ちむたんのつぶやき
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2006年11月12日(日) 秋季キャンプ初体験だったのだ(その2)

起きたら空には雲が垂れ込めていましたが、その合い間からはみかん色の朝陽がのぞいておりました。昨日のようなにわか雨の不安はあれど、どうやら天気はもちそうな雰囲気、今日はスケジュールどおりに進みそうな予感です。
ホテルの朝食バイキングには当然のように冷やしうどんとじゃこ天がありました。おいしくて朝から食べすぎました(笑)。

ホテルの前からタクシーで坊っちゃんスタジアムへ。運転手さんは巨人ファンでした。去年は古田選手の2000本安打達成試合を東京から観に来たお客さんを乗せたそうです。よかったら帰りも呼んでくださいということで携帯番号入りの名刺をいただいて、足は確保。今日は帰りの飛行機の時間があるのでこれでひと安心。

スタジアム到着。少し風が冷たいですが、よく晴れて気持ちのいい日になりました。うろうろしているうちに選手たちを乗せたバスが到着。みんな私服(というかジャージ)姿でした。こうやって見るとほんと若い。そしてでっかいなあ…。
しばらくするとスタジアムの入り口が開いたので中へ。思い切ってバックネット裏、やや三塁側寄りの最前列に座りました。なんせ神宮では絶対に座れないところですから(笑)。
ちょうどベンチの真上だったので、選手たちが出入りするのを上から拝むことができました。いつもながらの小心者ぶりで、選手がこっちを見てもなんのアピールもできませんでしたが。
その代わりに今日は持参のデジカメで写真をそれなりに撮ってみたんですが、なんせ撮り慣れてないので帰宅してチェックしたら手前のネットにばかりピントが合っており、肝心の被写体はぼやけまくり。まともに撮れているものは皆無に近いありさまでした。くう。修行が足りません。

全員でグラウンドをランニングした後、フェンスを使ってストレッチ。この時いきなりヨネがズボンをがばっと下ろしたので仰天しましたが、両足のももに巻いたサポーターを直していたのでした。双眼鏡でガン見してしまってごめんなさい。足見ちゃったよ。あーびっくりした。<だったら見るなって
これはあとでもう一回くらいやってましたな。よほど気になっていたようです。
続いてキャッチボールして、それからグループに別れ、ボールを使ってのダッシュでした。ピッチャーズはこのあたりからもう別メニューだったはず。ヨネばっかり見てたので(…)よくわかってません。
しかもヨネとノリチカさんが同じグループだったんですよ!これを至福の時と呼ばずしていつ呼ぶのか。
ボールを使ってのダッシュというのは、コーチが投げるボールを、投げた瞬間に走り出して捕りにいくというものです。当然、捕りやすいコースになんて投げません。高いボールや低めの速いボール、そんなん捕れるか!というような遠いボール。基本的には落球するともう一度やり直しという厳しいもので、選手たちはこけつまろびつ必死に走り回っていました。
人によってキャッチする体勢にも個性がすごく出ていて面白かったです。ヨネはキャッチする瞬間ほぼ100%ジャンプしてました。かえって捕りにくくないのかな?と思うほど。
もー、とにかく表情がめまぐるしく変わるんでかわいくてかわいくて。眉間に縦皺寄せてたと思ったら次の瞬間には大笑いしてるし。「うわー!」とか叫んでるし。朝の光の中で緑のグラウンドを駆ける彼らは、一瞬たりともまばたきせずに記憶しておきたいくらい眩しいエネルギーを放っていました。

そう、試合はそれなりにたくさん観ていても練習をこんなに近くで観るのは初めてのわたくし、昨日からつくづく思っていたんですけど、みんななんてすごいことを平気な顔でやっているんだろう、と。
休んでいる時間というのがほとんどないんですよね。当たり前ですが、朝から夕方までずっと動きっぱなし、走りっぱなし。これがもし私だったらウォーミングアップのメニューの最初10分くらいで半死半生になるでしょう(一緒にすんなって…)。
キャッチボールひとつにしても全身を使ってすごい球を投げて、それをキャッチすればグローブからはびっくりするくらい大きな音が聞こえてくるんです。それを職業にすることを許されたほんの一握りの集団なんだから当然とは言え、やっている動作ひとつひとつの複雑さ、負荷の大きさ、レベルの高さが私にとっては新鮮な驚きでした。
ここにいる人たちはみんな、まぎれもなく選ばれたアスリートで、人並み外れた身体能力を持っていて、それを更に高めるために鍛えているんだ、ということを初めて実感したように思います。これが、このキャンプ見学で得た一番の収穫だったかもしれません。

その後は野手が走・攻・守の3グループに分かれての練習でした。
ヨネは走塁からで、福川くん・川本くん・そしてなぜか川端くんと一緒。キャッチャーズ3人一緒なのは当然としても、なぜ川端くん(ルーキーの内野手)なんでしょうね。この日しか見てないのでわかりませんが、単に人数の都合なのかしら。
この川端くん、相棒の愛するイケ(池山隆寛・現楽天コーチ)のかつての背番号36をつけている期待のホープ。
左打ちなのでバッターボックスに立ったときの向きは右打ちのイケとは当然逆なんですけど、体型がすごく似ていて時々ギョッとします。背番号が同じだけではこうは驚かないと思うなあ。立ち姿がほんとにイケの若い頃そっくりで、胸がきゅーんとします(笑)。

さて、走塁練習というのは初めて見ました。
各自ヘルメットを被り、一塁ベースのところに立って、打撃練習組が打つと同時にスタートしていた…ようなんですけど、何をどのように練習してるのか、どシロートの私にはよくわかりませんでした、すんません。
お次は守備練習。キャッチャーズと言えど内野手の一人!ということなのか?これまたよくわかりませんでしたが、サードのあたりでノックを受けてました。ときどき爽やかに笑い交わしてたりするのがたいそうまぶしゅうございました。
打撃練習は、ホームベースのところにケージが二つ並んでいて、それぞれにバッティングピッチャーがついており、バッターは最初に三塁側のケージに入って打ってからそのまま一塁側に移動してまた打つ、という流れでした。
「ただいま三塁側で打撃練習を行っておりますのは○○選手です」というアナウンスも入ってました。
この二つのケージのほか、一塁側ベンチ前ではバント練習用の区画も設けてありましたね。ヨネは今年8月あたりからすっかりバントへたっぴ君の烙印を押されてしまったので、精進して見返してやれー!

ここで選手はランチタイム。私たちは、昨日は抜かりなくパンを買っておいたのに今日はすっかり忘れてました。お腹すきました…。

さて昼休憩明け、選手たちが三々五々ベンチから走り出てくるわけですが、遅れた人も何人かいて、佐藤コーチに「○○遅刻!」と注意されてました。
そして極めつけは「青木、罰金だお前!」と。
かくしてラストに駆け出してきたのはヤクルトが誇るリードオフマン、アオキー、ノリチカー、だったのでした(笑)。ピカイチ人気者だからサインとかで捕まっちゃってたのかもしれませんね。
先に出てきていた皆さんは二人一組になってキャッチボールを始めていますが、ノリチカさんは遅れたもんでお相手がいないわけです。しばしきょときょとしていたのち、一番端でキャッチボールしていた福川・ヨネ組に混ぜてもらい、ヨネと並ぶかたちで二対一でやってました。
…さて、この行動のよってきたるところは?
1)たまたま端っこにいたから入りやすかった
2)ヨネが仲良しだから(以下略)
なーんてな!ときめきをありがとう(笑)。
きゅうくつそうにやってる様子を見かねたのか、結局土橋コーチがグラブを持って走ってきてノリチカさんの相手をしていました。
どうでもいいけど、罰金は払ったのだろうか。

続いては実戦形式のシートバッティング。
フリーバッティングと違い、守備側も定位置について守っています。投げるのも打撃投手の人ではなく、実際のピッチャー(ヘンな言い方ですけど)が登板して、ひとりのピッチャーが5人くらいのバッターと対戦します。
監督やコーチが「ワンナウト1・2塁、カウント1-2」というように指示を出すと、実際にランナー役の人がそれぞれの塁に出て行き、ピッチャーはそのカウントから投げ始めます。
打撃練習・守備練習というよりは、シチュエーションに応じたバッティングや走塁、投球術、守りを考えさせるものなのではないかと…思います。たぶん。
みんなすごく真剣なのが伝わってきて、私にもよくわからないなりにとても見ごたえがありました。
とか言いつつ、一番入れ込んで見てたのはバッターボックスにノリチカさん、そしてキャッチャーがヨネだったときなんですけど…。だって普段の試合では絶対観られないですからねえ(当たり前)。
ランナーはみんな積極的に走ってくるので、キャッチャーファンとしてはドキドキしましたね。
ノリチカさんも当然走ってました。ちゃんとアウトにしてましたよ!(成功されちゃったときもあったけど…)ココロの中で「盗塁王だぞ、刺しちまえ!」とか叫んでいた私(笑)。

ここまでで一応今日の練習は終わりだったようで、その後は野球教室でした。とっても小さな子からずいぶん大きな子まで、色とりどりのユニフォーム姿で集まっています。女の子が混ざっているチームもけっこうありましたし、女子野球チームもいましたね。
先生役の選手たちは最初は10人足らずでしたが、おそらくウェイトなど各自のメニューを終えた人から?だんだん合流してきて人数が増え、最後はほとんどフルメンバーだったのではないかと思います。
このキャンプでキャプテンを務めている宮出さんが最初はメガホンを持って話していましたが、気づいたらメガホンは藤井“オトメ”秀悟さんががっちり握っており、その上見事に仕切る仕切る(笑)
普段は非常にナルで食いしん坊でピュアなブログを展開している秀悟さんですが、今すぐにでも小学校の先生が務まるよ!と相棒と盛り上がっておりました。子供たちと目線が近い感じではあるんですけど、ちゃんとお兄さんであり、指導者を感じさせるんですよね。心がきれいだからなのかなあ…

最初のメニューはグラウンドいっぱいに広がってのキャッチボールでした。子供たちが二人一組になり、その周りを選手たちが歩いては指導するというかたち。
神宮のゲーム、オープニングセレモニーで女子野球チームの子たちが登場してきたときなんだか異様にうれしそうに話しかけていたノリチカさん、今日も女子チームにすかさず近寄っていくのを目撃しました。そのあたりに他の選手もけっこういたので「あれ、ここ混んでんなあ…」みたいな雰囲気でフラフラと遠ざかっていきましたが(笑)。

続いてはポジションごとに分かれて、内野・外野はノックしてキャッチングやスローイングの練習、ピッチャーは投球フォームをチェック、キャッチャーはピッチャーが投げたボールを捕る練習、という感じでした。
当然、見るのはキャッチャーコーナー。
ピッチャーが二組に分かれていたので、福川くん組・ヨネ組と二手に分かれていました。途中、子供たちが持ってるミットをとっかえひっかえはめては右手でポンポンやっていたのが可愛かったです。しばらくして古田PMが登場して来たら、先生という立場を忘れてすっかり子供たちと同化し見とれていたようにも見えました(笑)。素直に憧れの人なんだろうなぁと思っちゃいましたね。

教室のラストはティーバッティング。さすがに全員ではなく、子供たちの中から数人出てきて挑戦。女子チームに見るからに飛ばしそうな体格の女の子がいて、予想通りすごい打球をかっ飛ばしてました。最後に畠山くんがお手本を見せて、終了。

教室が開かれている間、ファールグラウンドでコーチ陣がキャッチボールやノックをやっていたので「ヒマだからかな…?」なんて思ってましたがそうではなく、この後コーチ・スタッフ対女子硬式野球チームの試合が組まれていたからなんですね。「この二遊間、イケるじゃん!」なんて声も飛んでいました。

この試合もとても観たかったですが、そろそろ飛行機の時間が迫ってきていました。
坊っちゃんスタジアムを出て、最後の室内練習場のぞきを敢行しましたが(笑)、残念ながらヨネはいませんでした。
ここにいられるのもあとちょっとだねー、と言いつつベンチに座っていたら、宮出さんがスタジアムから出てきて自転車で室内練習場に。長い足が余っているあの様子も見納めです。
そこへさーっとやはり自転車でヨネが走ってきました!
うわー、最後に姿見られてうれしいー!!
元気よく駆け寄ってハイタッチしているつわものもいましたが、当然そんなことが出来るわけもなく、ちょこっとだけ蛮勇をふるって手を振ってみました(もちろんリアクションはなかったです)。フフフ、自己満足。
でも、ちょっとでもタイミングがズレていたら会えなかったわけで、本当にラッキーでございました。
ほくほくしながら歩き出し、振り返ってこの二日間を過ごしたスタジアムを眺めました。
傾きはじめた晩秋の陽射しに照らされたスタジアムは、とても神聖な場所に見えました。
どうか、今日一日、明日一日を積み重ね戦い抜いてゆこうとする若い彼らを守り育んでください、と心から祈って、スタジアムを後にしました。

朝に乗ったタクシーの運転手さんに迎えに来てもらえたので、空港まではとてもスムーズ。おなかがすごくすいていたので、空港内で揚げて売っているじゃこ天を2枚平らげ、ついでにおまんじゅうも買ってぱくつく始末(笑)。
次兄が松山に行ったら是非食べてと勧めてくれた鯛めしには残念ながらありつけませんでしたが、きっとまた来るだろうからその時に。


とまあ、とにかく充実しまくりの二日間でした。
一日目は天候不順だったこともあり、思うように動けませんでした(公式サイトのレポを見て、本当に私は同じ日にそこにいたのか!?なんて思ったくらい)が、二日目はお天気に恵まれ、慣れも手伝って満足度大幅アップの一日になりました。
トモさんに遭遇できたり、温泉につかったり。アクティブに過ごしてよかった!行ってよかった!としみじみ思ってます。

…かくして、来年2月の沖縄にも今から行く気まんまんです(苦笑)。
行く前も行ってる間も帰ってきてからもまたいろいろあるんでしょうけど、こういう楽しみのために働いてるようなもんだから!!

長い長いレポにお付き合いいただき、ありがとうございました。
こんな分量をエンピツで書くくらいなら、独立したコーナーをサイトに設けたほうがいいよな…という気が、今ひしひしとしております…。


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