ちむたんのつぶやき
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「かりんとう」と読みます。 この3連休、私も相棒もそれぞれの実家に帰ってきておりまして、今日は連休の中日、街へ出て遊ぶことにしました。
行き先は街の唯一のデパートです。前にあった場所から今の場所に移ってオープンしたのが私達が高校1年の時で、前期の期末テストが終わった日にクラスの女の子で連れ立って遊びに行って以来、ずーっと地元での遊び場です。 もう18年も経っているわけで、当時とはずいぶんお店も入れ替わっていますが、つい先日、4階のレストラン街の以前はラーメン屋さんだったところに「紅茶専門店」がオープンしていました。それが「花林冬」。 紅茶専門店といえば「レピシエ」「マリアージュ・フレール」など素敵なお店が頭に浮かびますが、良くも悪くも田舎なこの街にはそんなしゃれたお店はまずありません。ついでに長年の不景気に苦しむ企業城下町、客単価が高いお店がオープンして長くもった試しはありません。
そんなわけで気になっていたため、相棒も帰ってきている今日、一緒に行ってみることにしました。
お店の入り口のところで、お店の女の子が小さな袋に入れた紅茶を配っていました。最初私達がそのお茶をもらうために寄っていったと思ったようですが、入ろうとしているのだと察した時、彼女がやや驚いた顔をしたように思えたのは…私だけではないでしょう。 ずらっと並んだ紅茶のガラス瓶、テーブルクロスはウィリアム・モリス風のプリント、品良く飾られた花、椅子は可愛い籐細工、どこまでもラブリーな店内に、お客は誰もいませんでした…。ちなみに時間は午後1時過ぎです。確かにお茶には少し早いかもしれませんが、隣の「珈琲館(チェーンのコーヒー屋さんです)」はほぼ満席でした。 メニューを開くと、なかなか本格的な品揃えです。ダージリン・アッサムなどオーソドックスな紅茶から、フレーバーティーやバリエーションティーまで。もちろんレピシエほど種類は多くありませんが、全制覇するには毎週通っても1年はかかりそうな感じです。ケーキもおいしそうだし、もちろんスコーンやサンドイッチもあります。わぁ、目移り。 私はヌワラエリアとプレーンスコーン、相棒はウバとブルーベリースコーンを頼みました。しばらくしてカップが出てきました。ちゃんと温めてあります。次いで出てきたポット。砂時計とティーコゼ付き。ポットは熱くて触れないほど熱いお湯が入っていました。日本茶は少し冷ましたお湯で煎れますが、紅茶は思いっきり熱いお湯を注いで葉をポットの中でぐるぐる踊らせるのが美味しく淹れるポイントです。なかなかいい感じ。 砂が落ちきって、カップに注ぎ飲んだ紅茶は非常に素晴らしいものでした。「紅茶専門店」と名乗っていながらいざ飲んでみるとぬるい色つき水、というワナに幾度も落ちて来た私ですが、ここはその名に恥じぬ紅茶を出してくれました。 その後出てきた大ぶりのスコーンがこれまた絶品で。添えられている生クリームも美味しいし。スコーンにはクロテッドクリームの方が普段は好きですが、これなら文句なしー。相棒と顔を見合わせてニコニコしてしまいました。外は秋晴れ、美味しい紅茶にスコーンでティータイム。こんな幸せが地元で味わえるなんて…。(同郷のヒトビトならこの感覚しみじみわかるはず…)
感激しつつポットから紅茶を三度注ぎ、スコーンを食べ終える頃、ようやく次のお客さんが入ってきました。 お会計の時、紅茶もスコーンもすごーくおいしかった旨熱く伝えてきたつもりですが、あの客入りではかなり不安…。 今後なるべく通い、地元に強大なネットワークをお持ちの相棒のお母上にも宣伝を頼むつもりではありますが、紅茶とスコーンで1300円という値段のあのお店が果たして生き延びていけるかは、神のみぞ知るといった心持ちです。 じゅうぶん元は取れると思うんだけど、とにかく高いってだけで食べ物屋さんがつぶれるんですよね、ここでは。
ちなみにこのお店、宝塚のソリオにある(今もあるよね?)「SARAH」に雰囲気似てます。内装の色調をもう少し淡い感じにするとかなりそっくり(笑)。
そうそう、お茶請けに出たかりんとうも美味でした。紅茶とかりんとうも合うんですね。今度家でも試してみようっと。
た、頼むからつぶれないで…(すでに涙目)
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