井口健二のOn the Production
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2007年10月01日(月) 第144回

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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 まずは、この情報から。
 第124回などで報告してきた『LOTR』を巡るピーター
・ジャクスンとニューライン(NL)の訴訟について、審理
を行っていた裁判所の判事から、ジャクスン側の主張をほぼ
認めて、NLに12万5千ドルを支払よう求める裁定の出され
たことが報じられた。
 この裁判では、ジャクスン側がNLに対して適正な興行収
入からの取り分の請求を行っていたものだが、これに対して
NL側は反論の証拠書類などの提出を怠り、結局ジャクスン
側の全面勝利ということになっている。今後は3週間以内に
NL側に再反論の機会が与えられているが、今回の裁定の出
されたのが9月17−21日の週のようで、10月の第2週がその
期限になるものだ。
 それにしても、世界中で何億ドルも稼いだ映画に関する訴
訟の金額が12万5千ドルというのも意外だったが、実はこの
裏には映画テレビのプロデューサー連盟とアメリカ脚本家組
合との間で行われている交渉の関係もあったということで、
お互い面子を掛けた裁判でもあったようだ。その点では予断
を許さない部分もあるが、第142回で紹介したようなNL側
の事情も考えると、このまま決着という可能性も高そうだ。
 ということで裁判が決着すれば、いよいよジャクスン、フ
ィリッパ・ボウエン、フラン・ウォルシュ脚本による“The
Hobbit”3部作が現実味を帯びてくる。JRR・トーキンの
原作から『LOTR/旅の仲間』までを繋ぐ物語は、ジャク
スンらが『LOTR』3部作の映画化の際に行った検討を踏
まえて新たに造り出すもので、その物語が、さらにサム・ラ
イミ監督によって実現されるか…楽しみになってきた。
        *         *
 以下は、いつものように製作ニュースを紹介しよう。
 ダッフルコートに帽子を被り、ウェリントンブーツを履い
て旅行鞄をぶら下げた姿で、欧米では『プーさん』と並んで
人気の高い“Paddington Bear”を実写映画化する計画が、
『ハリー・ポッター』シリーズの製作を進めるデイヴィッド
・ハイマンとワーナーから発表された。
 ロンドンのパディントン駅で迷子で発見された人語を話す
1匹のクマが、ブラウン一家の居候となって、いろいろな騒
動や冒険を繰り広げる。原作は、マイクル・ボンドが1958−
79年に発表した11冊の子供向けのシリーズで、1970年代には
イギリスのBBCテレビでアニメーションシリーズ化もされ
ている。
 この原作シリーズから、今回の計画では、今春公開された
“Mr.Bean's Holiday”が好評のハーミッシュ・マコールが
脚本を書き、実写+クマにはCGIを使って、『スチュアー
ト・リトル』のような映像化を目指すというもの。なおワー
ナーでは、原作シリーズの中の特定の1冊を映画化するので
はなく、シリーズ全体の中からいろいろなエピソードを抽出
して物語を再構築する方針のようだ。
 因に原作には、主人公をロンドンに暮らす海外からの移住
者たちに準えて、異文化間の交流を考える今日的なテーマと
して捉える見方もあるそうだ。
        *         *
 前回はエドワード・ノートンとの共演を報告したばかりの
ブラッド・ピットに、今度はマーク・ウォルバーグとの共演
の計画が発表された。
 題名は“The Fighter”。ウォルバーグ扮するボクシング
ライト級チャンピオンのミッキー・ワードが、チャンピオン
になるまでを描く実話に基づく作品とのことだ。
 この作品でピットは、チャンピオンの異母兄で彼も有能な
ボクサーだったディッキー・エクランドを演じる。しかし彼
は犯罪に走り、収監もされてしまう。その彼が、弟の努力す
る姿を見て再起し、有能なトレーナーとなって共にチャンピ
オンを目指すという物語のようだ。
 因にこの配役は、当初マット・デイモンで企画されていた
が、デイモンのスケジュールが満杯となり、ピットはその代
役での出演となっている。
 それにしても、デイモンの代役にピットとは豪華な交代劇
だが、実のところは来年夏のストライキを控えて、製作現場
はかなり緊急体制になってきたところが伺えるものだ。特に
本作はパラマウントの製作で、ピットは同社のトップを務め
るブラッド・グレイとは切れない間柄だし、その辺で止む無
しというところもありそうだ。
 一方、本作の監督はダーレン・アロノフスキー。アロノフ
スキーは、第59回で紹介したように“The Fountain”の製作
ではピットに降板されてしまったものだが、今回はひょんな
ことから組むことになっている。元々“The Fountain”の製
作は、ピットが監督の才能を認めて進めていたもので、今回
の代役にはこの辺の経緯も絡んでいるのかも知れない。
 撮影は、ノートンとの共演作の“State of Play”に続け
て行われる。今度はリング上で闘う姿も見られるかな?
        *         *
 『ラッシュ・アワー3』が大成功を納めたブレット・ラト
ナー監督と、主演クリス・タッカーのコンビで、次なる計画
が報告された。
 計画されているのは、題名が“Mr.S: My Life With Frank
Sinatra”という作品。1953−68年のシナトラ全盛期を陰で
支えたジョージ・ジェイコブスが、ハリウッド史家のウィリ
アム・スタディエムと共著で2003年に発表した回想録に基づ
くもので、その中には、シナトラとラット・パック、さらに
マリリン・モンローやケネディ兄弟、プレスリー、ディート
リッヒらも登場してくるそうだ。
 その映画化を、タッカーのジェイコブス役で進めようとい
うものだが、すでにタッカーは、今夏にジェイコブス本人に
面会して役作りも行っているとのことで、実現は案外早くな
るかも知れない。
 一方、脚本はスタディエムに依頼されているが、そのスタ
ディエムは、「ブレットは本当に良くラット・パックのこと
を研究している。彼と一緒に仕事をするのは楽しくなりそう
だ。私は、彼が間違いなくシナトラとチャネリングしている
と思うね」と語るなど、かなり好意的な雰囲気で進んでいる
ようだ。
 なお、本業のスタンダップ・コメディアンが超多忙とされ
るタッカーは、『ラッシュアワー3』が久しぶりの映画出演
だったものだが、元々ラトナー監督のデビュー作の“Money
Talks”以来、『ラッシュアワー』の3部作に、“After the
Sunset”など、常に同監督と組んでいるもので、今後も当面
の映画出演は同監督の専属で行くようだ。一方、ラトナーに
は第139回で報告したヒュー・ヘフナーの伝記映画の計画も
あり、こちらも忙しそうだ。
        *         *
 またまたリメイクの話題で、今年9月に作品紹介を掲載し
たデンマークのスサンネ・ビア監督による『ある愛の風景』
(Brodre)を、『スパイダーマン』のトビー・マクガイア、
『ゾディアック』のジェイク・ギレンホール共演で、ハリウ
ッドリメイクする計画が発表された。
 オリジナルの物語は、先月紹介したばかりだが、人格者の
兄と生活破綻者の弟を巡るもので、兄が海外派兵先のアフガ
ニスタンで戦死と報じられ、悲嘆にくれる一家を見た弟は、
心を入れ替え彼らを支える。ところが兄が奇跡的に救出され
て生還。しかし帰還した兄は性格が一変し、自分が居なかっ
た間の弟と妻の関係を疑い出す…というもの。この兄をマク
ガイア、弟をギレンホールが演じる。
 リメイクの脚本は、『X−メン』からのスピンオフで11月
に撮影開始予定の“Wolverine”なども手掛けるデイヴィッ
ド・ベニオフ。監督は『イン・アメリカ』などのジム・シェ
リダンが担当。撮影はこちらも11月初旬に開始の予定になっ
ている。製作は“3:10 to Yuma”が大ヒットを記録したばか
りのリレイティヴィティ・メディア。なおオリジナルは、ア
メリカでは“Brothers”の題名で紹介されているものだ。
 またこの他に、ヨーロッパ映画からは7月に紹介した突然
睡魔に襲われる奇病ナルコレプシーを題材にしたフランス製
の奇想天外コメディ『ナルコ』(Narco)も、“The Secret
Adventures of Gustave Klopp”の英題名で、スパイグラス
社によるリメイクが決まったようだ。
 この作品は、7月の紹介では、もう少し洗練してほしいと
書いたものだが、ハリウッドリメイクということではどうな
りますか。なおこちらのリメイクスタッフはまだ発表されて
いない。因にオリジナルは世界20カ国で公開されたそうだ。
        *         *
 続けて、往年のアクション映画のリメイク情報を2本。
 まずは、日本では1975年にサブウェイ・パニック』の邦題
で公開された作品“The Taking of Pelham One Two Three”
を、『デジャヴ』のデンゼル・ワシントン主演、トニー・ス
コット監督のコンビでリメイクする計画が進められている。
 オリジナルは、ウォルター・マッソー主演、ジョセフ・サ
ージェント監督で、ニューヨークの地下鉄網を背景に、犯罪
者の一味が乗客の乗った地下鉄列車を乗っ取り、環状線をノ
ンストップで走らせたまま身の代金を要求するというもの。
日本では、同年公開の『新幹線大爆破』と前後したために、
スケールの違いなどもあってあまり評判にならなかったが、
マッソーが意外なアクションも披露し、ロバート・ショウら
が演じる犯人たちにも凄味のあったものだ。
 元々はジョン・ゴーディのベストセラーとなった小説の映
画化で、同じ原作からは1998年にテレビドラマ化もされてい
るそうだ。
 その作品を今回は、デイヴィッド・コープの脚色により現
代化してリメイクするもので、ワシントンは、オリジナルで
マッソーが演じた地下鉄の技術担当者ザッカリー・ガーバー
役に挑む。オリジナルの当時とは桁違いに情報化の進んだ現
代で、基本は乗客の安全を最大限に奮闘する姿が描かれる。
 製作は、コロムビア傘下のエスケープアーチスツ。2008年
初旬の製作を目指している。因にコープは“Spider-Man 4”
の脚本をすでに提出したようだ。
 もう1本は、1978年公開のイギリス作品『ワイルド・ギー
ス』(The Wild Geese)のリメイクを、『300』を成功さ
せたハリウッド・ギャングが計画している。
 オリジナルは、アンドリュー・V・マクラクレン監督、リ
チャード・バートン、ロジャー・モーア、リチャード・ハリ
スの主演で、アフリカを舞台に、幽閉された民主化のリーダ
ーを救出するため、ロンドンのアンダーグラウンドから集め
られた傭兵部隊が活躍するというものだ。
 今のところは、ルパート・サンダースという監督が決まっ
ているだけのようだが、配給はワーナーと話し合われている
とのことだ。
        *         *
 後は、SF/ファンタシー系の映画の情報を紹介しよう。
 まずは、第141回で紹介したスーパーマン、バットマン、
ワンダーウーマンなど、DCコミックスのスーパーヒーロー
たちが勢揃いする“Justice League of America”の映画化
計画が急浮上し、2009年夏の公開に向けた製作が決定になっ
たようだ。
 また監督には、前回報告した通り『ハッピー・フィート』
のジョージ・ミラーの起用が発表されている。
 ただし、出演者はシリーズ進行中の作品との兼ね合いでか
なり微妙となっているようで、バットマンのクリスチャン・
ベールに関しては、クリス・ノーラン監督が製作時期の調整
を申し入れたとの情報もあるが、スーパーマンのブランドン
・ラースについては、ドイツで撮影中のブライアン・シンガ
ー監督の意向が掴めず、替りにテレビシリーズからの起用も
噂されている。
 一方、ワンダー・ウーマンの配役には、一時はジェシカ・
ビールの名前が挙がっていたが、これは本人が断ったという
ことだ。この他、フラッシュ役に、『ブレイド3』などのラ
イアン・レイノルズ。グリーン・ランタン役には、『トラン
スフォーマー』などのタイリーズ・ギブスンなど、名前はい
ろいろ挙がっているが、まだどれも正式のものではない。
 そう言えば、以前計画された“The Green Lantern”の映
画化には、ジャック・ブラックが噂されたことがあったが、
今回の情報では全く挙がっていないようだ。
 とは言え、来年のストライキのことを考えると、VFXの
多用される作品ではそろそろ時間が足りなくなる恐れも出て
くるもので、配役は近日中に正式発表になりそうだ。
 脚本は、『Mr.&Mrs.スミス』などのリライトを手掛けた
キアラン&マイクル・マロニーが担当しているもので、この
脚本の評判がかなり良いようだ。
        *         *
 続編の情報で、第135回で紹介した“Terminator 4”の製
作が本気で開始されることになったようだ。
 この続編に関しては、以前の紹介でハルシオンというプロ
ダクションが権利を買収したことを報告したが、さらに今回
は、テレビシリーズの“Sarah Conner Chronicles”を手掛
けるプロデューサーのジェイムズ・マイデルトンが本作の製
作も務めることが報告された。そして10月には、『T3』を
手掛けた脚本家チームのマイクル・フェリスとジョン・D・
ブランカトによるプレプロダクションが開始されるとのこと
だ。
 また、今回の計画では、『T4』は新たな3部作の開幕と
位置付けられており、そこではジョン・コナーによるマシー
ンズに対する戦いが描かれるとされている。ただしそれが、
ジョンと、『T3』に登場したケイト・ブリュスターを主人
公に描くものになるかは、ニック・スタールとクレア・デイ
ンズの出演交渉の如何によるとのことで、出演が叶わなかっ
た場合には、コナーの動きに連動した別の抵抗者たちの物語
として、新たに展開される可能性もあるようだ。
 いずれにしても、この作品も2009年夏の公開を目指すとす
れば、最早時間はあまり残されていない訳で、出演交渉とプ
レプロダクションは早急に進められることになりそうだ。
 一方、前々回にマイクル・ベイ監督がいろいろ物議を醸し
た“Transformers 2”についても、パラマウント=ドリーム
ワークスから、2009年6月29日に全米公開するとの発表が行
われている。
 このスケジュールについては、ベイ監督も主演のシーア・
ラブーフも、契約はほぼ合意に達しているとのことだが、こ
ちらもストライキ前の撮影完了を目指すとなるとかなり忙し
そうだ。しかも、現時点でスティーヴン・スピルバーグとパ
ラマウントの間がいろいろ揉めているとの情報もあり、スピ
ルバーグがパラマウントを離れる可能性もあるようだ。しか
し、仮にそうなっても、この作品へのスピルバーグの影響力
は絶大なものがあり(ベイ監督も、主演のラブーフも、スピ
ルバーグの意向で決まった)、その点ではパラマウント側も
かなり微妙な舵取りが必要になるようだ。
        *         *
 パロディの計画で、クリス・ビショップという脚本家によ
る“Jeff the Immortal”という作品が、ユニヴァーサルで
取り上げられることになった。
 この作品は、ビショップが1986年公開の『ハイランダー』
観た後で思いついたというもので、自分の超自然パワーに気
付いた男が、何とその力を自分のためだけに使ってしまうと
いうもの。まあ、超能力ものではありがちなパターンのよう
にも思えるが、ハリウッドメイジャーが買い上げたというこ
とでは、それなりの作品に仕上がっているのだろう。
 なおビショップは、ワーナー・インディペンデスがリメイ
ク権を獲得した2004年のドイツ映画“Night of the Living
Dorks”のアメリカ版の脚本も手掛けているようだ。
 もう1本、第139回で紹介した“The $40,000 Man”には、
2001年のアカデミー賞脚色賞候補になった『ゴーストワール
ド』のダニエル・クロウズとテリー・ズィワイゴフが参加、
彼らによる脚本のリライトと、ズィワイゴフの監督で進めら
れることが発表されている。因にズィワイゴフは、2003年に
ビリー・ボブ・ソーントンが主演した『バッドサンタ』など
の監督も務めており、このパロディにはかなり強力な助っ人
になりそうだ。
        *         *
 CGIアニメーションの話題で、ザ・ワインスタイン・コ
ープ(TWC)とエクソダス・フィルム・グループという会
社が契約を結び、その第1作として“Navy Seals”という作
品の計画が発表された。
 両社はすでに第106回で紹介した“Igor”という作品を、
10月24日に全米公開することになっているが、これは単発の
契約だった。それが今回は包括契約となったものだ。そして
その第1作の計画が発表されたものだが、この題名何処か記
憶があると思ったら、第81回で同じ題名をディズニーの計画
として紹介していた。
 内容は、海軍で訓練された海洋生物たちの物語ということ
で、たぶん同じ企画と思われるが。だとすると、当時はまだ
ディズニー傘下でミラマックスを仕切っていたワインスタイ
ン兄弟を頼って、企画が流れてきたことになる。正に紆余曲
折という感じのものだ。
 もう1本CGIアニメーションはサミット社から、“Fly
Me to the Moon”という作品を来年2月15日に全米公開する
ことが発表された。
 この作品は、アポロ11号に積み込まれた3匹のハエたちの
物語ということで、ちょっとノスタルジックな宇宙冒険とな
りそうだ。そしてこの作品、実は3Dで製作されていて、公
開は全米1000館以上の3Dシアターでの上映が見込まれてい
る。因に公開はImaxとリアルDの両方で行われるそうだ。
 日本ではなかなか進まないように見える3D化だが、以前
に紹介したナショナル・ジオグラフィックの作品は、横浜で
こっそり上映されていたなど少しずつ進んではいるようだ。
何かのきっかけで一気に拡大してくれることを祈りたいが、
やはり2010年の“Shrek 4”まで待たされるのかな?
        *         *
 最後に、新しい話題をまとめて紹介しておこう。
 『スクービー・ドゥー』を手掛けた脚本家のジェームズ・
ガンが、“Pets”という計画をニュー・リジェンシーで進め
ている。物語は、異星人に拉致された男が、家のペットとし
て育てられるというもので、具体的なお話は不明だが、ちょ
っと気になるところだ。製作はベン・スティラー主宰のレッ
ド・アワーズ、配給はフォックスが担当する。
 『バイオハザード�掘戮魎篤弔靴織薀奪札襦Ε泪襯吋い蓮�
“Zen in the Art of Slaying Vampires”という作品への参
加を発表している。この作品はスティーヴン=エリオット・
オルトマンという作家の原作に基づくもので、マンハッタン
の下流地区を舞台に、カップルが吸血鬼に襲われ、女性は死
ぬが主人公は生き残る。しかし、血を吸う欲望と人としての
理性に苛まれるというもの。そこに「禅」の教えも絡む物語
だそうだ。なお、製作を手掛けるCPプロダクションでは、
本作のヴィデオゲームへの展開も並行して行うようだ。
 もう1本はイギリスから、“Franklyn”という計画が紹介
された。この作品は現代のロンドンと未来の大都市の間で、
4人の孤独な人間たちの魂が交錯するというもの。本作が長
編デビューの監督ジェラルド・マクモローは“Thespian X”
という短編で映画祭などの受賞歴があるようだ。フィルム4
の製作で、製作費は1200万ドル。ライアン・フィリッペ、エ
ヴァ・グリーン、スザンヌ・ヨークらが出演している。


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井口健二