2009年09月15日(火) |
白髪シリーズ第一弾・「幼稚園入園」 |
いや〜、またまたメーコが日記の更新を怠けていた一年近くの間に、それはそれは色〜んな出来事が起こってしまいました。 「ハロウィーン」なんて何時のことやら?? その後サンクスギビングがあり〜のクリスマスが過ぎ〜の、そして年が明け〜、5月には芋助が保育園を卒園し〜、日本里帰りをして1ヶ月半もグータラした後マイアミに戻って来たら、何と芋助は幼稚園入園ですよ! いや〜、ビビリました。 我が息子が「幼稚園」ですよ! 学校制度が日本とは異なり、フロリダ州のマイアミ・デイド郡では(州内でも郡によって制度が違いまふ)日本で言う「幼稚園の年長さん」からが義務教育。 日本の学年に置き換えると、幼稚園年長〜小学校5年生までが小学校、小6・中1・中2が中学校、中3・高1・高2・高3が高校、っつーコトになっておりまして、6・3・4で、幼稚園の1年が入る分、フロリダ州は日本より1年義務教育期間が長いらしいですわ。 で、我が芋助もめでたく「義務教育開始!」となったワケですが…。 何しろメーコもダーリンも、アメリカの教育制度に関しては「なぁ〜んも知らない」状態でありますからして、それはそれは全てが頭痛の連続。 メーコのつたない英語力を駆使し、保育園の知り合いママさんたちにあれこれ聞き〜の、学校に出向いて詳細を聞き〜のし、どうにか入園手続きを終了。 「あーこれでとりあえず何とかなった」と一息つきーや、今度は学校から「芋ちゃんは英語を母国語としないので、英語のテストを受けて下さい」との連絡が!! 「マジ〜。 これでデキが悪かったら、入園拒否されるんかいなー??」と、テスト前日から胃をキリキリさせてテストに臨んだところ、ウソかホントか未だにその判断基準は定かではありまへんが、芋助は「5段階中4」の成績で、「特別クラスに入らずに、全く問題なく英語を母国語とする子供たちと同じクラスに入れる」レベルと言われ、「ホントに大丈夫なんかいな〜?」という一抹の不安を残しつつも、晴れて幼稚園入園の運びとなったワケでごじゃりまする。 でも。 入園したらしたで、これまた頭痛の連続。 芋助が通う学校では、入学前に揃える文房具一式の他に、学校に寄付しなければならない様々な学用品があったのでごじゃりますが、日の丸日本!で生まれ育ったメーコにとっては、文房具の固有名詞がさぁ〜っぱり分からない。 近所のスーパーに行き〜大手の文具品店に行き〜、「すんまそん、○○ってモノが必要と言われたんどすが、一体どれですか??」と尋ねること数十回。 大体、ノート一冊にしたって、「コクヨ」ならスグに分かるけれど、「コンポジション」って言われたって「はぁ〜??」状態なんだから。 それを、「エルマーズの糊」だの「フィスカーズのはさみ」だの言われても、メーコにはとぉ〜んと分からんがな!! 故に、寄付する文房具を揃えるまでにメーコは体力を殆ど使い果たし、加えて「白髪」のオマケまでもらっちゃいましたがな!! そんなメーコの苦労を余所に、「元祖モジモジ君」の芋助は、新しい環境で物怖じするかと思いきや、「マミ〜、新しい学校楽しいよ〜」と、むっちゃエンジョイしてるんでござんすよ。 まー母親としては喜ぶべきことなのだとは思いまふが、エンジョイし過ぎて、「マミー、芋ちゃんは今度学校のランチを買ってみたい」だの、「マミー、今度はスクールバスで学校行ってみたいよ」だのと、次から次へとメーコの知らないことを要求してくるモンだから、メーコの白髪は増えまくり。 いや〜、でもですねー、新学期が始まってからのこの2週間の間に、むっちゃ増えた白髪と同じくらい色んなことを、メーコは学びましたよ。 まず。 芋助の学校では、生徒は朝食を無料で食べることができること。 メニューは大したことないけれど(シリアル・牛乳・トースト・ソーセージ・ジュース)、それでも無料。 そして、ランチは、メインディッシュとサイドディッシュ・それに牛乳とフルーツかジュースがついて、1日2ドル25セント(日本円で250円くらい)。 生徒たちは、自分の家からお弁当を持って来てもいいし、カフェテリアで日替わりのランチを買っても良し。 ランチを買う際には、親が自分の子供の学生番号(郡から一人一人指定される番号)の口座に前もって入金しておき、子供は会計の際自分の学生番号を入力すれば自動的に差し引かれるという仕組み。 ランチ以外に、スナックやジュースを買う場合は、現金での支払いのみ。 あと、各教室にちゃんとトイレが付いていて、子供たちは、トイレに行きたい旨を先生にちゃんと伝えれば、授業時間内でもトイレに行くことは可能だし、喉が渇いたら、それも先生に言えば教室に備え付けの冷水気で水を飲むことも可能。 いや〜、ビックリ。 日本とアメリカではこんなに違うんっすねー…って感じどす。 前にオーランドで日本語学校の先生をしていた時、夏休みに日本に帰って日本の学校に体験入学をしてきた生徒たちに「日本はどうだった??」と聞いた時、「“キューショク”は楽しかったけど、トイレも水のみも決まった時間にしか行かれないのがイヤだった」と言っていたのが今になって良く分かりまする…。< /DIV> で、芋助はここ最近、週に2日くらい学校で朝ごはんを食べ、ランチを買い、それ以外の日は家で朝ごはんを食べて、サンドイッチやスパゲティなどのお弁当を持って行っておりまする。 トイレと水飲みはどーしているか定かではありまへんが、まー必要とあれば先生に言って済ませているのではなかろうかと推測されまする。 学校での勉強も、メーコの心配を余所に何とかついていっているらしく、最近じゃーメーコも「発音矯正」をされ、5歳の息子に「マミー、ノーノー。 ユーハフトゥリッスントゥミー(ちゃんと聞かなきゃダメだよ)」とバカにされている始末…。 きっと後数年もすれば、「マミー、ユアイングリッシュイズファニィ(ママの英語はヘンだよ)」と言われてしまうんでしょうねぇ…。 このままでは、芋助が小学校を卒業するまでに、メーコの頭は真っ白になってしまうか、もしくは「ストレス死」してしまうかも知れまへんが、まー芋助が逞しく現地の学校に馴染んでいるということは喜ばなくてはならないのでせう。 「幼稚園入園」という出来事は、芋助にとってはモチロンのこと、メーコにとってもむっちゃ重大な出来事なのでありました…。 まる。
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