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■ あんな奴そんな奴。
何の前触れもなく突然彼は口を開いた
「今朝桜井君の自慢していたゲーム機は高価な最新のモノだ
浮浪者みたいな糞親父と阿婆擦れな糞ババァが
わざわざ掛け算もできない知恵遅れの桜井君のために
2万円も金を出して買い与えたなんて考えられない。
そうだ。
昨日の昼間に僕のママを
ナントカって廃れた打者のサイン入りバットで
脳みそがぶっ飛ぶぐらい殴って
グッチの財布ごと金を奪ったのは
きっと隣のクラスの桜井君に違いない。
やっぱりあいつはそんな奴だ!そんな奴なんだ!」
桜井君は 仰向けで空を眺めながら もう 何も 言わない。
2002年10月27日(日)
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