へる(ぷ)の日記
へる(ぷ)



 朝に鏡色の雨が降る








鏡色の破片が

憎憎しい朝雨となって

汚濁の街に降り注ぐ

キミがボクの手を握りながら転んだ

あの中道には今

追憶を照らし合わせる水溜りが一つ

ボクに何を思い出させたいのだろう?

燃えるごみの日に捨てた記憶の胎児達が

一斉に産声を上げて

今朝もボクを揺すぶり起こす






誰も居ない一人寝の布団の中で身もだえしながら

この街に降り注ぐ雨の色と同じ

鏡色の涙で枕を濡らす。






「こんな朝はもういらない。」















2003年06月02日(月)
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