ちむたんのつぶやき
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2007年02月10日(土) 楽しくもほろにがい旅(その1)

ひとつ前の日記で「父は当分元気でいてくれそう」なんてのんきに書いちゃったとたんに、思いもよらぬことが。

この土日、花巻の志戸平温泉に相棒と二人で出かけることにしていたのですが、その土曜の朝、父からメールが届きました。
先週かかりつけの内科で血液検査をしてもらっていたんですが、その結果貧血があるということでした。前回、ヘモグロビン値が14だったのが今回10.4だそうで。
高齢の男性で貧血が見つかった場合、一番に疑われるのは消化器からの出血なのだそうです。父は今まで中性脂肪などでは引っかかってきましたが、貧血を指摘されたのは初めてでした。
太るからそんなに食べちゃダメ、と私にしょっちゅう怒られているくらい食欲旺盛なので、とても胃腸の病気があるようには見えないのですが、少し調べてみると病気によってはほとんど自覚症状がないものもあるみたいで。
自分の兄が胃がんで亡くなっていることもあり、父はすっかり落ち込んでしまいました。
もともと病院が大嫌いで怖がりな父のこと、どれだけ悪く考えてしまっているかは手に取るように想像できます。
旅行やめて実家に行こうかと言ったのですが、特にこの週末に病院に行くわけでもないし、予定通り行ってきなさいというので決行することにしました。
ほんとうに間の悪い話で、ナーバスになっている父のそばにいるどころか、自分だけで遊びに行ってしまうことに…。そんなほろにがい旅立ちになったのでありました。

ただ、もしこれで入院や手術ということになれば、おととしのペースメーカー手術の時と同様、毎週実家に行くでしょうから、自分の時間はなくなります。気合を入れるつもりで行こうと心を決めて、楽しんできました。
そのわりに行きの新幹線の中ではおなかこわしてたりしたんですけど(苦笑)。自分が調子悪くなっててどうするよ、私。

今回泊まったのは「游泉 志だて」さん。全室露天風呂付きの、いわゆる「おこもり宿」系の旅館です。まだ1年ほどの新しいところなので、どこもかしこもまぶしいくらい新しくぴかぴかで、でも雰囲気はとても落ち着いていて快適です。家具や活けられた花、壁の絵など、調度品もみんな趣味が良くて居心地がよかったですね。
特に素敵だったポイントは二つ。
お部屋の露天風呂と、お食事!!
お部屋と大浴場では源泉が違うので両方お楽しみくださいとのことだったんですが、結局お部屋だけで大浴場には行かなかったくらい気に入りました。きれいな川のほとりで、山が見えて、頭を真っ白にしてひたすらのんびりお湯に浸かって…極楽でしたね。
お食事はとにかく私にとってのストライクゾーンど真ん中なメニューが目白押しで。いやー、ほんとに何食べても美味しくて。
私は珍しく白ワイン、相棒は焼酎をおともにしたのですが、同じメニューでも合わせるお酒でこんなに趣が変わるんだなあと実感しました。一番面白かったのがあわびのお刺身でした。
量ももちろん充分で、お腹がいっぱいになりました。最後の蟹ごはんがお代わりできなかったのが残念でしたが、ある意味それでよかったのかも(笑)。

美味しいものを食べていると、もしかしたらこの先好きなものを好きなように食べられなくなるかもしれない父のことがふと頭をよぎったりして、なんとも切なかったですが。
くいしんぼうだからなあ、うちの家族はみんな…


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