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■ 未完「自称詩人の憂鬱」
ネットしても
本読んでも
メールしても
煙草吸っても
無性に切ない
午前1:00
切なさの原因が
自分にあることぐらいわかってるのに
わかりきる努力を放棄して
砂を噛むような想いで
指先に力を込めて
忙しなくキーボードを叩き
言いたくても言えないような鬱憤を
別段なんの技巧もない詩で表そうとする
でも
表そうとしないと
孵ったばかりの想いが
重い夜に押しつぶされるような
そんな
息苦しい思いがするから
今夜も詩なんぞ書こうと思ってしまう
自称詩人なんて
損な生き者ですね
中途半端な感性なんかに頼りきっちゃって
中途半端な技巧なんぞ愛しちゃって
ほんと
損な生き者ですよね
好きだの愛してるだの率直に言えなくて
婉曲な優しさで思いを伝えようとするから
いつだって取り残されてしまう
不器用な自分を愛そうだの言って
都合のよい自己愛に浸ったりするから
ふと気づいたとき
囲まれた壁の高さに慄き震えたりしてしまう
ほんと
詩人なんて
損な生き者なんですよね
ほんと
自称詩人なんて
損な生き者なんです
ほんとに
痛々しいぐらい
損な生き者なんです…
2002年03月19日(火)
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