ちむたんのつぶやき
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25年前の今日、いま実家がある街に越してきたのでした。 中学の友達や先輩との涙の別れのあと、次兄の運転する車に父と母と私が乗って、いまは高速道路ができていますが、当時は国道をずっと北上していきました。借りてあった家に着いたのが何時ごろだったのかはっきり覚えていませんが、とにかく深夜でした。 12月の北関東の寒さを完全に見くびっていた私たちは、まずその冷え込みに圧倒されました。電気は来ていましたが、暖房器具はすべて明日到着する引越し荷物の中。人数分の毛布のほかは、かろうじて母が持ってきていた電気毛布があるのみ。 寒くて眠れないという経験を生まれて初めてしました。川崎が恋しくて頬に流れた涙がとてもつめたかったのを覚えています。
両親は北関東の別の県の出身とはいえ、知っている人もいない街。父は勤め先を早期退職して、月給制ではない仕事にかわることになっており(結果的には大正解だったのですが、この時点では良い見込みはあまりありませんでした)、両親ともさぞかし不安だったことでしょう。この頃は父の機嫌が何かにつけ悪く、母にとってはつらい日々だったと思います。
その後父の仕事がどうにか波に乗ってゆとりができ、母の憧れだった一軒家を建て、海外旅行にいったりもできるようになり。 長兄は結婚し、次兄は海外をとびまわり、私は高校から大学へ進学して家を出て。
私が来春から社会人になるという12月に母が病に倒れ、それからまもなく父は母を看るために仕事をやめました。 その2年後の12月に母の病気が再発して、私も会社を辞めて実家に戻りました。 1年ちょっと経った2月に母を見送り、私が7月に東京に出たので、それ以来父はひとり暮らしです。
両親にとって、一番長く住んだ街。 ごく普通の家庭の歴史ですが、25年間、本当にいろいろなことがありました。 出会いも別れもたくさん。 笑いも涙も、たくさん。
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