ちむたんのつぶやき
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| 2006年01月29日(日) |
禍福はあざなえる縄のごとし(その2) |
相変わらず美味しいいちらくさんの朝ごはんをいただき、日曜朝の日課のマジレンジャーも見て、朝風呂ももちろん入って元気よく出発。 今日は帰りのタクシーも抜かりなく手配して万全の体制。 今日は見事に晴れ上がり、遠くに見える雪をいただいた山がとても綺麗でした。この景色を見られただけでも、冬のこの時期、しかも豪雪の折に天童まで来た甲斐があったなあと感激しました。
日曜ということで、タイミングとしては昨日とあまり変わらない時間に体育館に着いたのに列は昨日より長く伸びていました。日があたってぽかぽかしていましたが、さすがに1時間以上じっと立っていると足の底から冷気が這い登ってくる感じ。 11時、開場になり中に入ると、ちょうどパイオニアが練習中でした。 印象に残ったのは、レギュラーメンバーがコートに入り、控えの子たちがいろいろなサーブ(ジャンプ、ジャンプフローター、フローターなど)を打ち分けてサーブレシーブの練習をかなり長くやっていたこと。 昨日東レのサーブが武富士を苦しめていただけに、やはりレシーブに重点を置いているんだなあと思いました。あとブロック練習も綿密だったなあと。 そんな緊張感みなぎる中、知り合いの方々に「吉原殿中」なんか配ってウケを狙っている私たちだったりしたのですが(笑) トモさんは、ずーっとレギュラーの中にいるわけではなかったのですが、要所要所では呼ばれて一緒に練習していたので、今日もそれなりに出番はあるだろうなという気がしました。 コートの外から見ていたり、他の子たちとパス練習なんかをしている時にコートに入るよう呼ばれると、ハッとして走っていく様子がやっぱりなんか不審というか動物っぽいんですよね(笑)。一度なんか、ネットのポールのところにちょうど立っていたときに呼ばれて、ポールを挟んで左右から交互に素早くひょこひょこ顔を出しながら「どっち?どっちに行けばいいの?」って感じで様子を窺っていて…いやー、可愛くてたまりませんでした。 練習中のトモさんは笑顔いっぱいで、みんなに満遍なく声をかけ、リラックスしたムードを作ろうとしているように見えました。
パイオニアの練習が終わったのでお手洗いにいったら、東レのイェレナ選手が鏡に向かって一生懸命髪を整えていました。そっか、控室には大きい鏡はないんだよね、きっと。元宝塚ファンなので、選手が身支度を整えるのは全部控室でやるような気がしてましたよ。楽屋じゃないんだからさー(笑)
山形で観戦したときにウェイティングゾーンにとても近い席に座ったら、そこにいるトモさんについ目が吸い寄せられてしまい試合に集中できないという経験をしたのを踏まえ、今回はあえてウェイティングゾーンから離れて座っていたため、試合中のトモさんの様子はあまりわかりませんが、そのかわりタイムアウトでコートを走るトモさんはかなり近くで見ることができました。 そして、山形の時にあのタイミングでトモさんに手を振っていたモトコ様はやはりあらゆる意味で超大物なのだなあと妙な感心をしてしまいました。いくら知り合いでも、普通だったらあの難しい顔で走ってるトモさんに手は振れないって。しかも試合中だっていうのに(笑)
試合開始前、両チームが横一列に整列しますが、パイオニアはいつもネットに近い方からキャプテンのマオさん・その隣はフランシー・以下背が高い順で並んでいます。普段はレオさんの隣がトモさんになるのですが、今回は二日間とも二人の間に高橋マキちゃんが入っていました(たぶん正しく背の順で並ぶと、マキちゃんはトモさんとアサコさんの間になるはず)。 私の目が腐っているだけかもしれませんが、土曜にマキちゃんがその位置に立って整列した時、レオさんが「あれ?なんで?」みたいなとまどった表情をかすかに浮かべ、首を伸ばしてマキちゃんの隣にいるトモさんの方を見たように思うんですよね…。 そして日曜は日曜で。 その整列の際はいつも、隣同士で手を叩きあって気合を入れるのがお約束なのですが、トモさんとレオさんはわざわざマキちゃん越しに手を伸ばしてタッチしていたのでした。帰宅してからGAORAの録画を見たらちゃんとそのシーンが映っていたので、私の幻想じゃないです(笑) レオさんがスパイクを決めた時にトモさんが頭をなでてあげていたのももちろんレオトモだよなーと思うのですが、個人的にはこの「マキちゃん越しのタッチ」が今回のベストレオトモシーン(なんだよそれ)だと思います。レオトモにおける、いわゆる“まわりくどさ”が凝縮された仕草ではないかと(笑)。
そして試合の展開はですね。 ご存知の通りの結果でありまして、昨日からの漠然とした不安がまさに現実になっちゃったわけですが。 1セット目こそ、取られはしたもののそんなに内容は悪くなかったと思います。ブロックがきっちりついていて、ワンタッチを上手く取ってチャンスボールにつなげるプレーが随所に見られました。これなら2セット以降期待できるかな、と思いましたが、残念ながらなんとも歯がゆい展開が続きましたね。 昨日の佐和戦のように、コートの中の選手たちがてんでばらばらの方を向いているというほどではなかったんですが、やはりここ一番での集中力が感じられない雰囲気でした。信じられないようなフランシーのスパイクミス連発とか、サーブレシーブ総崩れとか。 第4セットは、巷でも不思議がられているように私も「どうしてここでタイムアウト取って気分を変えてあげないんだろう?」とかメンバーチェンジが遅いな、と思いましたし、トモさんを出した方がいいんじゃないのかなーという気がしてなりませんでした。 監督としては、ファイナルラウンドをにらんだ上でのいろんな目論見があったんだろうとは思いますが。 昨日の第3セットにトモさんがスタメンで入ったことでコートの中が目に見えて引き締まったのを思うと、かえって今日はトモさんを多く使いづらかったかもしれません。いつまでもトモさん頼りでいいのか、というのは確かにあるでしょうし、ここは自分達でなんとか突破口を見つけてほしいという意図もあったのではないかと。4強は仮にここで負けたとしてもおそらく取れるだろうから、当面のライバルである東レとの戦いで目下の問題点を全部炙り出しておきたい考えだったとしても、頷ける感じもなくはないなと。 今日の試合だけを見ていると、東レが良すぎて手も足も出なかったように思います。調子の上がらない選手をきっちりチェックして狙ってきて、またそれにパイオニアがあっさりハマっちゃった、みたいな。相手を崩すお手本みたいなバレーをやらせてしまった感じがします。
試合が終わり、東レの勝利者インタビューが行われている間も、パイオニアの選手は監督を真ん中に円を作ってずっと話を聞いていました。東レの選手たちが生き生きと嬉しそうにしていたのと本当に対照的でした。 引き上げていく時には私たちの座っていたところのすぐ脇を通ったんですが、誰もみな一様に無表情で厳しい雰囲気でありました。
体育館を出て天童駅に向かう頃はすっかり気分が暗くなり、身体中の力が抜けてしまうような気分でしたが、新幹線に乗ってお弁当を食べひと眠りし、目を覚ましたら、車窓には綺麗に雪化粧した山並みが、暮れ始めた紅い空に照り映えて広がっていて。 その美しい景色にすっかり圧倒されつつ眺めていると、まだ終わったわけじゃない、去年3月に決勝で負けた時のような、これで世界が終わってしまったみたいな気分になる必要は全くないんだ、と不思議なくらい自然に思っている自分がいました。 遠征しての負け試合は初めてだったので最初はすごくがっかりしていたんですが、これだって一ファンである自分の応援歴に記されるかけがえのない一ページなんですよね。 悔しいし歯がゆくも思ったけれど、きっとこの先、この悔しさを一瞬で吹き飛ばすような試合を見せてくれるよね、と心から思いました。ファンがそれを願わなくて、誰が願うというのでしょうか。
今回の遠征、新幹線の乗り間違いから始まりタクシーとの行き違い、最後は車内販売で買った「米沢名物すき焼き弁当」についていた温泉卵をこともあろうに座席のテーブルで割って中身を全部テーブルの上にぶちまけてしまうという、最後の最後までなんだかボタンを掛け違えたようなアホトラブル連発だったんですが、これもまあこれで面白かったよなあと。 なんか無理矢理こじつけているような気もいたしますが、とにかく禍福はあざなえる縄のごとし。 今日の悲しさや悔しさを、明日の笑顔と満足に結びつけるのは自分の心と行動だけですから。 前を向いて、元気を出してまいりましょう。
以上、天童大会観戦記でございました。
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