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■ 駄作「葬春」
春の宵醒め
ふっ…と頬を擽る
華を舞い散らす一陣の風に
騒ぎ立てられる惜別の慕情
昔の想いは土の中
積み重ねられる 心底の土
想い出の墓場で眠る
甘苦の経験
淡い想い出
似合いもしないノスタルジア
悲しい思い出は
紅梅と共に
哀しい思い出は
春告げ桜と共に
葬送された思い出達よ
今 ボクは 限りなく幸福 故に
墓場の底で
眠り給え
もう二度と
目覚めることなかれ
カナシイ思い出達は
今
墓の下に。
思い出に耽り
外を見れば
桜が綺麗な気がする
幻だらけの
春の宵
気づけば「次」が
忙しない「次」が
ボクの心を躍らせる
例えそれが
「次」の華であろうとも
「次」の恋であろうとも
…「また」出会うであろう キミであろうとも…
2002年04月11日(木)
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