舞台や来夏には映画の第2弾も計画しているようで、 今後に期待して紹介しておくことにしたい。
『ヒューゴの不思議な発明』“Hugo” アメリカの絵本画家で作家のブライアン・セルズニックが、 2007年に発表した児童文学小説(邦訳:ユゴーの不思議な発 明)の映画化。全米図書賞のファイナリストにも選ばれたそ の原作を、2007年『ディパーテッド』でオスカー受賞のマー ティン・スコセッシが監督した。 1930年代のフランス・パリ。主人公のヒューゴは、モンパル ナス駅の壁の中に住む少年。彼は唯一の身寄りだった叔父と 共に、駅の各所に備えられた大時計の修繕やネジ巻の管理を していたが、叔父がいなくなってからも人知れずその仕事を 続けていた。 その一方でヒューゴは、博物館の火災で亡くなった父親の残 した自動人形の修理も続けていたが、父親がメモ帳に書き残 した足りない部品を手に入れるのも一苦労だ。そんなヒュー ゴが目にしたのは駅の片隅にあるおもちゃ屋だった。 駅には浮浪孤児を捕まえる鉄道公安官もいて、その目を掻い 潜って店から小さなおもちゃを盗もうとしたヒューゴは店主 に捕まってしまう。しかも父親のメモ帳も奪われ、途方に暮 れたヒューゴは店主の自宅を突き止めてその孫娘に話し掛け るが…。 それは映画史に残る出来事へと発展して行く。 映画の始祖の1人でもあるジョルジュ・メリエスが、1920年 代に姿を消し、1929年にモンパルナス駅のおもちゃ屋の店主 をしていたところを発見されたのは事実であり、その時、彼 が主演女優だったジャンヌと孫娘と共に暮らしていたのも真 実だ。 つまりこの物語は、主人公ヒューゴと彼の周囲のものを除け ば全て実話に基づくもので、そんな物語が、克明に再現され た当時のパリの風景と、メリエスの作品を中心にした数々の サイレント映画の映像と共に描かれる。 それは特にメリエスの1902年作品『月世界旅行』が大画面に 映写される画面は圧巻で、しかもそれが当時も行われていた 1駒ごとの手着色によるカラーヴァージョンでの上映には、 正に感動の瞬間と言えるものだった。 出演は、2009年5月紹介『縞模様のパジャマの少年』のエイ サ・バターフィールド、今年5月紹介『モールス』のクロエ ・グレース・モレッツ、そして1982年『ガンジー』のガンジ ー役でオスカー受賞のベン・キングズレー。 他に、サッシャ・バロン・コーエン、エミリー・モーティマ ー、クリストファー・リー、ジュード・ロウ、レイ・ウィン ストン、ヘレン・マックロリーらが共演している。 なお本作は、ジョニー・デップ主宰のプロダクション=イン フィニタム・ニヒルの製作作品だが、デップ本人の出演は記 録されていない。ただコーエンやリーなど所縁の俳優が出演 しているのは、デップの意向という感じのするところだ。 SF映画ファンには正に最高の贈り物で、またメリエスが建 設したグラスハウスやその他の撮影風景の再現など、映画フ ァンにとってもこれ以上のものはないと言える作品。本作を 楽しめない映画ファンなどいるはずのない作品だ。
『三国志英傑伝・関羽』“関雲長” 中華街の関帝廟に奉られている中国後漢末期(西暦160年頃) の武将で、劉備の義弟として生涯の忠誠を誓って戦い、後世 は神格化されて関帝聖君(算盤の発明者で商売の神様だそう だ)と呼ばれるようになる関雲長の姿を描いた香港映画。 物語の始まりで関羽は劉備の敵である曹操に捕えられている が、曹操は最高の敬意で関羽を遇している。そして曹操の白 馬の陣地が袁紹の顔良に攻め込まれた際、劣勢となった曹操 は関羽に助けを求め、聞き入れた関羽は顔良を討って曹操に 勝利をもたらす。 この働きでさらに関羽を厚遇する曹操だったが、後漢の皇帝 から爵位を贈られても、関羽の劉備に対する忠誠心は変らな い。ところが曹操の陣地にはもう1人、関羽と同郷で劉備の 許嫁である綺蘭がいて、彼女の存在が関羽の心に影を落とし 始める。 そして曹操は、綺蘭と関羽を劉備の許に送り返すことにし、 その間の各関所には無事通行を許可するよう命令を送るのだ が…。その道中の関羽の前には様々な刺客が現れる。果たし てその命令を下したのは誰なのか。 出演は、関羽役に、共に今年3月紹介の『処刑剣』『孫文の 義士団』や昨年11月紹介『イップ・マン葉問』などのドニー ・イェン。他に2000年『鬼が来た』を監督主演したチアン・ ウェン、2006年2月紹介『SPIRIT』などのスン・リーらが共 演している。 正直に言って話がかなり入り組んでいるというか、大体最初 に敵の捕虜になっているのに頼まれて戦い、しかも勝利に導 く辺りからなかなか話が判り難いのだが、多分『三国志』の 読者にはこれで良いものなのだろう。 それでこの関羽という人物が希代の戦士というか猛将で、行 く先々で死体の山を築いてしまう。その様子がドニー・イェ ンのアクションで描かれるのだから、それはまあアクション 映画としてはこの上のない題材と言えそうなものだ。 そして映画はその期待通りの作品になっている。監督と脚本 は、2002年『インファナル・アフェア』などのアラン・マッ クとフェリックス・チョン。元々は2人の共同脚本をマック が監督していたが、最近はチョンも共同監督に名を連ねてい るものだ。
『ハンター』“The Hunter” イギリスオブザーバー紙が、「21世紀の21人の作家」の1人 に選んだジュリア・リーの原作で、1999年に発表された小説 の映画化。稀少生物を求めて、未開の大自然に挑むハンター の姿を描いたオーストラリア映画。 主人公の男性は、医薬会社の依頼を受けてタスマニア島に降 り立つ。その目的は1936年に絶滅したとされるタスマニアン タイガー。その目撃情報が寄せられ、会社はその生物が持つ 新規な毒素に関わるDNAの採取を傭兵ハンターの彼に命じ たのだ。 こうして島に降り立った主人公は会社が指示した一家の貸間 にベースを置き、未開の森林地帯に分け入って調査を開始す る。しかしそこは森林伐採業者と環境保護団体とが激しく対 立している場所でもあった。 そして環境保護団体の手先と見做された主人公は、団体の中 心人物でもあった父親が行方不明になっている一家と共にそ の矢面にも立たされることになるが…。そこには彼の雇主で ある会社の別の思惑も関っていた。 何しろタスマニア島の大自然がこれでもかと言うくらいに出 てくる作品。その大自然の中で父親が行方不明になっている 一家の幼い姉弟や母親との交流が描かれる。それは孤独なハ ンターの心を徐々に溶かす一方で、大自然の厳しさを教える ものでもある。 出演は、昨年9月紹介『デイブレイカー』でも共演している ウィレム・デフォーとサム・ニール。2003年12月紹介『タイ ムライン』に出演のフランシス・オコナー。それに子役のモ ルガナ・デイヴィスとフィン・ウッドック。 脚本のアリス・アディスンと、監督のダニエル・ネットハイ ムは共にテレビ界の人のようだが、どちらも手堅い仕事をし ている感じだ。また製作は、今年11月紹介『アニマル・キン グダム』のヴィンセン・シーハンが務めている。 映画にはタスマニアンタイガーの実際の記録映像なども挿入 されて、この絶滅したとされる生物への思いも感じられる作 品。その野性生物の尊い命が人間の醜い争いの中で奪われて 行く哀しみも描いている。
『英雄の証明』“Coriolanus” シェイクスピア最後の悲劇と呼ばれる「コリオレイナス」。 その物語の舞台を現代に移して描いたレイフ・ファインズ初 監督作品。 最近では『ハリー・ポッター』のヴォルデモート卿としても 知られるファインズは、元々はイギリス王立演劇アカデミー の出身で、2003年にはロイヤル・シェイクスピア・カンパニ ーにも参加している。 そのファインズが初監督作品として選んだのは、ローマ時代 を背景にした2人の戦士の闘いの物語。しかも本作はシェイ クスピアをそのまま描くのではなく、2000年『グラディエー ター』などジョン・ローガンの脚色で、驚くような作品に作 り変えられている。 映画の時代背景は現代。しかしローマには独裁者がいて、そ のローマに向けて隣国からは近代装備の軍隊が侵略を仕掛け ている。つまりこれは一種のパラレルワールドのような舞台 設定。そしてその舞台の中で、正にシェイクスピアが現代劇 として甦っている。 台詞の多くはシェイクスピアのそのままかとも思わせるが、 登場人物たちの演説や弁論などで素晴らしい言い回しが次々 に述べられる。そこには政治劇のような様相もあって、詭弁 のような弁論には現代政治家の姿も観えて来る。 その一方で戦闘のシーンはセルビアやモンテネグロで撮影さ れたもので、戦火の爪痕が残る市街地でのシーンには正に慄 然とするものがあった。これには戦争を利用している点で釈 然としないものもあるが、これも戦後復興の一環と考えるな ら良しとしよう。 出演は、ファインズのコレオレイナス役に加えて、その宿敵 オーフィディアス役にジェラルド・バトラー、コレオレイナ スの母親役にヴァネッサ・レッグレイヴ、妻役に今年6月紹 介『ツリー・オブ・ライフ』のジェシカ・チャスティン。 他に『ボーン』シリーズのブライアン・コックスや、1996年 『ゴースト&ダークネス』などのジョン・カニ、2005年9月 紹介『ミリオンズ』などのジェームズ・ネスビットらが脇を 固める。 闘うことでしか生きられなかった男の悲劇が、ベテラン俳優 たちの見事な演技合戦で描き出されている。
『きつつきと雨』 2009年『南極料理人』の沖田修一監督が自身のオリジナル脚 本を映画化し、2011年第24回東京国際映画祭のコンペティシ ョンで審査員特別賞を受賞した作品。山間の村に撮影のため やってきた若い監督と、無骨なきこりの男性との素朴な交流 が描かれる。 物語の始まりは、林の中でチェーンソーを使って樹木の伐採 しているきこりの男。その樹木が倒れる先から中年の男が現 れ、撮影中の騒音を止めるように要請される。ここでは助監 督の男ときこりとのちぐはぐな会話が笑い誘う。 しかしこのシーンだけで、その村で映画の撮影が行われてい ることと、きこりの男が既にそれを了解していることの両方 が理解されるのだから、これは始まりからしてなかなか巧み なシナリオと言えるものだ。 そしてひょんなことからその映画にエキストラ出演すること になったきこりの男は、徐々に映画の撮影に飲み込まれて行 くのだが…。何事にも自信の無さげな監督の率いるその撮影 現場には殺伐とした雰囲気が漂い、撮影は行き詰まり掛かっ ていた。 一方、きこりには監督と同年代の息子がいてその息子への思 いが監督と重なって行く。そんなきこりとの何気ない会話が 監督の心に響き、彼を勇気付け始める。そんな紆余曲折の中 でゾンビ映画の撮影が進められて行く。 出演は、役所広司、小栗旬。他に古舘寛治、高良健吾、臼田 あさ美、嶋田久作、平田満、伊武雅刀、山崎努らが脇を固め ている。 役所演じるきこりの、本当に何気ない会話や行動が小栗扮す る監督を勇気付け、そして自信を取り戻した監督の許ではそ れまで協力的かどうかも判らなかった助監督や撮影監督らが 適切な助言を出し始める。 そしてある意味で理想的とも言える撮影現場が形成されて行 く。それは素晴らしい人情味にあふれたシーンだし、そんな 素敵な展開が見事に描かれている作品だった。 なお映画祭で上映されたオリジナルの上映時間は2時間9分 だったが、試写では映画祭のときから冗漫だった部分が少し 再編集されていたようで、一般公開では多少短くなっている かもしれない。 * * 年末に入り、突然の足の痛みに襲われました。現在医者に は椎間板ヘルニアと診断され、絶対安静を命じられておりま す。このため今回の記事はあまり推敲できていませんので、 その点ご了承ください。 また年末のサッカー試合の応援にも行くことができず、今 年はホーム戦は全試合の応援に駆けつけたのに、年内最後の ホーム側での応援に行けなかったのは残念至極です。また今 年はバンコクでの最初の試合も観戦したのに、国内での最後 の試合を観戦できなかったのも心残りでした。 なおサッカーの応援では、九州・山陰、北陸などにも出掛 けましたが、それらの観戦記は、Jリーグファンサイト[J's GOAL]のスタジアムガイドにも、OnthePrductionの名義で投 稿していますので、よろしかったらご覧になってください。 年内は今回が最後の更新になります。また来年もよろしく お願いします。良い年をお迎えください。
|