ちむたんのつぶやき
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2005年01月30日(日) ホワイトアウト

朝起きたら、海は大荒れ鼠色。波頭を白く蹴り上げるように風が吹き抜けてゆきます。
ぱらぱらと音がするので何かと思えば、小さな白い雪の粒が窓ガラスを盛んに叩いているのでした。まるで、建物ごとフードプロセッサに入ってしまったように縦横無尽に吹雪が舞っています。
うわあ。

本当に不思議でならなかったのが、刻一刻と天候が変わることでした。ほんのさっきまで猛烈に吹雪いていたかと思えば、突然雲が切れて青空が覗きます。でもまたちょっとすると吹雪。
こう、あまりにも目まぐるしく移り変わるので「こんなにころころ変わるんだったら、大丈夫かもしれないじゃん」と考えてしまい、帰る決心がつかなかったんですよ(言い訳)。相棒は冷静に「残念だけど今日の試合は諦めて早い便で帰ろう」と言ったのですが…。
結局どうしても私が我慢できず「最終便の予定だったのを1便繰り上げて、もし試合がもつれても絶対それには間に合う時間に体育館を出る」という消極策に留めてしまったのがいけませんでした。

お宿からタクシーで体育館へ。雪は小止みになっていました。
でもこんなお天気だからきっと昨日より観客は少ないに違いないと思っていたのですが、とんでもない。すごい人出でした。日曜だからなのか、対戦相手の関係なのかわかりませんが。
それにしてもJTの菅山選手は美しかったなあ…<いきなり何だ

そして今日も先頭に立って入ってきたトモさん。チャコールグレーの手袋をはめていて、細い腕の先におっきな手袋がはまっているのがなんとも可愛らしいんですよこれが!
どうも風邪は治っていないようで、しきりに鼻をすすってました(ごめんなさい)。咳もこほこほしてて、時々のどあめを手渡されてなめてました(渡してくれる子はあめを手のひらに載せてて、それを取って口に入れる仕草がこれまた可愛かった)。
アップの途中でネットの支柱に手をかけてじーっとしてるので「ぐ、具合悪いのかしら!?」と思いましたが単なるストレッチだったようです(笑)。それ、なんとなく挙動不審だよトモさん…。
例によって少しずつ薄着になっていったのですが、ユニフォーム姿になってもまだ手袋ははめたままで、マオさんとボールの投げ合いをしてました。パス練習になってやっと外したかな。
腰にたたんで挟むタオルを、今日は渡された時にはいったん返してました。使わないのかな?と思ってたら、しばらくしてからやっぱり挟んでましたが。何かこだわりがあるのだろうか。
胸元に白いものがちらちらするので何かと思って双眼鏡で見たら(おい)、置き針だった…(涙)。
かと思えば、皆がハイタッチしてるのに自分だけ、スタメン紹介の時にスタンドに投げるサインボール(小さいやつ)を探してて慌てて戻ってきてたり(笑)。
アップの時のトモさんは、ほんとに可愛くて飽きないですね。

しかし!
今日の対戦相手は、今回のリーグ戦で唯一2敗しているJTマーヴェラスだったのでした。試合開始時刻が近付くにつれ、気合い入りまくりのトモさんはじめパイオニアの面々。静かな闘気が観客席まで伝わってきて圧倒されそうでした。
その甲斐あって、試合は熱戦ではありましたが、ほぼ終始パイオニアのペースでストレート勝ちでした。JTが4強入りを意識しすぎたのか、ちょっと自滅っぽかったですかね。途中からレシーブもなんとなく淡白になってしまいましたし。
やや危なかったのは2セット目の前半くらい。それも5点差追いついて引っ繰り返しちゃうし!「私達に試合を最後まで見せてくれる気なのね、うふ」とか悦に入ってしまいました(笑)。

そして本日のレオトモ的シーンの白眉は。
確か第3セットだったと思いますが、トモさんが上げた二段トスをレオさんがレフトからビシッと決めた時、トモさんが両肘を曲げたガッツポーズを久々に見せてくれました。その後の笑顔の晴れやかだったこと!
第3セットは二人ともアドレナリン出っぱなしでした。
レオさん、腰に置き針で大変そうでしたがスパイク決定率はなんと6割超えてたそうですし、コースの狙いも打球のキレも素晴らしかったです。

かくしてヒーローインタビューはレオトモでした(トモさん、呼ばれて意外そうな顔してたけどテレビ中継が入ってたためネームバリューで指名されちゃったんですね)。
二人ともベンチ側を向いて話したので、主審側に座っていた私達には顔がほとんど見えなくて残念でしたが、二人が並んで立っているだけでシアワセでした(なぜかレオさんは立ち位置をしょっちゅう変えられていましたが)。
「キャプテンとしてプレッシャーはありませんか」みたいな質問をされたレオさんが「うちにはシニアの人がいて、先頭で引っ張ってくれるので」といったお答えをしていたのですが、その“シニア”の中でも筆頭的立場と思われるトモさんは脇で笑いを堪えているように見えました。

それにしても、シニア…。

じゃあレオさんはご自分のことは“ジュニア”だとお考えなわけですね、と私がインタビュアーだったら突っ込むところだけどな。まあ勝ったからカンベンしてやるぜ、フッ。<何様

次に話し出したトモさんがすごい鼻声だったのにあぜん。
早く帰ってあったかくして寝て!(涙)

というわけで、おかげさまで16時20分の飛行機には楽勝で間に合うね、という時間に試合が終了しまして。
14時50分の約束でタクシーを呼んであったので、体育館を出ました。
ところが!
視界が一面真っ白!
吹雪のカーテンの向こうにかすかに見え隠れしているのが、どうやら頼んでおいたタクシーのようです。一瞬のうちにバッグもコートも白一色になりつつ乗り込みました。
運転手さんはさっきまで試合の中継をテレビで見ていたそうで、パイオニアが勝ったのを大層喜んでくれる優しいおじさまでした。白鳥の飛来地を通った時には親切に教えてくれたり。
飛行機が飛ぶかどうか心配する私達に「晴れた時を見計らって着陸するから絶対大丈夫、めったに欠航なんかしないから」と力強いお言葉に、勇気百倍したのでした。

が、しかし…結局、必死の祈りもむなしく羽田からの便が視界不良で着陸できず引き返してしまい、折り返しの私達が乗る便は欠航になりました。
決して先程の運転手さんが出任せを言ったわけではなく、今の時期でも珍しいくらいの荒れ方だったようです。

空港からバスで鶴岡駅に行き、特急いなほと上越新幹線の指定券を買うための殺気立った列に並び…
本来なら7時くらいには家に帰れているはずでしたが、11時になってしまいました。
翌朝は腰が痛くて目が覚めました。いやはや。

でも、めでたく4強一番乗りでしたし、2試合ともすごくいい試合だったし、あれほどの吹雪にはそうそうこれからもお目にかかれないでしょうし(かかれても困るけど)、なんら後悔はしていないあたりが懲りない私なのでした。

以上、鶴岡大会観戦記でございました。


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