ちむたんのつぶやき
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| 2006年01月28日(土) |
禍福はあざなえる縄のごとし(その1) |
旅は、指定席を取ってあった新幹線を乗り間違えるハプニングから始まった…(絶句)。一体私は何を考えていたのでありましょうか。朝早かったので自由席が空いててよかったです。ヒヤヒヤ。 天童はもちろん一面すっぽり雪景色。あとでタクシーの運転手さんに聞いたらやはり「40年ぶりくらいの大雪」とのことで、まずは足元を気にしながら少し前にお引越ししたフルッティアさんへ行きました。父に名物フルーツポンチッチを送ってみました。
そして県総合運動公園体育館へ。深い雪の中、すでに列ができていました。入り口脇にはテントがあって、玉こんにゃくと芋煮と大八鍋を販売中。玉こんにゃくをいただきました。お醤油味の隠し味でげそが入っていて、深いお味でした。 この日は天気の移り変わりが激しく、並んでいた1時間あまりの間にも雪が降ったりいきなり晴れてみたり。途中から風が出てきて、熱々の玉こんにゃくもあっという間に冷める気温でありました。ちとしんどかったですが、まさかこの数時間後にもっとしんどい思いをすることになろうとは、この時点では夢にも(伏線)。
12時5分前にようやく入場。第一試合の東レ×武富士戦から観ました。 武富士もなかなか強かったのですが、やはりハニーフ以外にせめてもう一人、安定した決定力のあるアタッカーがいないのが東レ相手では厳しかったですね。 東レは、途中から出場してきたキャプテンの向井選手が素晴らしかったです。キャプテンシーとはこういうことよ!というのを、久々に見せてもらったと思います。トスを自分に呼び込む時の「来い!サチ、来い!」という凛とした声が本当に印象的で。この人がいるなら絶対負けない、と東レファンでもない私でさえ思ったのですから、コートの中にいる選手たちはどれほど心強かったことでしょう。身体を張ったレシーブ、威力のあるサーブ、上手くブロックアウトを取ってくるスパイク、どれを取っても完璧としかいいようのない活躍でした。 今シーズンの東レを観るのは初めてだったのですが、レシーブ粘ってくるなあ、強いなあ…と思いつつ第二試合、パイオニア×日立佐和戦。 結果としてはストレートの快勝でしたが、第一セットの終盤くらいから、見ているのがなんだか辛くなってきたのに、自分自身驚きました。
面白くないんですよ。 簡単に勝っちゃったから面白くないんじゃないんです。 パイオニアの試合運びがあまりに散漫で、集中力がなくて、だから面白くない。 パイオニアが調子が良い時に見せる、誰がどこから打ってくるかわからないような、相手を総崩れにさせてしまう怒涛の攻めが全く出ていない。 メンバー一人一人が、ボールが自分のところに来たからレシーブしてセッターに渡し、自分にトスが上がったから相手コートに打ち込む、それで決まればそれでいい、みたいな空気が流れているような気がして仕方ありませんでした。 そりゃ個人個人の能力はすごく高いからなんとか形にして勝つだろうけど、それは正直なところ相手に隙があるからで、これがもし東レのように波に乗っていてしかも地力のあるチームだったら、今の調子では絶対に勝てないと思いました。 今シーズン時々ある「1試合の中でまるで違うチームのように変貌してしまう」現象が、この日も起こっていたように思うのです。突然集中力がなくなって、あれよあれよといううちに連続失点する、そのパターンです。11回のVリーグでもたまにありましたが、今シーズンはなんだかとても多い気がします。
そんないやな雰囲気が私の中で一変したのは、第三セットのスタメンでトモさんが出てきてからでした。 上で東レの向井選手のことを書きましたが、トモさんにもやっぱり同じ性質の匂いを感じます。 この人がコートにいるだけで、一本の糸が通ったようにぴしりとする。それまでどこを見ればいいのか迷っていたメンバーが、この人が指し示すひとつの方向をぴたっと見据えて動き始める。そういう力を感じました。 いや、自分でもそれは私がトモさんファンだから欲目があるよ、とも思いますけど、今日の試合を観た人にはけっこうな確率で頷いてもらえるんじゃないかって気がしますよ…。それくらい、第三セットは動きが違っていました。
ただ、やっぱりトモさんはサーブで狙われてしまうんですよね。第一試合で東レがみんな恐ろしいようにひとくせあるサーブを打ってくるのを見ていたので、明日の東レ戦ではトモさんの統率力を採ってチームの精神性を高めるのか、それとも確実さをやはり重視するのか、監督はどちらの戦略を選ぶんだろう、と思いをめぐらせながら体育館を出たのでした。
そういうシリアスな話は脇に置いといて、今日のトモさんはいつにもまして綺麗でした。 今日はエンドラインに近いところに座っていたので、練習の時も試合でも、トモさんがサーブを打つために下がってきた折、今までで最も近い距離でトモさんの姿を見ることができました。特にサーブ練習で、反対コートが空くのを待っている間、左手に持ったボールをくるっくるっと回しているその手の美しいこと。鍛えぬいた身体が描き出す線の怜悧なこと。眼福で目が潰れそうで「この人が生まれてきてくれてよかった…」と思わず涙ぐんでしまうほどでした。<それは酔いすぎです 試合前後にファンサービスどころじゃないのはいつも通りで(笑)「We will rock you」も不承不承、早く終わんないかなーオーラを出しつつやってましたし、終わった後のプレゼント(節分が近いということで豆でした)も、他の選手は少しずつ場所を移動しながら配っていたのに、トモさんは一箇所で群がってきた観客に「ハイハイハイハイ、早く取って早く早く早く」とばかりに光速で配り、瞬く間に空になったビニール袋を無造作にくしゃっと丸めて淡々と去って行ってしまいましたとさ。そんなところもああ大好き(真剣)。
で。天童温泉に宿を取っていたので、そこに向かいたかったわけですが。
某タクシー会社にエライ目に遭わされました。
私もいいオトナなので(どこがだよ)会社名はあえて出しませんが。 そら、待ち合わせ場所を間違えた私が全く悪くないとは申しませんが、こっちは旅行者で、土地勘が全くないんですけどね(そもそも「中央口」と「正面口」というめちゃくちゃ紛らわしいネーミングもどうかと思うが。わかんないっつーの)。暗く寒い路上で30分待たせたあげく「いないんで他のお客さん乗せちゃいました。もしもう一度呼ぶんだったら込んでますからまた十数分かかりますけど」とは何事か。名前も携帯番号も伝えてあったのに。 悔しさと憤り(プラス寒さによるパニック)で文字通り号泣しましたね、国道13号線の歩道で。 相棒になだめられ、半泣きで104に電話し、別のタクシー会社を教えてもらってかけたらすぐ(ここがポイント)来てくれました。年配の運転手さんがやさしく「寒かったでしょう」と言ってくれてまた涙が出ましたよ。 あやうく冷凍ちむたんいっちょあがり、になるところでした。
おかげで宿に入るのも遅くなっちゃったしさ。ぷんぷん。 でも、芯の芯まで冷え切った身体に温泉のありがたみは格別でした。これ飲みたさに去年5月と同じいちらくさんに泊まったというさくらんぼビールも、相変わらず美味しかったし。 禍福はあざなえる縄のごとし、とつぶやきながら、温まった身体をふとんに横たえたのでありました。
(今日はもうちょっと限界なので、日曜の日記は明日以降に…)
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